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菅沼 慎一郎 院長、菅沼 志保 副院長の独自取材記事

すがぬま歯科医院

(東松山市/東松山駅)

最終更新日:2020/02/12

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東武東上線の東松山駅から徒歩8分の場所にあるのが「すがぬま歯科医院」。院長の菅沼慎一郎先生と副院長の菅沼志保先生は、大学の同期として知り合った夫妻。卒業後はともに大学の附属病院に入局し、院長は補綴学、副院長は小児歯科学を学んだ後、それぞれほかの歯科医院で経験を積み2000年にすがぬま歯科医院を開院した。院長は浦和市の出身だが本家は東松山の近隣にあり、「半分地元」だという東松山市に開院した理由は、子ども・両親・祖父母の3世代を診る「地域のかかりつけ歯科医」をめざすため。院長は歯周病治療と補綴、副院長は小児歯科と分担を決め、それぞれの分野で予防歯科にも力を入れているという2人に話を聞いた。
(取材日2020年1月10日)

診療スペースを分けて患者とじっくり向き合う

どのような理念をお持ちですか?

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【菅沼院長】「いつまでもおいしく食べることができるように、お口の健康づくりをサポートできる歯科医院」をめざしています。そのためには虫歯も歯周病も進んでいない状態が理想的であり、歯がなくなってしまった方は義歯などで機能を回復させるということが必要です。私は特に歯周病の治療には力を入れていますし、大学病院では補綴学に携わっていたので、例えば入れ歯一つにしても根気よく調整して患者さんの口に合ったものを作ります。しかしそうした細かい治療ばかりに目を向けるのではなく、虫歯や歯周病にならないための予防歯科の大切さを患者さんに理解していただき、お口の健康づくりをサポートしていくことが大きな目標であり、医療理念にも通じることではないかと考えています。

診療室が3つのスペースに分けられているのはなぜですか?

【菅沼院長】小児歯科、歯科治療、予防歯科の3つの診療にそれぞれ力を入れているからです。チャイルドスペースでは副院長が0歳から小学生までのお子さんの治療と予防歯科を、キュアスペースでは私が中学生から高齢の方までの虫歯や歯周病の治療を、そしてケアスペースでは現在4人の歯科衛生士が、モニターなどを使って歯の状態をわかりやすく説明しながらお手入れ法の指導を含めた定期検診を行っています。多くのスタッフに協力してもらいながら医院全体で予防歯科に力を入れています。

院長が診療において特に力を入れているのはどんな点でしょう?

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【菅沼院長】患者さん一人ひとりに合った診療スタイルを実現することです。初診の場合は患者さんがどういう状況かを把握しながら診査をして、コンサルテーションに入ります。また治療後にもどんな治療をしたのか、今後はどんな治療が必要になるのかを含めてお話をさせていただきます。とにかく私はよくしゃべるんですよ。お話しなければこちらの考え方も伝わりませんし、信頼関係も築けないと思います。治療後のトラブルを防ぐためにも、一人ひとりに時間をしっかり取っていることは間違いではないだろうと思っています。おかげさまで定期的に来院される患者さんも多くなり、当院の考え方が浸透してきているのかもしれません。

母子の歯の健康を守るために尽力

副院長が小児歯科治療において心がけていらっしゃるのはどんなことですか?

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【菅沼副院長】小児歯科で研鑽を積んできた経験から「誰に対してもうそをつかない」という点に気をつけています。来院すれば必ず何かしらの治療や処置をしますよね。そこで安心させようとしてお子さんに「何もしないよ」「痛くないよ」というとうそになってしまうので、お子さんが理解できるよう優しく話しかけるように心がけています。そうすることで、安心感が生まれて「これができたから僕は大丈夫」「歯医者さんは怖くない」となってくれるとうれしいですし、治療もスムーズに進むのでスタッフにも心がけてもらっています。それでも怖がったり泣いたりしてしまうお子さんに対しては、話しながら、励ましながら、ちょっとでも進歩したら全力で褒めて、歯科医院という場所に慣れて気持ち良く帰っていただけるよう努めています。

小児の定期検診にも尽力されているそうですね。

【菅沼副院長】お子さんの治療後、時間の許す限りお母さんとコミュニケーションを取りながらしっかりとお話をして、定期検診の重要性をお伝えしています。またカレンダーに貼れる「定期検診シール」をオリジナルで作成し、受付で渡しているんです。すると定期検診の時期がひと目でわかりますからね。2~3歳からは、最低でも半年に1度は定期検診を受けることが虫歯予防につながっていくと思います。小児歯科では治療だけでなく予防歯科も私が担当していますが、歯磨き指導については別枠で歯科衛生士さんが担当しています。現在はフッ素の塗布や歯磨き指導の普及もあって、虫歯になるお子さんがかなり減ってきているのがうれしいですね。一番お子さんに近い大人はやはりお母さんですから、少し意識を変えて「治療でなくとも来院する」という予防歯科への理解を深め、習慣づけていただけたらと思っています。

こちらでは保育士さんが在籍しているとか。

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【菅沼副院長】はい。開院して3年目あたりから、診療の間お子さんを預かるサービスを始めました。お母さんがお子さんを膝の上に抱えたまま治療を受けるという光景はよくありますよね。それを院長が目にして「水が飛び散ったりお子さんが急に暴れたりすると危険だ」と感じたことから、毎週水曜日の午前限定で保育士さんに来ていただいて、お子さんを見てもらうことにしたんです。そうすればお母さんも安心して治療を受けられますし、やはりお母さんの口腔内環境を良くすることで、お子さんが虫歯菌に感染するリスクを下げることにつながると考えています。

いつまでもおいしく食べられるよう口の健康をサポート

ライフステージに合わせた生活習慣指導もされているそうですね。

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【菅沼院長】虫歯や歯周病の治療が終了しても、そうした疾病と密接に関係している生活習慣を変えなければ良好な状態を保つことができません。歯磨きの習慣は基本中の基本ですが、食習慣や喫煙といったことも絡んでいるんです。食べている時間が長いと歯が溶けやすくなりがちで、虫歯のリスクが高くなるので間食にも注意が必要です。食べ方、飲み物の選び方など、実は意外と知らないことも多いんですよ。そこで生活習慣を見直せるような資料を作成し、待ち時間などを利用してスタッフが患者さんにアドバイスするようにしています。年代ごとに生活習慣にも変化が出てくるものですから、妊婦さん、高齢の方、中年層の方などライフステージに合わせたアドバイスを行うことで、お口の健康への意識を高めていただけるよう努めています。

スタッフの皆さんもそうした取り組みに積極的なのだそうですね。

【菅沼院長】はい。スタッフのマンパワーがなければ患者さんにさまざまなアドバイスはできません。ですから、日頃から本当に感謝しています。実は今年から「働き方改革」を取り入れました。年間139日の休日と有給休暇を取り入れたんです。当院では朝8時半に全員そろって出勤し、掃除とミーティングをしてから診療に入るので拘束時間が長いんですね。ですからお休みを増やして、休んでいる人の分を周囲がフォローする、意識を高く持って働く時も遊ぶ時も思い切り、という考え方ですね。スタッフもまたライフステージによって生き方も変わります。そこにうまく勤務の仕方を組み込んでいけるような歯科医院づくりも働き方改革の一つだと思うんです。そしてスタッフを大事にすることが、患者さんに提供する「キュア」と「ケア」のクオリティーの向上にもつながっていくと考えています。

最後に今後の展望をお聞かせください。

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【菅沼院長】「人間は一生のうち、逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅過ぎない時に」という、とある教育家の言葉が私の座右の銘です。スタッフも患者さんも、そうしたご縁でつながっていると考えて大事にしていきたいですね。また現在、昼休みを利用して年間100日ほど訪問診療を行っているのですが、今後はさらにニーズが増えてくるでしょう。そうした患者さん一人ひとりにも「最後までおいしく食べられる」お口の健康を提供しながら、長くお付き合いをしていきたいというのが一番の希望です。

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