全国のドクター9,132人の想いを取材
クリニック・病院 161,254件の情報を掲載(2020年7月09日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 尼崎市
  4. 園田駅
  5. 医療法人社団 いちむら歯科クリニック
  6. 一村 幸代 院長

一村 幸代 院長の独自取材記事

いちむら歯科クリニック

(尼崎市/園田駅)

最終更新日:2020/04/01

104157

「歯科医院って、本来は楽しい所なんですよ」と気さくに話してくれたのは「いちむら歯科クリニック」の院長、一村幸代(さちよ)先生。1997年に開業してから22年、地域で患者から慕われている先生だ。スタッフも親しみやすく、会話がはずむ和気あいあいとした温かな雰囲気が院内に広がっている。2人の子どもの子育ても一段落した一村院長は、この夏、クリニックを大規模リフォーム。新しい設備も導入して、さらに診療に力を入れている。すっきりと本音で話してくれ、思わず何でも相談したくなる雰囲気のある一村先生に、歯科に対する苦手イメージが変わるような話をさまざまに聞いた。
(取材日2019年11月28日)

楽しくてまた行きたいと思ってもらえる場所に

先生が普段から大切にされていることを教えて頂けますか?

1

そうですね、まず歯科は嫌な所ではなく、楽しい場所だと感じてほしいと思っています。よく、「歯医者は苦手だ」と言われる方がいますが、歯科医院って、口の中の状態を改善して、体にとって良いことをする場所なんですよ。私はそれを実感してもらうためにも、コミュニケーションを大切にしています。とにかく患者さんとはよく話します。もともと、おしゃべりな性格だからすぐ話しかけちゃうんです。診察室には5台の診察台があるのですが、治療の合間にその間を行ったり来たりして、患者さんに声を掛けて回っていますね。口調もこのまんま(笑)。たくさん話してお互いのことを良く知れば、次に会うのが楽しみになるかもしれませんしね。

お話を聞いているだけでも、歯科を見る視点が少し変わりますね。

私は、歯の治療を通して人と人とのつながりを感じさせてもらっています。以前、しばらく顔を見なくなった高齢の患者さんから急に連絡がありました。介護病棟に入らないといけなくなり、引っ越しをされたそうなのですが、私に歯のケアに来てほしいと言うのです。驚いて駆けつけたら、「遠くまで迷惑かけて申し訳ないけれど、歯のケアは一村先生以外には任せたくなくて」とおっしゃるのを聞いた時は、もう、目頭が熱くなりました。ある病気の告知を受けた患者さんは、そのことを涙ながらに私に打ち明けてくれたこともあります。また、夏休みの帰省中に寄ってくれた大学生の男の子に「虫歯できているよ。ちゃんと家の近くで歯医者を探して行かなきゃだめよ」と言うと、「ここ以外の歯医者に行くのは無理なんだよね」とぼそっと言ってくれたり。本当に、大切な患者さんばかりです。

それは、うれしくなりますね。こちらでは小さい子どもさんもあまり泣かないとか。

2

子どもさんにトレーニングをしているんですよ。まずお母さんに向けてお伝えしていきます。お母さんの中には「ちゃんと診察受けられたらお菓子を買ってあげるね」と子どもさんと約束してくる人がいます。でもこれって、嫌な場所に我慢して行くというイメージがそもそもありますよね。そうではなくて、歯医者は体のために良いことをする場所。ですから、「そんな風に捉えないで下さいね」とお伝えしています。そして子どもさんには、最初は治療しません。まず診察台の上で口を開けてもらい、どんな風に水や空気が当たるかなどを体験してもらって、歯科はいい所だよと説明します。これを1回きちんとすると、多くの場合、2回目以降は嫌がることなく治療を受けられるようになったりするんです。ここに来る子どもたちは皆、笑顔ですよ。ハイタッチして診察台に座ったり、道で会った時でも遠くからでもにこにこ笑ってくれます。

相手に伝わること、ニーズをくみ取ること

どのような治療内容が多いですか?

3

小さい子どもさんから年配の方まで幅広く来て頂いているので、虫歯、矯正、インプラント、入れ歯などさまざまな内容に対応しています。患者さんの悩みには何でも応えたいと思って、どんどん診療の幅を広げています。中でも最近は、噛み合わせに関する内容が多いですね。例えば、頭痛がひどくて脳の検査を受けても異常がなかったという方を診ると、食いしばりの癖があったり。その方にはマウスガードを作製しました。食いしばりや歯ぎしりは、自分では気づきにくいですし、気づいても放ってしまいがちですので、オリジナルの説明書を作って患者さんにわかりやすく説明するようにしています。また、高齢の方には、口の機能改善につながるお顔の体操も一緒にしているんですよ。一人暮らしの場合ですと普段大きな声で話すことも少なくなりますから、ここで「あー」「いー」とお腹から大きな声を出してもらうんです。

先生は矯正歯科を専門に勉強されたそうですね。

はい。大阪大学歯学部を卒業してから5年間、専門的に学んできました。先ほどの歯ぎしりや食いしばりも、矯正・噛み合わせが専門だからこそのアプローチをさせて頂いています。また、当院では、乳歯と永久歯が混在している子どもさんにも対応している透明のマウスピース型装置を使った矯正をはじめ、目立たない裏からのワイヤー矯正など最新の矯正も行っています。そして、今年のリフォームで新しく口腔内三次元スキャナーを導入したので、粘土のようなもので型をとらなくてよくなりました。患者さんのストレスの軽減になると思いますよ。当院のように、矯正歯科専門の歯科医師が在籍していて、矯正中に虫歯になった時も同じクリニック内で虫歯治療の対応が可能な歯科医院はまだ多くはないと思います。

治療の際にはどのようなことを心がけていますか?

4

治療の説明をする際に、相手に伝わっているかどうかを常に意識しています。通り一遍に説明されただけでは、わかりにくいでしょう? だから、私は何回も話しますし、その時に相手の反応を見ながら伝え方を考えます。スタッフも同じように動いてくれるので、相互の行き違いは少ないと思います。また、患者さんのニーズを捉えることも重要です。歯がぐらぐらしていたら、気持ちが悪いから抜いてほしいと思う人もいれば、何としてでも残したいと思う人もいます。それぞれのメリット・デメリットをしっかり伝えるのはもちろんですが、まずは患者さんがどうしたいのか、それを捉えて対応することを大切にしています。

歯のことだけでなく、人とのつながりが大切

スタッフの皆さんもとても気さくな人ですね。

5

もう、10年以上一緒に働いてくれているスタッフもいます。それぞれが得意分野を発揮してくれ、助けてもらっています。以前、スタッフの体調不良が重なって人数が足りなくてピンチだった時、「私、出られます」と言って、小さい子どもを抱っこしながら受付対応してくれた人や、急な訪問診療が入った時に自ら手をあげて同行してくれた人も。私が言わなくても、自分で考えてチームの中で行動してくれる本当に頼れるメンバーです。このスタッフ間の関係が良好だから、患者さんとのコミュニケーションもうまくいくのかもしれません。

院内も素敵な内装でとても居心地がいいです。

開業して20年になるので、新しい設備を導入して大規模リフォームをしました。診察台を1台増やすこともできたので、緊急時の患者さんにすぐ対応でき、スタッフにも余裕が生まれて患者さんとのコミュニケーションがさらに増えたんですよ。さらに診察台には、DVDやテレビが見られるモニターを設置しました。ラグビーワールドカップの時は、どのモニターもラグビー中継一色になって、まるでスポーツバーみたいでしたよ(笑)。患者さんにとっても私たちにとっても、いい空間ができました。

プライベートはどのようにお過ごしですか?

6

休みの日も動き回っていますね。何かしたいことや気になったことがあれば、ぱっと体が動いてしまいます。一時期は子育ても大変でしたけれど、今は子どもたちも成人して手が離れたので、仕事に打ち込んでいます。そう言えば、2人目を出産した時は、4日で復帰したんですよ。どうしても診てあげたい患者さんがいて。今から考えると、ほんと無茶でしたよね(笑)。

読者へメッセ―ジをお願いします。

やはり、「歯医者はいい所なんだよ」と伝えたいです。当院は2階にありますし、場所も一見わかりにくいところにあります。でも、階段を登って頂いたその先には、心がほっとする、そして体が元気になる、そんな場所になっていると思いますよ。メインテナンスで通ってもらっている患者さんに「次は4ヵ月先で」と言ったら、「そんなに先? もう少し早く来たいわ」なんて言ってもらいます。歯医者に対するイメ―ジが少しでも変わればうれしいですね。これからも、人とのつながりを大切にしたクリニックであり続けたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/10万円~、マウスピース型の装置を用いた矯正/45万円~、インプラント治療/25万円~ ※すべて税別

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access