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吉田 正治 院長の独自取材記事

よしだ正治歯科

(松戸市/常盤平駅)

最終更新日:2021/10/12

吉田正治院長 よしだ正治歯科 main

「よしだ正治歯科」の吉田正治院長は、自身の名前とかけて「正しく治す」治療に力を尽くす。柱としているのは、できるだけ歯を削らず、抜かず、神経を抜かない、痛みの少ない治療。内服薬を取り入れつつ、症状へより迅速にアプローチする内科的歯科治療を行っている。「歯科は怖い、痛いといったイメージを払拭したい」そんな思いからじっくり話を聞き、納得の説明に力を入れる姿勢を大切にする吉田院長の人柄に惹かれ、長年通い続ける患者も少なくないという。診療にかける思いを語ってもらった。

(取材日2017年5月18日)

「内科的歯科治療」でできるだけ歯を残す治療を

可能な限り歯を削らない、抜かない、神経を取らない治療を大切にされているそうですね。

吉田正治院長 よしだ正治歯科1

はい。この治療に興味を持ったのは20年ほど前でした。当時はまだ新しい治療法で、技術も知識も確立されておらず、決して良い治療とは言えませんでした。しかし、もともと「歯を大きく削らなければいけない治療」に疑問を抱いていた私には、「天然の歯をできるだけ残す」という考えに強く共感したのです。そこから長い年月をかけて、患者さんの負担を減らす治療が考えてきました。当院で私が行う治療は基本的にすべて、歯を残す治療です。患者さんが将来も楽しく食事ができるよう、丁寧に正しく治療させていただきます。

その治療が「内科的治療」なのでしょうか?

そのとおりです。内科的治療はできるだけ患者さんの感じる痛みをなくし、できるだけ長い年月をご自分の健康な歯で過ごしていただくための治療といえます。どのような治療が行われるかというと、例えば虫歯治療では、虫歯を残したまま薬によって患部を殺菌し、再び細菌が入らないように密封する。これだけです。あとは体が持つ自然治癒力が治療してくれます。ただ、この治療法は密封がとても難しく、数年後に不具合が出る可能性が高いのも事実。治療した歯の健康ができるだけ長く保たれるよう、定期的なメンテナンスを心がけていただきたいです。

虫歯治療は大きく進歩しているのですね。歯周病治療についてはいかがでしょう。

吉田正治院長 よしだ正治歯科2

これは私の感覚ですが、歯周病治療は歯科の中で最も大きく変わった治療といえるかもしれません。昔はただ「歯をよく磨くこと」とだけ指導されていました。すでに世の中の皆さんもご存じのとおり、磨くだけでは重度の歯周病は治りません。歯茎を開く手術などもありましたが、手術をしても治る人と治らない人がいたのです。そこで出てきたのが、飲み薬で炎症を抑える「歯周内科治療」。すべての人に適用というわけではありませんが、治療法のひとつとしては有意義だと思っています。また、昔は歯周病に噛み合わせは関係ないと考えられていましたが、大きく関わってることが認知されるようになりました。歯周病が改善を望める病気になったというのは本当に大きな進歩だといえます。

自身の名前とかけた「正しく治す」をモットーに

先生が歯科医師を志した理由を教えてください。

吉田正治院長 よしだ正治歯科3

兄が医学部に進んだことで、医療関係の仕事に興味を持ったのが最初のきっかけでした。うちは医師家系ではないのですが、当時の私には「お医者さん」がかっこよく見えたのかもしれません。結局、兄とは少し違う歯学部をめざし、今まで歯科医師を続けてきました。医療は日々進歩していて、難しい分野だと感じます。いまだに悩むことも多いですし、勉強することも盛りだくさん。でも、自分には歯科医師が向いているなと思う瞬間が確かにあります。大きな夢を抱いて歯科医師になったとはいえませんが、この仕事が好きですし、続けられるところまで続けていきたいですね。

日々の診療において心がけていることはどんなことですか?

「正しく治す」。それだけです。自分の名前がまさにそのモットーであることに気づいたとき、さらにその思いが強くなりました。繰り返しになりますが、「歯を削らない」、「麻酔をしない」保存的治療について真剣に取り組み、できるだけ患者さんご自身の歯を温存すること。虫歯や歯周病を体の内側から薬で治すことを心がけています。歯科が怖い、行きたくない場所と思われている原因は、痛そう・たくさん削られそうという悪いイメージが定着してしまっているからだと思います。少しでも通いやすい場所、怖くない場所と思っていただける歯科をめざしてこれからも「正しい治療」に努めていきます。

院内で使われている電解機能水とはどのようなものでしょう。

吉田正治院長 よしだ正治歯科4

高純度の塩と超純水だけを電気分解してつくられた水です。薬剤や薬品は一切使われていません。当院では器具の洗浄、手洗い、うがい、虫歯や歯周病の治療の際にこの水を使っています。言ってしまえばただの塩水なので、口に入っても問題がなく、小さいお子さんのいる家庭でも至るところの除菌に使える水なんです。感染症などのリスクを最大限防止していますので、安心して治療を受けていただきたいですね。

自分の歯を守れるのは自分。歯磨きがその大切な一歩

お休みの日はどのように過ごしていますか?

吉田正治院長 よしだ正治歯科5

音楽を聴きながらのんびりしています。中学校の頃から洋楽が好きで、今も変わらずよく聴いています。趣味があるといいんですが、体を動かすのはあまり好きではなくてスポーツなどはいつも長続きしないんです(笑)。昔はバンドのまねをしてギターを触ったこともあります。でも音楽は難しいですね。才能がないと感じてすぐやめてしまいました。毎日夜20時まで、土曜日も診療していますので休日はゆっくり休むことが、私にとって一番のリラックスなのかもしれません。

歯のセルフケアはやはり歯磨きがポイントになりますか?

もちろんです。歯科検診を定期的に受けていただくことも大切ですが、まずはご自身で健康的な歯を守ろうとする意識を持っていただきたいです。そして、歯磨きはただすればいいというものではなく、やはり正しく磨くことが重要。自分では磨いているつもりでも、見てみると歯垢が残っている人がたくさんいます。今は機能性の高い歯ブラシがたくさん出ていますが、一番いいのはヘッドの小さい歯ブラシ。奥歯まで磨きやすく、歯垢が取れやすいためです。また、磨くときは歯磨粉を使わず一つ一つの歯を意識しながら、最低3分間は磨くよう心がけてほしいですね。一度くらいは歯科衛生士から歯磨き指導を受け、ご自分の歯並びに合った磨き方を習得することをお勧めします。

最後に読者へメッセージをお願いします。

吉田正治院長 よしだ正治歯科6

ご自分の体の一部である歯に関心を持ち、歯をもっと大切にしてほしいです。若いうちはやりたいことも多く、治療費ももったいなく思う方も多いでしょう。ですが、若いうちから気をつけていないと、高齢になったときに食べる楽しみや幸せが半減してしまいます。せめて歯磨きを毎日しっかり習慣をつけ、虫歯や歯周病を予防する意識を持っていただきたいです。歯は体の傷などと違って、一度削ったり抜いたりすれば二度と元には戻りません。治療することより予防することを大切にし、長く健康な歯を守っていってほしいと思います。ご相談はいつでも受けつけていますので、気軽に立ち寄っていただけるとうれしいです。

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