中村 秀己 院長、中屋 莉佳子 先生の独自取材記事
なかむら歯科医院
(三郷市/新三郷駅)
最終更新日:2026/03/16
開業してから35年以上、地域に根差した診療を行ってきた「なかむら歯科医院」。歯科保存について研鑽を積んだ後に同院を開業した中村秀己院長をはじめ、歯内療法や歯周病に精通する中屋莉佳子先生、矯正歯科担当の上野絵美先生など、複数人の歯科医師が在籍。各自の専門性を生かしながら、トータルな歯科治療の提供に努めている。歯科衛生士やスタッフたちもそれぞれ治療をサポートし、温かく患者を迎えている。今回は研究熱心な中村院長と、優しく患者思いの中屋先生に、自身の診療ポリシーなどさまざまな話を聞いた。
(取材日2025年11月27日)
虫歯・歯周病・補綴・矯正、トータルな歯科治療を提供
こちらで受けられる診療の特徴をお聞かせください。

【中村院長】各自の専門性を生かしながら、お口の中をトータルで診られるのが当院の強みです。在籍する複数人の歯科医師は、皆一通りの歯科治療が行えるだけの知識と経験を持っています。その上で私は歯の保存について研鑽を積んできましたし、娘の中屋莉佳子先生は歯内療法や歯周病の知識が深いですね。また矯正は私の妹である上野絵美先生が担当しています。
【中屋先生】私は歯周病の知識をさらに深めたいと学んでいるのですが、学ぶほどに「定期的なメンテナンスと日々のセルフケアがいかに重要か」ということに気づかされます。悪化したものを治療することも必要ですが、それ以前に悪くならないようにすることが重要なんですね。当院は4台のユニットに対して歯科衛生士が3人在籍しています。多いですよね。それだけ予防に力を入れていますし、歯科医師と歯科衛生士が協力しながら、患者さんに適切な処置やアドバイスを提供できるよう努めています。
矯正はどのような方が受けているのでしょうか?
【中村院長】乳歯の頃から取り組む方や、永久歯が生えそろってから始めることが多いです。小児だけでなく親御さんが始められるケースもあり、幅広い年代の方が矯正を受けに来られます。矯正は「痛い」「正常に機能しない」「骨格に問題がある」というものでない限り、必須ではありません。当院では患者さんやご家族の意向を大切にしています。特に矯正器具を嫌がらずに着けてくれる、矯正に前向きなお子さんが増えれば、スムーズに進めることができますし、納得して受けられるよう事前説明もしっかりと行っています。
この地で35年以上診療されていると伺いましたが、これまでを振り返っていかがですか?

【中村院長】開業時は、大学病院のゆったりとした診療スタイルと違う、開業医のあまりの忙しさに毎日必死でした。今も忙しさという意味では変わりませんが、お子さんの虫歯治療や予防指導にかかりきりだった頃に比べると、一人ひとりの患者さんに丁寧に向き合う余裕が出てきましたね。今では、当時子どもだった患者さんも成長され、そのご家族がご高齢になられました。入れ歯や歯周病に関するご相談も増えましたが、多様なニーズに応えられるように体制を整えています。開業前、私は「患者さんの立場に立った治療、そして自分が患者になった時に自分がしてほしいと思うような治療をする歯科医院をつくろう」と決めました。今も、その決意を大切に守っています。
患者の歯を守るため、院内全体を一つの「輪」へ
院内の連携について教えてください。

【中村院長】私だけでなく、中屋先生や上野先生、歯科衛生士や受付スタッフなど「なかむら歯科医院」に関わる全員で「輪」の心と一つの方向性をもって日々の診療にあたりたいと思っています。当院では長く働いてくれているスタッフがとても多く、開業当時から在籍している方もいるんですよ。
【中屋先生】歯科衛生士の技術なくしてメンテナンスは成り立ちません。皆ベテランで歯科医師の指示をしっかりと理解して、こちらが期待する以上の処置を行ってくれるんです。歯科助手も勉強熱心で、院内勉強会で歯に関する知識を深めたり、それ以外にも緊急時の対応や感染症対策など、安心・快適な院内づくりに積極的です。スタッフのこのような活躍があるからこそ、私たち歯科医師は全力で治療に取り組めるのだと思います。
診療におけるポリシーをお聞かせください。
【中村院長】開業前に決意した「患者さんの立場に立つ」ということ、そして時代の流れとともに変わる新たな医療情報に常にアンテナを張るということです。開業医として診察を続けるうちに「新しいエビデンスに基づいた診療がいかに大切か」と思うようになりました。今も国内外やオンラインでの講習会に参加したり、発表する機会を設けるようにしています。また、患者さんに丁寧に接し、わかりやすく説明することも心がけていますが、私はどうも早口なようです。もしわかりにくかったり聞き取りにくければ、遠慮せずに何度でもお尋ねください。
中屋先生はいかがですか?

【中屋先生】自分の考えを患者さんに押しつけることのないように、コミュニケーションを取りながら一緒に考えていくのが私の診療スタイルです。頻繁に通えない方もいれば、毎日のように通える方もいますし、患者さんを取り巻く状況はさまざま。私が考えるベストな治療法を提案した上で、一人ひとりの症状や事情に合わせて治療計画を立てていきます。そして患者さんの思いを大切にしつつも、私の考えである「なるべく歯を削らない」「可能な限り保存していく」ということを患者さんに伝え、ご理解いただきたいと思っています。やはり自然な歯が一番、ということの大切さを伝えていきたいですね。
新たな技術や材料を身近な治療に生かしたい
治療時の痛みに対して工夫していることはありますか?

【中村院長】例えばインプラント治療では、先進の機器で精密な検査を行い、手術の範囲を可能な限り最小限に抑えられるようにしています。体のどこの部位の手術にもいえることですが、外科的手術は範囲が広いほど痛みの原因となる箇所が増えてしまいます。ですからインプラント治療でも、侵襲の範囲は小さければ小さいほど痛みが少なく済むのです。もちろんインプラントに限らず、どのような歯科治療であっても患者さんの負担が少なくて済むように配慮しています。安全性のためにも重要なことですね。痛みというのは、誰でも我慢するのは難しいものです。「歯科治療を受けたいけれど、痛みが不安」と思われる方は、ぜひご相談ください。
治療だけでなく、設備や材料に至るまで定期的に見直しているそうですね。
【中村院長】最近では低侵襲のエックス線検査機器を導入しました。画像もとても鮮明なので、精密な診療につなげられます。ユニットも座り心地の良いものに入れ替えたんですよ。治療で使う材料も、良いものは積極的に取り入れています。歯科医療は日進月歩ですから。
【中屋先生】院長は本当に研究熱心で、治療内容や受診環境をこまめにアップデートしていますね。その内容は患者さんに伝わりやすいものもそうでないものもありますが、器具類の滅菌やラバーダムの使用など、見えないところにもこだわっているんです。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

【中村院長】AIの活用や新たな材料の開発など、今後も歯科医療の世界は広がり、新しい技術も生み出されていくでしょう。時代の流れに乗りながら、患者さんにお届けできるようになったら、すぐに導入したいと思っています。しかしどんな治療も、一部のお金持ちだけのものになってしまっては悲しいですよね。新しい技術を身近な治療にどう落とし込んでいけるのか。当院は地域密着型の歯科医院ですから、その辺りを考えていくことも私たちの使命だと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは部分矯正/10万円~、全顎矯正/50万円~、小児矯正/永久歯33万円~、乳歯16万5000円~、根管治療/3万3000円~、インプラント治療/29万円~、ホワイトニング/3万円~

