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小嶋 章寛 院長の独自取材記事

こじまウェルネスデンタルクリニック

(川崎市宮前区/鷺沼駅)

最終更新日:2020/06/12

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東急田園都市線の鷺沼駅近くで約20年診療を続けたこじま歯科医院は、リニューアルを機に院名も「こじまウェルネスデンタルクリニック」に改めた。同院の小嶋章寛院長は、治療を適切に行うのはもちろん、予防のための専用ルームも設け、定期検診にも力を入れる「健康サポーター」としての考えを表したと言う。「それに口腔内の健康は、食事や噛み合わせなどの問題も関係し、全身の健康にも大きく関わっています。当院はそうした全身の健康維持・増進にも貢献したいと考えています」。穏やかな笑顔と誠実な話し方が印象的な小嶋院長に、同院の診療方針や診療内容を詳しく聞いた。(取材日2019年5月29日)

予防重視のコンセプトのもとリニューアル移転

リニューアル移転されたことについてお聞かせください。

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移転といっても、これまでと同じビル内での移動なので、駅からの利便性などはこれまで通りです。移転して変わったことは、当院の開院当初からのコンセプトである「予防重視」をさらに明確にするため、予防と治療のスペースを分けたことです。これは来院される患者さんの目的意識を高めていただくのが狙いです。移転後は予防のためのユニットを2つ設け、歯科衛生士が定期検診やクリーニングを担当します。また、他にも院名をこじま歯科医院から「こじまウェルネスデンタルクリニック」に変えました。名前の由来としては、しっかりとした治療に加え、治療後も健康のために通い続けていただける「健康のサポーター」でありたいという思いをお伝えしたかったからです。

どのような方が受診されるのでしょうか。

当院は地域密着のクリニックで、患者さんは近くにお住まいの方に来ていただいています。年齢はお子さんからご高齢の方まで幅広く、予防歯科を中心に、虫歯・歯周病治療、インプラント治療などにも対応します。最近は定期検診の方も増え、全体的に歯の健康についての意識は高まっていますね。一方で口腔機能が未発達なお子さんは増えてきたように感じます。口腔機能とは咀嚼・嚥下・発音・唾液の分泌などを含む多様な機能の総称で、これらの機能がバランスよく発達していないお子さんには、食べるスピードが遅い、口がうまく閉じられない、話し方に癖があるなどの特徴が見られます。そのため、当院で定期検診を受けているお子さんなら、そうした兆候が見られたときにすぐ気づき、早めに対処することができるようにしています。

口腔機能は子どもだけの問題なのですか?

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そうではありません。それぞれの年代で抱える問題は違いますが、ご高齢の場合、口腔機能の衰えが全身の健康にも影響を与えていくオーラルフレイルという考え方が近年注目されています。お子さんが口腔機能を発達させるのとは逆に、高齢になるとそれが衰え、失われていきます。そうなると食べ方や話し方などに影響し、むせたり咳き込んだりと嚥下機能の低下も起きます。加えて食の好みが変わるケースもあります。うまく噛めないのでお肉や食物繊維の多い食事などを避け、炭水化物が中心のやわらかい食事を選ぶようになります。この結果、体形は以前とそう変わらないのに体脂肪率や内臓脂肪が増える「隠れ肥満」になり、生活習慣病につながることも考えられます。当院の待合室に高精度の体組成計を置いているのは、そうした体の中身の変化を普段から意識していただき、歯と食と全身の健康について考えてほしいからなんです。

長期的な視点で患者に適した治療法を選択

こちらの診療方針や目標を教えてください。

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治療はもちろん、治療後の良い状態を保ち、予防によって新たな悪い部分を作らないことを目標としています。このため当院では予防で長く通っていただくことを前提に、歯科衛生士も痛みがなくソフトなタッチでクリーニングを行い、患者さんに「気持ち良かった、また来よう」と思っていただけるようなケアを努めています。そして検診や治療のたびに口腔内写真を必ず撮影し、患者さんの口の中の状況を時系列で追えるようにしています。何か変化があったときや治療の経過や結果について、患者さんが見て理解しやすいというメリットがあります。患者さん自らが口腔内の変化に興味を持っていただければ、治療や予防に臨んでいただける意識が変わってくると考えています。

治療はどのような進められているのですか?

初診の方には、治療では何を求められているか、また普段の生活はどのように過ごされているのかなどを問診から詳しく伺います。そこから全身の健康をサポートするという考えのもと、治療後の良い状態を長く維持することができ、患者さんが望まれる生活に戻れるような治療法を患者さんと一緒に検討していきます。また以前は自歯をなるべく長く歯を残すこと重視した治療をしていましたが、最近はただやみくもに残すのではなく、明らかに問題がある歯を残すメリット・デメリットを患者さんにご提示し、相談の上で治療法を決定するようになりました。例えば虫歯や歯周病などで悪くなった歯を治療して残しても、口腔内の環境が変わらなければすぐに再発も考えられ、そのたびに周囲の健康な歯や歯の土台となる歯槽骨に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、歯全体の状態を正しく捉え、最善の治療法をご提示するのが必要になってきます。

歯周病の治療にも力を入れていると聞きました。

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歯を長持ちさせるため、歯周病の治療は開院当初から注力してきたテーマの一つです。昔は「歯周病って?」を説明することから始まり、「痛くないのになぜ治療を?」と患者さんから質問を受けることもありましたが、最近はそうしたやり取りは少なくなりましたね。ただ歯周病は決して簡単な病気ではありません。最初に口腔内の歯周ポケットを中心に歯周病菌を清掃し、必要なら欠損の部分などを補う治療をします。これでいったん腫れなどを抑えていきますが、その状態は定期的に歯周ポケットを清掃しないと続きません。ですから治療後の定期検診は必要になってきます。歯周病は40代から増えるといわれていますが、歯周病になりやすい方は20代、30代から歯ぐきが腫れやすいなどの兆候が出ているので、そうした患者さんには歯周病に注意するようアドバイスしていますね。

地域に根差したクリニックとしての活動にも積極的

地域と連携した歯科医療も重視されているのですか?

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神奈川県歯科医師会が設置した在宅歯科医療地域連携室の相談担当に私もなっており、地域にお住まいのご高齢の方からご相談を受ける立場でもあります。また、当院の患者さんで、通院が難しくなった方には訪問診療に伺うことも対応しています。訪問できるのが私一人なので、診療時間外など時間帯には制約がありますが、できる限りのことをしています。口は消化器官の入り口で、栄養を取り込むという大切な役割を持ちます。そのため訪問歯科診療では口腔環境を整え、誤嚥性肺炎などを防ぐと同時に、普段の食事でしっかりと噛んで食べれることで栄養吸収が良くなり、体調が改善することも期待できます。ですから体調が悪化してから訪問歯科診療を始めるのでなく、予防のためにも早期から伺えればと思っています。

地域の子どもたちに対する歯科医療についても教えてください。

近くの小学校や保育園で校医・園医を務めていますが、親御さんの意識の高さもあり、虫歯は少なくなったと感じています。ただ、これからもお子さんの口腔内を健康に保つには、毎日3食しっかりよく噛んで食べることや、虫歯になりにくい間食の取り方などを、本人の生活習慣として身につけることを重視していただければと思います。また私は特別支援学級のお子さんに、歯の磨き方や口腔内の健康についての知識を学んでもらう指導も行っています。これは、なるべく多くのお子さんに早いうちから適切な口腔ケアを身につけてほしいという思いがあるからです。これからも地域に根差したクリニックとして、こうした活動も続けたいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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ただ治すだけではなく、予防を重視し健康維持に努めてくれるかかりつけ医、信頼できるかかりつけ医を見つけてください。リスクを抱え込んでしまうと取り返しのつかないことになってしまうので、健康な状態のうちに予防を始めるのがベストです。あと、お子さんの健康観は主に育てるお母さんの健康観に大きく左右されます。特に食事はそのままお子さんに影響するので、お子さんがいる方や妊娠中の方は積極的に歯科医院に足を運び、歯や予防に関する知識を増やしてほしい。よい健康観を持った人が増えれば僕もうれしく思います。

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