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安田 昇平 院長の独自取材記事

二子玉川ヤスダクリニック

(世田谷区/二子玉川駅)

最終更新日:2024/07/10

安田昇平院長 二子玉川ヤスダクリニック main

美容皮膚科・美容外科・形成外科を掲げる「二子玉川ヤスダクリニック」は、2004年の開業以来20年にわたり、外見によるさまざまな悩みを改善に導き、多くの患者を笑顔にすべく尽力してきた。院長の安田昇平先生はこれまでに数多くの症例を手がけてきたスペシャリストだ。経験に裏打ちされた技術と、アートに造詣が深く美的センスを生かした診療で患者の悩みに寄り添っている。同院には、遠方から訪れる患者も少なくないという。現在メインに携わっているのは美容医療だが、安田院長がライフワークとするのは傷痕治療だ。「顔や体の傷が、心の傷になってずっと残っている人がいる。治療することで、心の傷も癒やせたら」と語る安田院長に、同クリニックの特徴や自身のことについて話を聞いた。

(取材日2024年5月24日)

「傷痕をきれいにしたい」とレーザーを導入して開業

医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

安田昇平院長 二子玉川ヤスダクリニック1

実は今の道をめざす前は画家の道に惹かれ、美術大学への進学を考えたこともありました。ただ、芸術の道で暮らしを立てられるかは、過去の偉大な作家を見ても時の運でしたよね。ならば絵は趣味にとどめておき、自分の力で身を立てられる、さらに、できるならば人の役に立つ仕事をめざそうと思うようになったのです。そこで、真っ先に思い浮かんだのが医師という仕事でした。これには内科の医師になった身内の存在も影響していると思います。片腕が自由に動かせないハンディキャップのあったその親戚は、苦労しながらも医師になりました。それほど打ち込める仕事ならやってみたいなと、背中を押されるように医学部に進学することを決めたんです。

開業前は、大学病院などで消化器外科や形成外科を経験されたそうですね。

もともと手を動かすことが得意だったので、手術がしたかったんです。そこで外科を選び、大学を卒業してから2年間は東京都立駒込病院の消化器外科で、術後のマネジメントやケアなどを経験し、3年目から慶應義塾大学病院の形成外科に入局しました。当時の大学病院は新人にとってシビアな環境で、同級生が国家試験に落ちてしまったこともあり、1人で病棟を回って術前術後の管理や手術にも入らなければならず、ほぼ24時間病院にいるような生活でした。その後、地方の病院を経て、再び慶應義塾大学病院に戻ってから、レーザー専門のクリニックへ移った時に、あざへのアプローチでレーザーに出合い、「これだ!」と思いました。

レーザーでのケアに注目されたのは、どうしてですか?

安田昇平院長 二子玉川ヤスダクリニック2

形成外科時代から傷口を縫った痕が残ってしまうことを、ずっと気にしていたからです。レーザーを使えば、傷痕を残さないよう配慮したケアが望めます。その上、機器や技術はますます改良されていくと想像できたことも魅力的でした。大きな可能性を感じて、レーザーを専門にしていこうと心に決めました。このクリニックは当初から美容医療をメインでやろうと考えていたわけではなく、レーザー治療が対象となる外見上のあざを背負った人や、手術・ケガなどで傷痕ができてしまった人を治療したいと考えていたんです。しかし、開業して4〜5年たった頃から、大学病院などの大規模病院でもレーザーを取り入れるようになったので、当クリニックでは徐々にしみなどをはじめとする美容医療の割合が増えて、今に至ります。

できるだけ少ない回数で、有用なアプローチを

開業から20年の月日が経過しましたが、患者さんの年齢層や主訴などに変化を感じますか?

安田昇平院長 二子玉川ヤスダクリニック3

ここは商業施設の一角にあるので、平日はこの辺りで買い物をしたり食事をしたりする中高年の女性が多いことは現在も変わりません。最近の傾向としては、肌をきれいにしたい若者やひげの脱毛の相談をされる方など、男性の患者さんも増えました。あと、徐々に高齢化していることは日々感じます。以前からご高齢の方がいらっしゃることもありましたが、その目的は主に終活でした。遺影撮影の前や棺桶に入った時の顔を気にされて来院する方などが多かったんです。ところが近頃は、美容医療を行って「あと10年頑張るぞ!」という元気な方が増えた印象です。

安田院長は、これまでに数多くの患者さんを診療されたそうですね。

そうですね。中でも多いのがレーザーを使ったしみのケアです。レーザーでの施術の割合は、ほくろ・イボも含めると7~8割ほどでしょうか。一口にしみやイボのケアといっても、さまざまな種類があって、アプローチの方法は異なります。それに、患者さんによって通える頻度や望むことが違うので、診察中に直接聞いた内容だけでなく、言葉の端々からもバックグラウンドを推察し、どのようなライフスタイルを送っていて、どんな性格の方なのかをよく理解した上で、説明の仕方も工夫するなど、希望に沿った診療ができるよう心がけています。他にも傷痕を目立たなくしたいといったご相談も受けつけています。遠方からわざわざ来院される方も少なくありませんね。

レーザーでのケアを取り入れているクリニックはたくさんありますが、こちらの強みを教えてください。

安田昇平院長 二子玉川ヤスダクリニック4

やはり、レーザーを用いたケアの経験数が多いことではないでしょうか。さまざまなケースを見てきた経験から、皮膚のコンディションを熟知しているので、レーザーの出力加減からインターバルまで、いつ・どのような処置をすべきかを適切に判断できます。見極めができずトラブルを恐れて出力を弱くしてしまいがちですが、それではクリニックに通う回数が増えるばかりで、本当に望むケアは得られないと思っています。肌の状態や痛みの耐性などにもよりますが、当クリニックでは基本的にできるだけ少ない回数で、適切な強度でレーザーを当てる方針で進めていますし、不安を感じられる方にはこまやかに声をかけることも忘れません。また、新しいアプローチ法を導入する際にはスタッフに事前に共有し、実感のこもった説明を患者さんにしてもらえるようにもしています。

しみを除去することで表情がパッと華やかになるように

クリニックの壁に絵画がたくさん飾られていますが、ご自身でも描かれますか?

安田昇平院長 二子玉川ヤスダクリニック5

ここしばらくは絵ではなく、もっぱら彫刻ですね。父が病気で亡くなった時に、ふと仏像を掘りたくなったのです。それ以来、木彫りで仏像を作っていますが、これがなかなか奥が深くて面白いんです。クリニックに置いている木彫りの仏像はどれも僕の作品ですが、どれだけやっても興味が尽きません。絵は今でも好きなのでそのうちまた描きたいと思っていますが、最近はアート以外にも、山や川、それに花、虫など自然の物に惹かれるようになりました。街を歩いていても緑がきれいだなと思ったり、心地良い風に気づいたり。さまざまなものから美を感じ取ることは、現在の仕事にも少なからず影響を与えていると思います。特に形成外科では、技術だけ学んでも美的センスがある人とない人では、まったく違いますから。

これから力を入れていきたいことはありますか?

顔や体の傷が、心の傷になってずっと残っている人がいます。表面の傷をきれいに導くことで、心の傷を癒やせたら、これもある種の社会貢献といえるのかもしれないと最近考えるようになりました。傷だけでなくあざやしみでも、人知れず長年悩んでいる人はたくさんいます。気になっていたしみをケアすることで、気持ちも前向きになり、表情もパッとなるものでしょう。お年を召した患者さんもケアを始めることで、だんだんと前向きになっていくのを目にしたら、美容医療は健康寿命を伸ばすことにも貢献しているのではないか、と感じます。これからますます高齢者は増えていきますが、良い終活のお手伝いができたらと思いますし、同時にライフワークである傷痕治療も続けていきます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

安田昇平院長 二子玉川ヤスダクリニック6

思いもよらない時代の変化を経験し、今は誰もがネガティブな気分に引っ張られやすい世の中になっているのではないでしょうか。そんな時だからこそ、当クリニックの施術によって、不安な気持ち、マイナスな気持ちを少しでもプラスに変えられるようお手伝いができたらと考えています。人はちょっとした変化で明るい気持ちになって、前向きになれるもの。そうして一人ひとりの気持ちを少しずつ変えていくことで、物事が良い方向に進んでいってほしいですね。性別や年齢に関係なく、多くの方に笑顔になってもらえるよう、患者さんの心に寄り添った診療をこれからも続けていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/レーザー施術:3mm以下3300円~、イボの除去/3mm以下3300円~、ほくろの施術/1~3mm:1万1000円~3万3000円 ※使用箇所によって金額が異なります。詳しくはクリニックへご確認ください

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