一人ひとりに合わせた診療を提供
何歳からでも始められる歯列矯正
小宮歯科医院
(船橋市/薬園台駅)
最終更新日:2025/04/15


- 自由診療
歯並びや噛み合わせの改善のために、歯列矯正に興味を持つ人は多いだろう。近年は固定式のワイヤー矯正の他に、透明で目立ちにくく、着脱可能なマウスピース型装置を用いた矯正も浸透しつつある。「小宮歯科医院」の小宮瑠夏先生は、大学病院をはじめ、複数のクリニックで矯正担当者として研鑽を積んだ矯正歯科のプロフェッショナルだ。「マウスピース型装置だと適応が限られる矯正はできないとお考えの方もいますが、経験を積んだ歯科医師であれば、症例によってはワイヤー矯正と同等の有用性があると可能と考えています」と小宮先生。同院では、小児矯正からシニア矯正まで、年齢の制限を設けずに一人ひとりの状態に合わせた矯正を行っている。やわらかな雰囲気が印象的な小宮先生に、同院の矯正の特徴や治療の流れについて詳しく聞いた。
(取材日2025年3月11日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q矯正開始に適したタイミングや、年齢制限はありますか?
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A
基本的に当院では年齢制限は設けておらず、何歳からでも始めていただけます。一人ひとり歯や骨の状態は異なるので、まずは口の中を見せていただき、その方に合ったタイミングで矯正を始められるようお話ししています。ですが、歯の動きや骨の代謝は若いうちのほうが活発ですので、早く始めたほうが短い期間で終了することが期待できるでしょう。また、小さい頃から矯正を始めれば、抜歯せずに治療を終えられる可能性が高まります。とはいえ年齢を重ねたらまったく歯が動かないということではありません。歯や周りの組織になるべく負荷がかからないよう顎を広げることでご希望にお応えすることをめざしますので、まずはお気軽にご相談ください。
- Q年代ごとの矯正の違いや、矯正にかかる期間を教えてください。
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A
小児矯正は歯並びの補正というよりは、永久歯が適切な位置に生えてくるよう、顎を広げて歯が並ぶ土台を整えるための基盤づくりの面が大きいです。対して成人矯正では、最終的な歯並びや噛み合わせの補正を目的に、抜歯などを行い歯を移動させます。シニア矯正も成人矯正と目的は大きく変わりませんが、年齢が上がるごとにリスクは高まります。そのため当院のシニア矯正では、なるべく抜歯をせず、歯と歯の間のやすりがけなどでスペースをつくり、歯が並ぶよう調整することもあります。個人差はありますが、成人矯正の場合早くて1年半ほどかかりますね。矯正を始めて1年以内に歯並びの変化の体感につなげられるよう努めています。
- Q矯正を受ける際、どのように歯科医院を選ぶと良いのでしょうか?
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A
経験豊富な矯正歯科を専攻している先生のほうが、技術が高いと思われます。歯や骨の形、矯正の経過は患者さん一人ひとり異なりますから、矯正の計画は、他の患者さんへの流用が利きません。矯正分野に携わる歯科医師は、その都度知識をアップデートしていかないといけませんし、矯正に必要な経験やスキルは、数多くの症例をこなしてこそ培えるものだというのが私の考えです。また、大学病院などで基礎研究や臨床の経験を積んでいるかどうかという点も、歯科医師の矯正の技量を判断するためのポイントとなるでしょう。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング
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カウンセリングでは患者が現在の歯並びや噛み合わせの状態と矯正治療の流れをスムーズに理解できるよう口腔内スキャナーを用いて丁寧に説明を受ける。さらに同院での症例を確認し最終的なイメージをつかむ。小児矯正では、なるべく本人と会話をすることで信頼関係を築いていくという。またワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正を同じ金額にし、本当に受けたい矯正法を選択しやすくしているのも同院の特徴だ。
- 2精密検査
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歯科用CTやパノラマエックス線写真を用いて歯や骨、顎関節の状態を精密検査。矯正歯科用の特別なレントゲンであるセファロを用いて、骨格の状態を確認し、治療計画における歯の最終的な位置を決めていく。カウンセリング時で使用した口腔内スキャナーで採ったデータをもとに、ミリ単位でシミュレーションを作成していく。
- 3検査結果を聞き、治療計画の説明を受ける
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「患者さんが最も気にしている問題が最初に解消されるよう、矯正計画を組み立てます」と小宮先生。歯列の凸凹や隙間、噛み合わせなどの主訴を早い段階で改善できるよう計画することで、患者のモチベーションを高めているそうだ。患者ごとに優先順位や併用する装置は異なり、具体的な治療期間や治療費はこの時伝える。また、矯正治療前に治療すべき症状が見つかった場合そちらの問題を解決した後矯正治療開始となる。
- 4装置の装着
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マウスピース型装置の場合、歯にアタッチメントと呼ばれる突起がつき、オーダーメイドのマウスピース型装置を1週間ごとに交換する。通院頻度〜通院時は、歯の間のやすりがけや、装置の装着状況、噛み合わせの確認などを行う。
- 5メンテナンス
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歯を動かすよう図り終わった後、そのままの状態で何もしないと歯の後戻りが必ず生じる。そうならないよう、保定装置と呼ばれる現在の歯の状態をキープしておくためのマウスピース型装置を初めの1年は20時間、2年目以降は夜のみ使用する。3〜6ヵ月ごとに歯並びの状態や噛み合わせの状態をチェックしていく。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/88万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/88万円~、オフィスホワイトニング/2万2000円~、 ホームホワイトニング/上下3万3000円