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川越 元久 院長の独自取材記事

川越歯科医院

(川崎市高津区/溝の口駅)

最終更新日:2019/08/28

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「川越歯科医院」は、開業から55年以上の歴史ある歯科医院。院長の川越元久先生は、地域の小学校の学校歯科医も務めており、地域医療に積極的に関わっている歯科医師だ。わかりやすい言葉でざっくばらんに話す飾らない人柄で、幅広い年齢層の患者から慕われている。また、補綴分野の専門家として入れ歯の設計を得意としており、川越院長を頼りに遠方から通い続ける患者もいるそうだ。2015年には、先進の設備を備えたバリアフリー仕様へとリニューアルした同院。治療における強みや特徴のほか、特に力を入れているという予防歯科や口腔機能低下の予防についても詳しく聞いた。
(取材日2018年6月13日)

患者目線のリニューアルで、より通いやすい歯科医院に

開業から55年以上と長い歴史がありますが、2015年にリニューアルを行ったそうですね。

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当院は開業当初から通ってくださっている方も多く、高齢になった患者さんたちが少しでも快適に過ごせるようにと、全体的にリニューアルを行いました。一番の目的は院内をバリアフリーにすること。以前は入り口に段差があり、靴も脱いでもらっていたため、患者さんが転びそうになることがあって、とても心配でした。また、最近は車いすで来院する方が増えたので、車いすに乗ったまま診察室やトイレに行けるような、ゆったりした空間にしたかったんです。診察台は、今まで3台だったのを1台増やし、車いすからの移動がスムーズに行えるユニットを導入しました。これだと、車いすを診察台の横につけ、手すりにつかまりながらスムーズに移動ができるため、患者さんにとても喜ばれています。 また、衛生に関する設備も先進のものを取り入れ、器具の消毒や滅菌には世界基準のシステムを導入。さらに診療では次亜塩素酸水を使用していることが特徴です。

患者さんの反応はいかがですか?

「きれいになったね」とか、「段差がなくなって足が引っかからなくなった」という声をたくさん頂きました。患者さんのことを第一に考えて改装して良かったと心から思います。私は歯科医師ですから、患者さんの歯を治療して口の中を健康にするというのは当たり前のこと。それだけでなく、患者さんが過ごしやすい場所を提供することに、これからは力を注いでいきたいですね。来院した患者さんが笑顔になってくれるのが、今は一番うれしいのです。当院には小児歯科から一般歯科まで幅広く診られる女性歯科医師もおりますので、 お子さん連れや女性の方も通いやすいという声を頂いています。

往診にも対応されているのでしょうか?

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はい。開院当初に若者だった方が現在は高齢者になり、中には通院が困難になってしまった方もいらっしゃいます。そういった方たちを引き続き診させていただきたいという思いから、往診に取り組んでいます。先代の父が院長を務めていて私がまだ子どもだった頃、朝7時に当院の玄関を開けるのが私の仕事でした。当時は予約制ではありませんでしたので、玄関の外にはたくさんの患者さんが並んでいました。現在もその頃からの患者さんが来てくださっていて、「昔、いつも玄関を開けてたわよね」なんて言われることもあります。こうして長年通ってくださっている患者さんがいるからこそ、責任を持って診ていかなくてはいけないという思いで、ここまでやってきました。

院長の専門である補綴や予防歯科が強み

先生のご専門である補綴について、重視している点をお聞かせいただけますか?

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補綴とは、歯の欠損を入れ歯やかぶせ物で補う治療法です。入れ歯を作るときに私が最も大事にしているのは、将来の変化に備えた設計をすること。入れ歯の場合、口腔内の将来的な予測をして、先を見越して設計しておくと、また別の歯が失われたときに、入れ歯を足しやすいのです。また、特に重視しているのがメンテナンスです。歯が残っていればそれだけ歯周病になりやすいですし、歯周病が進行すると歯の根が下がり、虫歯になりやすくなります。入れ歯を入れると清掃不良を起こしやすいという側面もあるので、半年に1回の定期チェックをご提案しています。その際、口腔内の変化に合わせて噛み合わせのずれを修正したり、歯茎の隙間を埋めたりすることで、入れ歯の長持ちにつながるのです。実は、私が補綴を専門的に学びたいと思ったのは、大学生の頃、総入れ歯だった祖母にもっと良い入れ歯をつくってあげたいと思ったのがきっかけだったんですよ。

予防歯科にも力を注いでおられるのですね。

はい。先ほどお話した入れ歯やかぶせ物治療は、いわば最終的な処置。川の流れでいうと、川下にあたります。もちろん、重要であることには違いないのですが、歳月を重ねるうちに、もっと川の上流で仕事がしたいという考え方に変わっていきました。それが予防なのです。なぜなら、どんなに良い入れ歯を作っても、天然の歯にはかなわないと思うからです。そもそも歯を失わなければ入れ歯にする必要はなく、自分の歯でおいしく食事ができます。歯は削るほど寿命が短くなりますので、失わないように予防に力を入れることが必要なのだと、ここ10数年で強く思うようになりました。また、これは多くの人が勘違いしていることなのですが、歯科における治療とは、治すことではなく、別のものに置き換えているだけ。歯は欠けたりなくなってしまったら、元通りにはなりません。だからこそ、そこに至らないようにすることが一番大切だと感じるようになったのです。

こちらに通う患者さんの予防意識はいかがでしょうか?

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最近、予防のために来院される方が特に増えていると感じます。治療期間中は集中的に治療して、その後はベストな状態を長く保てるように、という考え方が患者さんの間にだいぶ根付いてきたのではないでしょうか。当院では大人だけでなく、子どもの予防歯科にも力を入れています。子どもには「感染の窓」というのがあり、1歳7ヵ月から2歳7ヵ月の間に甘いものを摂取させると、虫歯になりやすくなるといわれています。ですから、虫歯の予防を考えると3歳までは甘いものから遠ざける必要があるのです。しかしこのことは、世間ではあまり知られていません。また、当院では私が専門的に学んできたフッ化物、いわゆるフッ素を使った虫歯予防にこだわりがあり、きちんとした日本の基準に基づいたケアを真摯に提供していることが特徴です。

子どもから高齢者まで、笑顔を届ける歯科医院に

診療の際に気をつけていらっしゃることはなんですか?

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長年通われているご高齢の方の中には、全身疾患をお持ちで服薬中の方も少なくありませんので、そういったことに配慮しながら治療を進めるようにしています。また、長く診させていただく中で、歯科医師やスタッフが患者さんのちょっとした変化に気づきやすいというメリットも大きいです。例えば認知症の兆候は、患者さんの話しぶりや動作、雰囲気だけでなく、口腔内に汚れがたまりやすくなるといった変化としても現れます。そのためご家族の方より早く変化に気づくこともあるんですよ。また、患者さんの面倒を一生見るという気持ちで、訪問診療にも力をいれています。

口腔機能低下の予防にも注目されているそうですね。

口腔機能の低下、いわゆるオーラルフレイルを予防するのが一番、健康寿命を延ばすのに効果的だといわれています。咀嚼ができて経口摂取できることと足が丈夫で歩けることが健康寿命の秘訣なんです。ですから食事の際飲み込みづらくなった、よくこぼすようになったという重要なサインを見逃さずに、寝たきりの状態に至らないようなケアをめざしています。特にご自身の歯茎や噛み合わせに合っていない入れ歯を使用していると、口腔機能の低下につながりやすいですので、そういった目線からもその方によく合った入れ歯作りに努めています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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健康寿命を延ばすためには口腔機能を保つことがとても重要です。当院では乳幼児からご高齢の方まで幅広い年齢層に合わせて、私と女性歯科医師がさまざまな治療に対応しています。長く通い続けてくださっている方も多くいらっしゃいますが、新しい患者さんも幅広くお迎えしています。お子さんやお母さん、ご高齢の方まで、どなたでも安心して来ていただけたらと思っています。 歯のことで何か気になることがあればお気軽にご相談ください。

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