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半田 光雄 院長の独自取材記事

音羽ノ森歯科診療室

(高崎市/群馬八幡駅)

最終更新日:2022/08/19

半田光雄院長 音羽ノ森歯科診療室 main

知り合いの僧侶に縁起の良い名前を挙げてもらい、そこから半田光雄院長がアレンジを加えて名づけたという「音羽ノ森歯科診療室」。アンティークでぬくもりある門構えや内装が、まさに森の隠れ家をイメージさせる。開院して23年、地域住民に寄り添い、虫歯治療や義歯、メンテナンスなど幅広いニーズに応えてきた。歯科医院での診療のみならず、地域の保育園や小学校の歯科検診でも活躍する、いわば「町の歯医者さん」。取材を通じ、地域住民の口腔の健康に対する半田院長の強い責任感が伝わってきた。

(取材日2022年6月8日)

幅広い年齢層の多様なニーズに対応

この場所にした理由や内装へのこだわり、またクリニック名について教えてください。

半田光雄院長 音羽ノ森歯科診療室1

もともと父が持っていた土地に、軽井沢の別荘をイメージして建てた歯科医院です。私自身軽井沢が好きで、夏場はいつも行きます。この辺が40度まで気温が上がっても、ほんの1時間ほどドライブするだけですが、一気に10度くらい下がって本当に気持ちいいですよね。美術館などを手がける設計士さんだったので、いろいろアドバイスをいただいて、インテリアはアンティーク調のものにしました。空間も割とぜいたくに取ってあります。診療でも患者さんを待たせないように余裕を持たせて予約設定しているので、待合室の収容人数はこれで十分ですし、駐車場も満足しています。開業当初はレストランと間違われて「ランチやっていますか?」なんて聞かれたこともありました(笑)。クリニック名は名字を使うと他院と重なるので、知り合いのお坊さんに相談したんです。清水寺の前の山の名前からで、縁起がいいそうです。

患者層はいかがですか?

小さな子どもから高齢者まで幅広いです。この裏の住宅団地ができてちょうど50年くらいになるので、70代、80代の方も多いですし、20代から50代の主婦層やそのご家族も多く来られます。学校の歯科検診もしているので学校で紙を出された生徒さんなんかとも重なってくるのですが、その主婦層のお子さんにあたる幼稚園の年中さんくらいから小学校、中学校、高校くらいの子も来ます。また、近くの大学に通う学生さんも来られます。

こちらの治療の特徴は何でしょうか?

半田光雄院長 音羽ノ森歯科診療室2

インプラント治療も対応していますし、口腔外科的なところでは、抜歯もさまざまな症例を経験しているので、よほどの難症例ではない限り、当院で対応しています。とはいえ、当院の基本的な治療は、虫歯や義歯、ブリッジなどのいわゆる一般歯科です。虫歯にしろ歯周病にしろ、そうなった原因にはさまざまな要素が絡んできます。患者さんがとりあえず悪いところだけを何とかしてくれればいいとおっしゃれば希望を尊重しますが、できるだけ症状の出た部分だけでなく、なぜそうなったかを考えて、口腔全体を総合的に治していきたいと思っています。

一般歯科というと、やはり保険診療が中心でしょうか?

そうですね、男性は保険診療を希望される方が多いかもしれません。女性は見た目を気にされる方も多いので、特に前歯に関しては自由診療でという方が結構おられます。入れ歯も今はさまざまな素材のものがあり、選択肢も広くなっています。ただ保険診療内では、どうしても決まったパターンにはなってしまいますね。

予防を重視し生活習慣改善のアドバイスも積極的に

総合的に治していきたいとおっしゃっていましたが、最終的には予防につながりますね?

半田光雄院長 音羽ノ森歯科診療室3

もちろん治療よりも予防することが重要と考えています。虫歯や歯周病を治しても、予防の習慣がないとまた同じことの繰り返しです。前回の治療から次の受診まで3~4年空いてしまったら、また悪い状態になっていたりするのです。それを繰り返すと最終抜歯せざるを得なくなってしまいます。あるいは入れ歯が大きくなってしまったりブリッジが長くなってしまったりして作り直しといったパターンもあります。その間にきちんと予防をすれば、良い状態のまま長く維持することもめざせます。歯は複雑な形をしているため日々の歯磨きだけでは不十分な部分が出てくるものなんです。検診でここに歯ブラシ入れてねとか、ここに歯石がついているから落としましょうねと説明することで、患者さん自身の意識のレベルも上がります。

予防意識を高めるための特別な工夫はされていますか?

鏡でご自身の歯を見ていただくんです。見てもらいながら、ここにこんなに歯石がついているのは歯ブラシがきちんと当たってないからだよとか、腫れているでしょ、出血しているでしょ、などと説明することで、患者さんの予防意識の向上につながります。お口の状態を日頃から意識してもらうことが大切なんです。そうでなければ、日々仕事などで皆さん忙しいので、痛みがなければ来ないし、来た時にはかなり悪い状態になっていたりして、ななかなか悪循環から抜け出せません。年に2、3回検診に来ていただくと、仮に虫歯になったとしても、簡単な治療で終わることができるようになります。

習慣って大切なんですね。習慣を見直してもらいたいと思う患者さんはいますか?

半田光雄院長 音羽ノ森歯科診療室4

正しい歯磨きの習慣がない人ですね。あと、建設業など外で労働をする患者さんに多いのですが、10時、お昼休み、3時、5時と、1日何度も甘い缶コーヒーを飲む習慣のある人がいます。疲れてどうしても欲しくなるそうです。これでは口の中が砂糖漬けになって虫歯菌には絶好の環境です。結局「痛い痛い」って歯科医院に駆け込むことになり、神経も取らなくてはいけなくなって、そうすると歯がどんどん弱くなるんです。小中学生でスポーツ系のクラブ活動している子もそう。スポーツ飲料をよく飲むので、虫歯とまでいかなくても歯が白濁しているのをよく見ます。余談ですが、お口の状態でその人の生活が表れるんですよ。精神的につらいことがあると、人って歯を磨く気力すらなくなってしまうんです。これまですごくお口の清掃状態が良かった人がいきなり悪くなり、理由を聞くと身内が病気になったとか不幸があったとか、そんなこともあります。

地域住民が気軽に相談できる存在

子どもの患者さんには何か指導はされているのですか?

半田光雄院長 音羽ノ森歯科診療室5

まずは親御さんに生活習慣について質問をします。虫歯が多発している子なら「食事に糖分が多くないですか」とか、「普段何を飲んでいますか」と。甘い物を食べてはいけないわけではないのですが、一番良くないのが「ダラダラ食べ」。缶コーヒーと同じで、1日中あめをなめていたり、おじいちゃんおばあちゃんの家でお菓子をたくさん食べていたり、そういった環境では一気に虫歯が増えてしまいます。親御さんによっては、飲み物は平気と思ってる人もいるのですが、糖分の含まれた飲み物も、当然歯の間に入ってそのまま寝ると、酸が発生して歯を溶かすことにつながります。夜は唾液の分泌が止まっているし舌を動かさないし、就寝時口の中は適当な体温に保たれています。そこに糖分が加わると菌にとって絶好の条件がそろいますから、菌が活発になり増殖します。夜寝る前に汚れをいかに落とすかが大事なんです。

休日の過ごし方は?

休日に限らずよく行くんですが、スポーツジムでマシンや水泳をして体力づくりをしています。この仕事は、椅子から立ち上がっては右へ行ったり左へ行ったりスクワットの連続で、意外と体力を使うんです。忍耐力も必要。例えば、親知らずの抜歯でなかなか抜けない場合は、1時間半くらいかかるケースもあるんです。当然抜けるまで頑張らなければいけないのですが、これが忍耐力を試されます。ジムでは30分連続、距離にして1.5キロほど泳ぐんです。泳いでいる最中はつらいんですが、泳ぎ切ったら結構満足で、それこそ忍耐力がつきます。あと、高校の時登山部だったのですが、その仲間と登山に行くことも多いですね。大学が北海道だったので、その頃から冬場はスノーボードをしています。行った先で、おそばやパスタなど麺類を食べるのも楽しみです(笑)。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

半田光雄院長 音羽ノ森歯科診療室6

当院は一般的な歯科診療をご提供する地域密着型の歯科医院です。小さなお子さんからご高齢者まで、さまざまなニーズにお応えできるよう環境を整えていますので、「これくらいのことで行っていいのかな?」などと考えず、お気軽にご相談ください。また、繰り返しになりますが、お口の健康を守るには治療より予防が大切です。特に症状がなくても、年に2、3回の検診をぜひ習慣にしていただければと思います。定期的にメンテナンスすることにより、治療におけるご負担も抑えることができます。大切な歯の健康管理を一緒にしていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/27万5000円~、前歯の修復治療/9万円~、ホワイトニング(ホーム)/3万3000円
※治療内容により料金異なります。

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