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甘利 昌彦 院長の独自取材記事

甘利歯科医院

(鎌ケ谷市/初富駅)

最終更新日:2020/04/01

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初富駅から徒歩5分の位置にある「甘利歯科医院」。住宅地の中に溶け込む外観にオレンジ色の看板が目を引く。玄関にはれんがで縁取られた花壇やスロープが設えられ、おしゃれな雰囲気だ。院内・院外ともに季節感のある飾りつけが行われており、どことなく親しみとかわいらしさが漂う。院内の各所に手すりが据えつけられているなど、内装・外観とさまざまな心配りがうかがえた。院長の甘利昌彦先生は、穏やかな笑顔とやわらかい雰囲気を持つ歯科医師である。「歯科が患者さんにとって気軽に来られる場所になればいいなと思います」と語る甘利院長に、この地で開業したきっかけから、治療方針、患者に接する際の心がけまで幅広く話をしてもらった。
(取材日2016年2月8日)

祖父に勧められ、幼い頃から慣れ親しんだ地で開業

窓際に木の名前が書いてありますが、これはどうしてですか?

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窓から見える木の種類を書いています。最初は書いていなかったのですが、患者さんによく聞かれるので、あらかじめ書くようにしました。花が咲くものや実のなるものがあると、患者さんとの話の種になるんです。季節のイベントに合わせてイルミネーションを飾ったりもしています。実際に、「イルミネーションがきれいだったので来てみました」という患者さんもいらっしゃいました。歯科は何となく敬遠している方も多いので、患者さんに少しでも楽しい場所だと思ってもらえたらうれしいですね。

開業にあたり、この地を選んだ理由をお聞かせください。

ここは、私の祖父が住んでいた場所でした。私の両親も祖父も、歯科や医療関係だったというわけではないのですが、祖父は「お前はここで開業しろ」と言っていましたね。祖父にとって私は長男の長男だったので、かなり強く希望されました。そしてそのとおりにしたというわけです。小さい頃からこの場所にはたびたび遊びに来ていたので、どんな地域なのかということはわかっていましたし、私の小さい頃のことを知っている患者さんもいらっしゃいます。

こちらのクリニックには、どのような患者さんが来院されるのですか?

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シニア層の方が多いですが、最近はこの近くに大きなマンションなどが増えてきたためか、若い患者さんも若干増えました。特に土曜は、働き盛りの年齢層が多いですね。男女の差はあまりないと思います。世間的な傾向と同じく、虫歯の治療でいらっしゃる方は圧倒的に減りました。シニア層が大半ですので、入れ歯のメンテナンスや調整でいらっしゃる方が多いと思います。一日のうち、入れ歯に触らない時間はほとんどないです。

口の周りや顔、体の中までケアすることが大切

先生は今、口腔内のバクテリアに着目されているそうですね。

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口の中にはとても多くの菌がいます。極端な話ですが、肛門よりも口の中のほうが菌の種類が多いといわれているんです。もちろん悪さをする菌かどうかということは違いますけれども、口の中の菌をコントロールすることによって、歯や口の中、そして全身の健康を保とうという考えが、近年歯科医療に携わる人たちの間で注目されています。口はすべてのものの入り口ですし、若々しさを保つためにも重要です。その関連からエイジングケアにも興味を持つようになりました。

エイジングケアへの興味から、リップエステなど口の外側についてのケアも扱うようになったのですか?

歯科は、歯を治療することによって表情を良くするという役割もあると思います。「歯並びに自信がなくて、人前でなかなか笑ったり話したりできない」という方もいらっしゃいますよね。歯を治療したり矯正したりすることで、そういうことが気にならなくなる方が多いと思いますが、より良い表情のためには、口元や肌全体にアプローチすることも重要だと思い、リップエステを始めたんです。女性の場合、いつまでも美しくいたいという考えの方が多いですから、気軽に受けてもらえればと思います。ご家族に「エステに行ってくる」とはなかなか言いづらくても、「歯医者さんで一緒にやってくれるのよ」ということであれば言いやすいでしょうから。今まで受けた方で最高齢は75歳の女性でした。

患者さんと接する際、心がけていらっしゃることをお聞かせください。

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実は私自身、昔はかなり虫歯が多いほうだったんです。歯科に通うのも嫌でしたし、患者さんが歯科を嫌がるのもよくわかります。ですから、患者さんの歯は自分の歯だと思って、自分が受けたい治療をできるように心がけています。押しつけたりはしませんが、その患者さんに必要とされる治療を提案させていただいて、納得されているかどうかを確かめてから治療を進めています。どこまで患者さんの理想どおりにできているかはわかりませんが、患者さんから手書きのお礼の手紙を頂いたことがあるので、間違ってはいないのかなと思います。

一つの方法だけでなく、いろいろなことを試してほしい

ところで、先生が歯科医師をめざしたきっかけは何だったのですか?

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子どもの頃、自分が歯を悪くしていたからですね。その頃は歯の治療に無頓着といいますか、「悪くなったら治せばいいや」と考えていました。ですが、高校生の時、治療で大学病院に行ったことがありまして、そこで学んでいる学生さんに憧れたんです。白衣を着て、教授に怒られながらも学ぶ姿見てを、なぜかカッコいいと思いました。ちょうど進路を考えていた時期で、医療系のうちどれにしようかと悩んでいたので、そこで方向性が決まりましたね。歯学部に進んでからは、「昔は歯を大事にしなくて、もったいないことをしたな」と思いました。そこからは悪くすることもなくなりましたね。

たいへんお忙しいと思いますが、趣味やリフレッシュの時間はありますか?

ここの休診日には、幕張にある分院のすずらん診療所で診察しているので、あまり休みの日はないです。その分、たまに休みを取れたときには、しっかり休むようにしています。あとは、体力を保つためにストレッチや筋力トレーニングをして体力づくりをしています。週に一度トレーナーの方に来ていただいて、気分が乗らないときでも運動を続けられるようにしています。昔はジムに通っていたのですが、天気が悪い日やちょっと調子の悪い日があると、だんだん足が遠くなってしまったんです。それでちょっと反省して、トレーナーの方に来ていただくようになったのです。昔は海が好きだったので、葉山までジェットスキーをしに行ったりしていましたね。

クリニックの今後の展望についてお聞かせください。

患者さんが通いやすくなるように、より一人ひとりに合った治療をめざしていきたいと思います。やはり、患者さんが治療に納得して、満足されて「ありがとう」と言っていただけることが、私にとって一番のやりがいですから。娘が今歯科を学んでいるのですが、ここを継いでくれるかどうかは任せています。ですので、今の目標といえるものは生涯現役でいることくらいですね。

最後に、読者へのメッセージやアドバイスをお願いします。

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一つの概念にとらわれずに、いろいろなことを試してみてください。例えば、歯科医院はたくさんありますから、合わないなと思ったらほかの所に行ってみるのもいいと思います。その先生の年代によって、習ってきていることや考え方、得意・不得意なことが違いますし、人柄などももちろん違いますから。私も、そういうところで自分なりの持ち味を出していければと思っています。ほかのことでも、怖がらずに一度やってみたらすごく楽しいかもしれない。楽しく元気に長生きをしていただきたいですね。

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