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巻 竜也 副院長、巻 祐太 先生の独自取材記事

まき歯科医院

(さいたま市見沼区/大和田駅)

最終更新日:2024/01/09

巻竜也副院長、巻祐太先生 まき歯科医院 main

「まき歯科医院」はさいたま市見沼区のかかりつけだ。巻淳一院長が守ってきた同院を、息子である兄・巻竜也副院長と弟・巻祐太先生が中心となって、開院30周年を前に建物も新たにリニューアル。小児歯科や歯科口腔外科など、大学病院で腕を磨いた各分野の専門家が在籍するより専門性の高いクリニックへと生まれ変わった。かぶせ物などを迅速に作製できる院内技工も行い、「小さな大学病院」のような存在になることをめざす。丁寧なカウンセリングをもとに、各歯科医師がチームとなり、歯科衛生士らとも連携しながら、口の中を包括的にケアしているという。院長とともに日々患者のニーズに応える、竜也副院長と祐太先生に同院の特徴などを聞いた。

(取材日2023年9月8日)

多分野の歯科医師たちがチームで口腔内を包括ケア

こちらの特徴や患者層を教えてください。

巻竜也副院長、巻祐太先生 まき歯科医院1

【竜也副院長】町のクリニックでありながら、多分野の歯科医師がいることが一番の特徴です。一般歯科診療で長らく地域を支えてきた院長をはじめ、大学病院で研鑽した小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科、歯科麻酔科の専門家がそろい、障害者歯科や訪問診療にも対応しています。各分野の歯科医師が互いの強みを生かし、チームで患者さんをバックアップできるのも特徴でしょう。身近で大学病院のような専門性と連携をお届けできればと考えています。患者層は、リニューアル前は院長が長年信頼関係を築いてきた患者さんが中心でしたが、リニューアルから2年で若い方がだいぶ増えてきました。この辺はファミリー層の流入も多いので、転入などを機にご家族のかかりつけにしていただけたらうれしいですね。

竜也副院長、祐太先生のご専門は何ですか?

【竜也副院長】大学病院時代から専門にしてきたのは、小児歯科です。また障害者歯科にも対応しており、さまざまな理由から他院では診てもらえなかったというお子さんも積極的に受け入れています。お子さんのためにも、悪いところは早めに治すことが大切です。保護者の方にも早期治療の重要性についてしっかりとご説明し、治療はなるべくスムーズに終わらせるよう意識しています。
【祐太先生】私の専門は歯科口腔外科です。当院では、親知らずの抜歯や嚢胞の摘出に加え、最近はインプラント治療を行う機会も増えてきました。大学病院時代に培った経験を生かして、さまざまなニーズにお応えするのはもちろん、口腔がんなどの重篤な疾患を発見した際などには、迅速に専門機関へと紹介します。

お子さんを中心に、矯正に臨まれる患者さんも多いそうですね。

巻竜也副院長、巻祐太先生 まき歯科医院2

【竜也副院長】ええ。現在は月1日、日曜に矯正歯科を提供しています。大学病院で腕を磨いた技術、経験ともに豊かな先生のもと、審美性・機能性の向上を見据えた多様なご提案をしており、前歯が噛み合わない「開咬」のような噛み合わせの問題も矯正で改善を図れます。整った歯並びはお手入れもしやすく、予防の観点からも矯正を受けるメリットは大きいです。また、別の目的で通院中の方が矯正に移行するのがスムーズなのも当院ならではだと思います。例えば小児歯科では、「生え変わり後に歯並びに問題が出そう」と予見したらすぐにお伝えし、矯正が必要になった時には、すでに親御さんも私たちも取るべき対応がわかっているという状況をつくっています。インプラント治療などでお越しの成人患者さんに、より包括的にお口を健康にするための選択肢として、矯正をご提案することも可能です。小児、成人問わず矯正についても、ぜひご相談ください。

歯科麻酔下の処置というのは、どのようなものですか?

【祐太先生】点滴で麻酔薬を投与する静脈内鎮静法を歯科麻酔の専門家のもと提供しています。治療の痛みもほぼ感じず、起きたら処置が終わっているというくらいしっかり麻酔をかけていくので、歯科治療への恐怖感が強い、長時間口を開けるのがつらいといった方々には特にお勧めです。インプラント治療などの外科処置で使うことが多いものの、ご希望に応じ、一般的な歯科治療とも併用します。町のかかりつけ的な規模のクリニックで静脈内鎮静法を行うところは、そう多くないかもしれません。ただ歯科麻酔下の処置が必要だからと別の医療機関に足を運んでもらう負担や、紹介先の都合で迅速に治療が実施されない可能性を考えると、当院で導入するのが一番患者さんのためになると考えました。

口腔全体の健康を見据えた治療を、丁寧な説明とともに

障害者歯科についてもお聞かせください。

巻竜也副院長、巻祐太先生 まき歯科医院3

【竜也副院長】自閉症や知的障害などのある方は僕が、脳血管疾患による後遺症や事故により車いすを使用している方などは院長が、主に担当させていただきます。自閉症や知的障害などのある方のニーズが特に高く、保護者の方がお子さんを診られる歯科を探していることも多いですから、お役に立てれば何よりです。診療内容は、障害の有無で変わるわけではないものの、接し方のこつのようなものはあります。そこは私の専門の小児歯科と共通する点が大きいですし、以前、障害者施設で診療をしていた経験も生きています。

訪問診療についてはいかがでしょう。

【竜也副院長】担当は院長で、昼休みの時間に往診車で患者さん宅に伺っています。今は、施設などは対象に入れていないため、数としてはあまり多くはありませんが、院長の患者さんはご高齢になった方が増え、通院が難しいという声も聞かれるので、それらに一つひとつに応えています。

お二方や、クリニック全体が大切にしていることは何ですか?

巻竜也副院長、巻祐太先生 まき歯科医院4

【竜也副院長】患者さんが「今、何をされているかわからない」と思うことがないように、ということですね。口腔内写真などをお見せしながら、治療の内容や成果をわかりやすくご説明し、次回受診時の予定もきちんとお話します。毎回丁寧にコミュニケーションを取り、患者さんがご要望を私たちに伝えやすいように、また、私たちの考えが患者さんにきちんと伝わるようにするのは大切なことだと思っています。
【祐太先生】治療した歯だけでなく、お口全体を包括的に良い方向に導くこと、再治療になる可能性を抑えること。この2つは特に意識していますね。医療者から十分に説明を行い、患者さんご自身に治療法を選んでいただく「インフォームド・チョイス」という発想も大切にしています。その前提として多様な選択肢を用意し、「お口全体のことを考えるとこんな方法もありますよ」とご提案できるようにしておくのも当院の役割だと考えています。

障害のある人も安心の広々とした個室も備える

改めて、リニューアルを経て変化した点をご紹介ください。

巻竜也副院長、巻祐太先生 まき歯科医院5

【竜也副院長】旧院と比べて規模が大きくなり、ユニットの台数も増えました。診療スペースは半個室を基本にすることで、患者さんのプライバシーを守るとともに、各歯科医師が仕事をしやすい環境になっています。唯一完全個室の特診室は、歯科が苦手なお子さんの治療や、祐太先生が外科処置を行う際に使うほか、十分な広さがありますので、障害のある方、車いすユーザーの方にもご利用いただいています。

先生方は、プライベートではどのようにお過ごしですか?

【竜也副院長】妻が仕事で家を空けることもあるので、まだ小さなうちの子と一緒に過ごすことが多いでしょうか。子どもと遊ぶ時間が、つかの間の息抜きになっていますね。
【祐太先生】僕も同じくで、家族と過ごしていると休みがあっという間に過ぎていきます。連れ立って近くに出かけたり、買い物をしたり。副院長もそうでしょうけど、子どもができてもう少し大きくなったら、何か自分のために始める気を起こすんじゃないかな。

最後に今後の展望や読者へのメッセージをお聞かせください。

巻竜也副院長、巻祐太先生 まき歯科医院6

【竜也副院長】院長は今も毎日診療に立っていて、まだまだ長く活躍してくれるでしょう。運営や方向性については私と祐太先生を中心に、良い部分はそのままに、変えるべき部分は思いきって新しくしていきたいです。現在は日曜・祝日も診療していますので、お口の健康を守るための相談窓口としてぜひご活用いただければと思います。
【祐太先生】大学病院のようにさまざまな治療を院内で完結させることをめざしつつ、専門家ならではの視点で、高次医療機関で診てもらうべき症例かをしっかりと見極め、紹介までスムーズに行うことも重視しています。また、一般診療においても、患者さんのニーズに合わせて幅広い選択肢の中から最適な治療をご提案いたしますので、どうぞ安心してご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円~、歯列矯正/16万5000円~、静脈内鎮静法/3万3000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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