おけはざま歯科クリニック

小島 元康院長

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「やわらか歯医者」というキャッチフレーズが印象的な「おけはざま歯科クリニック」は、緑区桶狭間の住宅街にある地域に根差した歯科医院である。院長の父が隣でそろばん塾をしていることもあり、クリニックには子どもの患者が多い。小島元康院長は、コミュニケーションを重視して患者の気持ちに寄り添い、心を通じあった関係づくりをすることを何よりも大切にしており、患者が持つ恐怖心を和らげることを心がけている。また、歯科治療だけでなく、人の暮らし全般をより良くしていきたい、という強い思いを持ち、歯科医師としてだけでなく、ケアマネジャーとしても活動しており、高齢者ケアにも精通している。子どもと高齢者、暮らし全体の良い相談者でありたいとまい進する先生の思いを聞いた。
(取材日2016年11月16日)

やわらか歯医者という言葉に込められた思い

―「やわらか」というフレーズが印象的です、この言葉に込められた意味や思いを教えてください。

「気持ちが和らぐ」歯科クリニックでありたい、という思いでこの「やわらか歯科」というフレーズを使っています。歯科クリニックを訪れる患者さんは、気持ちのどこかにマイナスな感情を持って来院します。また、従来の歯科クリニックに対しては、「怖い、痛い」などのイメージを持つ人が多くいます。だから私たちのクリニックは、治療する際に患者さんができるだけ痛みを感じることなく、気持ちもリラックスして、少しでも前向きになってもらえるような歯科クリニックでありたいと考えた結果、この「やわらか」という表現にたどりつきました。

―多くの先生のほか、看護師、保育士さんも在籍されていますね。

看護師の有資格者がいまして、歯科助手として患者さんとコミュニケーションをとりながら、例えば顔色が悪い方の血圧を測るなどして体調確認をしています。お口の健康を守ることが歯科医院の役目ですが、その中で私たちが患者さんのためにできることは何だろうと工夫した結果、できる範囲で患者さんの体調管理を行うことが、私たちの役割のひとつではないかと考えてそのようにしています。他にも保育士が常駐していますので、小さなお子さんがいるお母さんなど、近くに預けることができない方を中心に、保育スペースでお子さんをお預かりするサービスを提供しています。近隣だけではなく、遠方からの患者さんも多く、保育サービスは皆さんにとても喜ばれています。

―育児で悩んでいる患者さんもいらっしゃるのですね。

そうですね。現代社会は核家族化が進み、以前よりも皆さんの暮らしの中で、頼れる人や相談相手が少ないという現状が見られます。子育て中の家庭の多くは、特に子どもの成長面で、お母さんがさまざまな問題に直面し、悩まれることも多くあると思います。そのような時に私たちが少しでも育児に関する相談にあたることで、お母さんたちを応援することができればと、お話を伺っています。ほかにも高齢者の患者さんとお話することも多いですね。中にはひとり暮らしで寂しい思いをしている方もいますので、私たちとお話しするだけでも、患者さんの気持ちを癒やすことができると信じて、患者さんとの何気ない会話を大切にしています。



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