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甘利 昌彦 院長の独自取材記事

甘利歯科医院

(鎌ケ谷市/新鎌ヶ谷駅)

最終更新日:2021/11/29

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初富駅から徒歩約5分の「甘利歯科医院」は、祖父の住まいとしてなじんだ土地に、甘利昌彦院長が1990年に開業。以来、30年以上にわたって地域の人々に親しまれてきた。玄関にはれんがで縁取られた花壇やスロープが設えられ、おしゃれな雰囲気。院内・院外ともに季節感のある飾りつけが行われ、どことなく親しみとかわいらしさが漂っており、訪れる人の緊張をほぐしてくれる。そんな同院で迎えてくれたのは、穏やかな笑顔とやわらかな雰囲気を持つ院長の甘利昌彦先生。「歯科が患者さんにとって気軽に来られる場所になればいいなと思います」と語る甘利先生に、診療にあたり大事にしていることや地域への思いを聞いた。

(取材日2021年5月11日)

自分の歯だと思って、自分の受けたい治療を提案

外観もすてきですが、インテリアも温かみがあってとても居心地が良いですね。

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ありがとうございます。歯科は何となく苦手という人は多いですが、患者さんにとって気軽に来られる場所になればいいな、と思っています。季節のイベントに合わせてイルミネーションを飾ったりもしますよ。患者さんに、少しでも気を張らずにいられる所だと思ってもらえたらうれしいですね。患者さんは長く通ってくださっているご年配の方から、最近は近くに大きなマンションもできてきたからか、現役世代の若い世代といった幅広い方に来ていただいています。もちろん虫歯や歯周病などの治療で来院される方もいますが、メンテナンスでいらっしゃる方も多いです。

開院から30年以上になるのだとか。変化を感じることはありますか?

小学校の学校歯科医として、学校健診なども担当するのですが、昔に比べれば虫歯の子どもは減りましたね。ただその分、歯並びが悪くなったなという印象です。大人については、「80歳になっても自分の歯を20本以上残そう」という8020運動に関心がある人は増えているし、実際に残っている人も多くなっていると思います。歯の健康に対する意識は高くなってきているかなと。歯の健康を意識する人でないとそもそも歯科医院に来ない、というのはあるでしょうが(笑)。長くこの場所で診療を続けてきましたが、やはり楽しいのは、子どもたちの成長を見ていけることです。6年生になるともう私の背を超える子もいて、大きくなったなあ、と驚かされます。

診療にあたり、大事にしていることを教えてください。

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実は私自身、昔はかなり虫歯が多いほうで歯科に通うのも嫌でしたし、患者さんが歯科を嫌がるのもよくわかります。ですから、患者さんの歯は自分の歯だと思って、自分が受けたい治療を提案することを大事にしています。初めての患者さんは、まずお口の中を診せてもらって、「今どういう状態なのか」「このまま放置するとどうなるのか」「どうするのがお勧めなのか」といったことを、お話しさせていただくことからですね。押しつけたりはしませんが、その患者さんに必要とされる治療を提案して、納得されているかどうかを確かめてから治療を進めています。あとは、歯科医師はみんなそうだと思いますが、なるべく痛くしないこと。どこまで患者さんの理想どおりにできているかはわかりませんが、患者さんから手書きのお礼の手紙を頂いたことがあるので、間違ってはいないのかなと思います。

何げないやりとりを大切にし、いつでも親身に話を聞く

患者さんと接する際に、心がけていらっしゃることはありますか?

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患者さんとは長いお付き合いになりますから、いつでも親身になって話を聞くことは心がけています。一言二言おしゃべりしてから診療椅子に座る方も多いですし、そういう何げないやりとりができることや話しやすさがあることは、大事なことだと思うんです。そういうおしゃべりの中で、窓から見えている木の種類を聞かれることが多かったので、窓際に木の種類と簡単な紹介文を書いたプレートを置いてみました。花壇の花や窓から見える木々、季節に合わせて飾るイルミネーションなんかは、結構患者さんとの話の種になっています。

歯科治療に加え、リップエステなど口の外側についてのケアも扱っているのですね。

ええ。歯科は、歯を治療することによって表情を良くするという役割もあると思います。「歯並びに自信がなくて、人前でなかなか笑ったり話したりできない」という方もいらっしゃいますよね。歯を治療したり矯正したりすることで、そういうことが気にならなくなる方が多いと思いますが、より良い表情のためには、口元や肌全体にアプローチすることも重要だと思い、リップエステとフェイシャルエステを始めました。ご家族に「エステに行ってくる」とはなかなか言いづらくても、「歯医者さんで一緒にやってくれるの」ということであれば言いやすいですしね。口腔内のクリーニングやメンテナンスにプラスする形で、気軽に受けてもらえればと思います。

治療後の定期メンテナンスも大事にされていると聞きました。

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長いスパンで歯の健康を守っていくには、「虫歯を治して終わり」では不十分で、継続的にメンテナンスを受けることがとても大切です。定期メンテナンスを受けていれば、悪くなった所があってもすぐに見つけて治せるので、健康な口腔内を保つことができます。歯のクリーニングや口腔内のケアを行うメンテナンスは歯科衛生士がメインで、私は何か問題が見つかった時に治療したり、アドバイスをしたりという役割ですね。うちのスタッフはみんな長く勤めてくれていて、患者さんともいい関係を築けている人ばかりで。私が指示しなくても、スタッフのほうから「○○はどうしましょうか」と確認してくれたり、「こうしたらどうかと思うのですが」と提案してくれることも多く、とても助かっています。だからつい、任せきりになってしまうんですけど(笑)。

いろいろなことを試してみてほしい

ところで、先生が歯科医師をめざしたきっかけは何だったのでしょう?

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子どもの頃、自分が歯を悪くしていたからですね。ただ、その頃は歯の治療に無頓着といいますか、「悪くなったら治せばいいや」と考えていました。ですが、高校生の時、治療で大学病院に行ったことがありまして、そこで学んでいる学生さんに憧れたんです。白衣を着て、教授に怒られながらも学ぶ姿を見て、なぜか格好いいと思いました。ちょうど進路を考えていた時期で、医療系のうちどれにしようかと悩んでいたので、そこで方向性が決まりました。歯学部に進んでからは、「昔は歯を大事にしなくて、もったいないことをしたな」と思いました。そこからは悪くすることもなくなりましたね。

今後の展望について教えてください。

毎年、年を取っていきますから、まずは自分が健康で長く診療に携わることが大切ですね。その上で、診療を続けられる限りは、患者さんが通いやすくなるように、より一人ひとりに合った治療をめざしていきたいと思います。やはり、患者さんが治療に納得して、満足されて「ありがとう」と言っていただけることが、私にとって一番のやりがいですからね。10年後となるとまだ想像もつきませんが、ここ数年で子どもたちが学校を卒業し、息子が耳鼻科の医師、娘が歯科医師として働き始めたこともあり、せっかくなら次の世代にバトンタッチすることも考えないと、と思っています。ここを継いでくれるかどうかはわかりませんが、消極的にではなく、ポジティブに代替わりのことも考えていきたいですね。昔と今では手技や技術的なものが違っているものも多く、娘に質問されて教えることもあれば、逆に教えられることもあり、お互いにプラスになっています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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一つの概念にとらわれずに、いろいろなことを試してみてください。怖がらずに一度やってみたらすごく楽しいかもしれませんよ。クリニック選びも例外ではなくて、歯科医院はたくさんありますから、合わないなと思ったらほかの所に行ってみるのもいいと思います。その先生の年代によって、習ってきていることや考え方、得意・不得意なことが違いますし、人柄などももちろん違いますから。私も、そういうところで自分なりの持ち味を出し、この場所に根差して1日でも多く診療を続けていければと思っています。みんなで、楽しく、元気に、長生きしたいですね。

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