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小澤志朗 院長の独自取材記事

公益財団法人日産厚生会 玉川クリニック

(世田谷区/二子玉川駅)

最終更新日:2020/01/06

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東急田園都市線・二子玉川駅から徒歩3分。玉川高島屋SC西館1階に「公益財団法人日産厚生会 玉川クリニック」はある。開院40年以上を数え、玉川病院の出先機関として、広く地域医療を担ってきた。玉川高島屋本館から2003年に現在の場所に移転し、眼科や皮膚科、乳腺治療の他、禁煙治療や東洋医学を用いた漢方治療など、幅広い診療体制を整え現在に至る。日曜・祝日も診療を行っているため、平日の通院が難しい患者からの支持も厚い。そんな同院の院長を務めるのは小澤志郎先生。玉川病院副院長を経て2011年に就任。呼吸器内科を専門にしており、近年は禁煙への啓発にも力を注ぐ。患者とのコミュニケーションを重視し、一人ひとりに向き合った、オーダーメイドの診療を心がけている。クリニックの概要や特色、診療へのこだわり、医師をめざしたきっかけなどについて小澤院長に聞いた。
(取材日2015年8月21日)

アクセス抜群で通いやすい。長い歴史を持つクリニック

歴史のあるクリニックだと聞きました。

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近年で二子玉川周辺はだいぶ変わりましたから、街の変遷とともに歩んできたクリニックと言っても過言ではないと思います。今はこの場所、玉川高島屋S・C西館にありますが、最初は本館の4階。「公益財団法人日産厚生会 玉川病院」が母体となり高島屋のオープンとともに開院したんです。1969年のことですね。そして、約35年の診療を経て、2003年に現在の場所に移転しました。それに伴い、診療面積が増えたので、眼科や皮膚科、乳腺の外来、漢方の外来などの診療科を増設し、現診療体制となっています。私が玉川病院に勤務したのは1986年のことです。その後、副院長を16年担当し、2011年から当クリニックの所長を務めています。

来院する患者さんの傾向はありますか?

二子玉川駅から3分とアクセスが非常によく、かつ玉川高島屋S・C西館ということで駐車場の心配もないので、風邪、腹痛などのcommon disease(一般的な疾患)、生活習慣病をはじめさまざまな患者さんが来院されています。日曜、祝日も診療を行っていますので、年齢層も幅広く、働き盛りの方もよくいらっしゃいますね。また健康診断や人間ドック、区の特定健診や一般健診などで来院される方もたくさんいらっしゃいます。

クリニックの特色を教えてください。

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本院である玉川病院と同様、当クリニックは公益財団法人ですので、利潤の追求が目的ではなく、医療を通じ広く公益に寄与して行くことが前提のクリニックであることです。玉川病院の出先機関として、地域の患者さんの親密なかかりつけ医としての役割を担っていますので、病院との緊密な連携のもとに、緊急時や入院精査治療必要時に早急な対応が出来ることが患者さんにとって一番のメリットではないかと思われます。診療面においては、かかりつけ医としてcommon disease、生活習慣病をはじめ、専門分野である呼吸器疾患、それから漢方治療などの東洋医学の外来も実施しています。また、区の特定健診、事業所健診、人間ドックなど保健予防活動にも積極的に取り組んでおり、眼科検診、乳癌、子宮癌検診なども当クリニックで同時に出来ます。

患者、ひいては生活者の意識に健康を届けたい

先生の専門分野はなんですか?

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私は内科の中でも呼吸器が専門です。30歳代までは母校や癌研付属病院などで、主として肺癌の診断、治療に従事していたのですが、玉川病院に勤務してからは、気管支喘息、COPD、呼吸器感染症、睡眠時無呼吸症候群など呼吸器全般を扱っています。現在、力を入れて取り組んでいるのは慢性咳嗽(がいそう:長引く咳のこと)の早期診断と禁煙への啓発活動です。最近咳を主訴に受診される患者さんが増加しており、中でも咳喘息の比率が高くなっていますが、早期に咳喘息と診断するのはそう簡単ではありません。呼気NO測定器などを用い出来るだけ早期に的確な咳喘息の診断治療が出来るよう努めています。禁煙ですが、当クリニックでも禁煙の外来を実施していますが、これは禁煙しようという意思を持って受診されるいわば受け身の診療です。これからは、区の特定健診、企業健診、人間ドックなど健診業務の中へ積極的に介入して禁煙活動を推進して行こうと考えています。

先生の診療でのこだわりをお聞かせください。

こだわりというか、医師としての姿勢として次の2つのことを常に念頭において診療に当たるように心がけています。まず1つは、患者さんと「バリアフリーな相互関係」、つまり常に患者さん目線で診療にあたることです。そのためには、患者さんとのコミュニケーションをはかることが大切です。その手段の一つとして、クリニックには私が撮影したつたない風景写真を飾っていますが、この写真を共通な話題として会話がはずみ、大いに役立っています。2つ目としては、ガイドラインに縛られた医療ではなく、それぞれの患者さんの希望、背景をも考慮したいわば「オーダーメイドな医療」が出来るよう心がけています。

これまでで、思い出深いエピソードはありますか?

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これまで、私が主治医として受け持った患者さんの数は数千人にのぼりますが、それぞれの患者さんとの間にドラマがあったように思います。退院時記録が保存してありますので、たまに読み返してみると当時のことが思い出されますが、たいていは、こうすればもっと良くなっていたのではないかと反省することが多いですね。一番思い出深い患者さんは、歌舞伎役者であった方ですね。重症な慢性呼吸不全で人工呼吸器を装着する程でしたが、もう一度舞台に立ちたいという必死の思いでリハビリに励まれ、見事舞台復帰されました。私も歌舞伎座に度々足を運びましたが、病をおして演じる姿は本当に心打たれるものがありました。その後再び病状が悪化し、出口の見えない闘病生活で私も心が痛む日が続いたのですが、2001年3月末、終幕が訪れました。満開の桜のもと朝から小雪が舞い、夜には月が出るという不思議な1日、月明かりに照らされて旅立たれました。自ら演出された見事な幕引きに私も救われた思いでした。

日常の中での健康意識が大切。まずは、自分の体を知ることから

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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もう50年近く前のことですので、はっきりとは覚えていませんが、私が高校1年生の時、父の病死という出来事があり、それが医学の道を志すきっかけとなったかと思います。高校が島根県の松江市でしたので、同じ中国地方にある岡山大学医学部に入学しました。卒後母校の呼吸器内科に入局し、その後10年間関連病院などで勤務後、家庭の事情もあり上京し、1986年日産玉川病院に勤務となりました。最初は数年のつもりでしたが、気がつけばそれから35年が過ぎました。

休日はどのようなリフレッシュをしていますか。

10年程前から風景写真を撮りに出かけるのを趣味にしています。実は、カメラの趣味は患者さんから教えてもらったものなんです。先ほどお話しした通り、少しでも患者さんとのコミュニケーションのきっかけになれば、と思い、撮影した写真は院内に飾るようにしています。北アルプス涸沢の紅葉に魅せられてから、年数回はカメラを背負って病院の仲間と登山をするようになりましたが、これはリフレッシュというより修行に近いですね。

最後に、『ドクターズ・ファイル』の読者にメッセージをお願いします。

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いちばんは、自分の体の健康をご自身で知っておくということですね。定期検診などの結果だけを意識するだけではなく、日常の中で健康に気をつけていくことが大切だと思います。また、病気になる前に、かかりつけを見つけておくことも重要ですね。さまざまな情報にあふれる社会であるがゆえ、信頼の置けるクリニックを探すのも簡単なことではないのかもしれませんが、気軽に相談できるというのは実は非常に大切なことであり、とても有益なことです。ぜひ、病気を遠ざけられる環境を整えながら、充実した日々を送っていただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/4万3500円~(税別)

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