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山下 孝司 院長の独自取材記事

鎌倉台歯科クリニック

(名古屋市緑区/有松駅)

最終更新日:2020/04/01

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「痛みのない治療、患者の負担にならない治療」をモットーに、21年間にわたって近隣の人々の歯の健康を守ってきた「鎌倉台歯科クリニック」。話しやすく穏やかな物腰の山下孝司院長は、虫歯治療・歯周病治療・根管治療などを幅広く診療し、20年にわたって通い続ける住民も多い。近年は予防歯科にも力を入れ、多くの患者がメンテナンスに訪れる。3年前にはメンテナンス患者の急増に対応するため、専用の診療台を増設した。虫歯の治療では6倍と10倍の拡大鏡を使うことで、麻酔の注射の痛みを緩和。治療でもさまざまな機器を導入し、患者の負担となる通院回数を減らしている。メンテナンスを通して「虫歯・歯周病ゼロ」をめざす山下院長に治療や予防歯科、設備へのこだわり、趣味のカメラについて話を聞いた。
(取材日2018年5月24日)

「痛くない治療、患者の負担にならない医療」をめざす

先生がこのエリアに開院した理由を教えてください。

1

私は名古屋で生まれ、名古屋で育った生粋の名古屋っ子です。愛知学院大学歯学部を卒業した後、開業医で経験を重ね、1997年、昔からなじみのあったここ緑区で「鎌倉台歯科クリニック」を開院しました。開院当時、辺りは農地ばかりだったのですが、ほどなくして名古屋市の土地開発が始まり、道路ができ、住宅ができ、それに並行するように患者さんも増えていきました。今は近隣にお住まいの方が多く、20年来のお付き合いの方もいらっしゃいます。また、昨年の12月にホームページを開設したこともあり、遠方から来てくださる新規の患者さんもいらっしゃいます。

「痛みのない治療」をめざしておられるそうですね。

はい。麻酔では、針が刺さるときの痛みを抑えるために、3種類の表面麻酔を必要に応じて使い分け、さらに麻酔の注射は6倍と10倍の拡大鏡を使うことで、針を刺す角度や注入速度を調整しています。針も33Gという超極細のものを使っているので、中には注射をされたことに気づかず「最近の歯科医療はすごいですね。注射をしなくても麻酔が効くようになったんですね」と勘違いをされる患者さんもいらっしゃいます。先日は小学生の女の子に「先生、麻酔の注射上手だね」と褒められました(笑)。

診療で心がけていることはどのようなことでしょうか?

2

「患者さんの負担にならない医療」を心がけています。虫歯の治療も神経まで達していないものは、すぐに固まる白い詰め物をして1日で終わらせます。白い材料ですから見た目もいいですし、接着性も高い。食事もすぐにできます。しみることも非常に少ない素材なので、患者さんは治療後もストレスを感じることがありません。また、痛んだ歯髄を除去して根管を清掃する「根管治療」では、通常は細い針を使って1本1本手作業で行うのですが、これを完全機械化にして、これまで3回通院が必要だったところを1回で終わるようにしました。このように、なるべく通院回数を減らし「患者さんの負担にならないように、痛みが出ないように」と常に考えています。

毎月多くの患者がメンテナンスで来院

メンテナンスの患者さんが多いそうですね。

3

今は虫歯治療よりもメンテナンスが多くなりました。以前は専用の診療台が1台しかなかったのですが、予約が半年待ちという状況になってしまい、「これはいけない」と3年前にもう1台増やしました。当院では4ヵ月に1度のメンテナンスをお勧めしており、毎月、多くの方がメンテナンスにいらっしゃいます。流れとしては、まず歯周ポケットを測定した後、位相差顕微鏡でお口の中の細菌の状態を確認します。その後、除菌水でうがいをして細菌の活動性を低下させ、クリーニングを行い歯間部などを磨きます。この工程に毎回1時間ほどかけます。メンテナンスの成果は確実に上がっていて、十数年間、定期的に受けている男性は、虫歯もなく歯槽膿漏もありません。たまに小さな虫歯ができても、軽く削って白い詰めものをして1日で処置が終わります。

設備に対するこだわりを教えてください。

患者さんに安心して治療を受けていただくため、衛生面にはとても気を使っています。コップやトレイ、私やスタッフが使用するグローブは患者さんごとに変え、歯を削るタービンは患者さんごとに滅菌と高圧減菌を行っています。また、院内の水にもこだわっていますよ。うがい、手洗い、歯を削るタービンから出る水にも、薬剤・薬品を一切使わない除菌水を使用し、院内感染の予防を徹底しています。さらに、歯を削った時にお口の外に飛び散る飛沫粉には、血液や唾液中の細菌などが含まれ、大きな感染源となるので、診療台の上部に取りつけた「口腔外バキューム」で吸引し、患者さん相互の感染を防止しています。

スタッフへの指導にも力を入れていらっしゃるそうですね。

4

今年、新入社員が2人入ったのですが、彼女たちには「引き出しをたくさんつくるように」と伝えています。引き出しを増やすためには、本と歯科雑誌を読むことが大切です。歯科雑誌にはトレンディーな話題が載っていますから、そこから学び取ることができます。また、歯科に関するテレビ番組も「必ず観るように」と言っています。患者さんからその番組について聞かれたときは、120%の知識を持って向き合い、90%の説明ができるようにしないといけない。そのためには引き出しをたくさん持つことが大事なんです。あとは、学んだことを手で書いてファイリングすること。これらはすべて私が30年前に先輩から教わったことです。彼女たちと話しながら、学びに関してはいつの時代も変わらないのだなと実感しています。2人も努力して日々成長しています。

メンテナンスに力を入れ「虫歯・歯周病ゼロ」をめざす

先生が歯科医師を志したきっかけを教えてください。

5

高校2年生の時に歯が悪くなって、近くの歯科医院にかかったことがきっかけです。とてもきれいな医院で、単純ですがそのときに「こういう環境で働きたい」と思いました。性格的にも歯科医師という仕事が向いているかなと思い高校卒業後、愛知学院大学歯学部へと進みました。当時は研修医制度がなかったものですから、大学を卒業して開業医に勤務しながら、興味があった根管治療の講習会に積極的に参加し多くのことを学びました。

カメラがご趣味だそうですね。

休みの日はよくカメラを持ってあちこちに出かけていますね。家族で旅行に行くときは、カメラを3台持っていって撮影を楽しんでいます。診療室と待合室、トイレに飾ってある写真は、私が撮影したものです。最初は自信作ばかりを飾っていたのですが、誰も気づいてくれないので、少し下手な写真も飾ってみたんです。そうしたら、写真好きな患者さんが「あれ、もしかして先生が撮ったの?」と声をかけてくれるようになって、感想を伝えていただけることも増えました。時には気に入ってくださった写真をプレゼントさせていただくこともあります。ご来院の際は、写真も目に留めていただけるとうれしいですね。

最後に、今後の目標と読者へのメッセージをお願いします。

6

「虫歯・歯周病発病ゼロ」をめざしています。当院が虫歯を治すところではなく、虫歯にならないようにするための場所にしていきたいですね。そのために、間食の取り方や回数、食事の指導、食後のケアについてのアドバイスにも力を入れています。なかなか難しいですけれど……。当院ではこれからも地域に根差した歯科医院として、虫歯の治療やメンテナンスを通して皆さまに信頼され、安心していただける診療に努めていきます。痛みをできる限り抑えた治療を心がけていますので、「歯科治療が怖い」と思われている方も安心してご来院ください。

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