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中平 宏 理事長の独自取材記事

中平歯科医院

(今治市/今治駅)

最終更新日:2020/04/22

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歯を失った後の治療法として、“第2の永久歯”ともいわれることのあるインプラント治療。「中平歯科医院」理事長の中平宏先生は、1981年、故郷の今治市内に「中平歯科医院」を開業。地域の患者と寄り添う中でインプラント治療に着目し、多くのインプラント治療に携わってきた。2002年からは総入れ歯の人のインプラント治療において、手術当日に仮歯を固定していく術式を導入し、東京でもインプラント治療に特化したクリニックを展開している。患者一人ひとりの「健康で幸せな人生」の実現を目標に、「噛むことから始まる若さと健康」の啓発に努めているという中平先生に、インプラント治療にかける想いを聞いた。
(取材日2020年3月17日)

約40年にわたり、インプラント治療に尽力

中平先生といえばインプラント治療、といわれるとか。取り組み始めたきっかけとは?

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歯を失った後の処置としては昔から入れ歯やブリッジが一般的でしたから、私も開業当時はそれらに力を入れていました。当時は金属の総義歯を専門として取り組んでいて、技工所への発注もかなり多かった。ですが、入れ歯やブリッジは噛むことに対して機能的に十分ではない点があります。というのも、入れ歯は粘膜の上に乗った状態で完全に固定されたものではないため、うまく噛めなかったり、痛みが出たりすることがあります。ブリッジは、土台となる歯のエナメル質を大きく削るため、虫歯になるリスクが高まります。そんな背景もあり、入れ歯やブリッジより良いものはないかとリサーチを続けていました。当時は日本にインプラントの技術が入り始めた頃でしたから、私も海外や国内で開催される勉強会に参加しながら技術を習得していきました。

インプラント治療は以前は珍しいものだったと思うのですが、患者さんの反応はいかがでしたか?

むしろ、患者さんからのニーズに背中を押していただきました。当時、今治市は造船業で栄えており、「お金はかかってもいいからもっといい治療はないか?」というオファーが多かったんですね。入れ歯は大きく口を開けたりくしゃみをしたりした拍子に外れそうになるという不安もありますし、噛めない、痛いという不満も患者さんから聞いていました。歯を失っても再び噛めるようになっていただきたい。歯科医師として当然持っていた想いと患者さんの希望がうまくマッチした感じですね。

その想いが、数本のインプラント体で顎全体を支える治療法につながっていったのですね。

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そうですね。インプラントが現在のような治療法として確立された後も、さまざまに改良が重ねられてきました。インプラントはほかの歯を傷つけず、違和感なく快適に噛めるようになることが望め、見た目にも自然な歯になる。歯を失った人にとって、メリットの多い治療です。その素晴らしさを知り、開業の翌年から私もインプラント治療に取り組み始めました。最初の10年はインプラントと入れ歯の経験を重ねることで自分の技術を一生懸命磨きました。入れ歯の知識や技術も、インプラント治療に必要です。しかしやがて、総入れ歯の人こそ噛むことに困っているのに、インプラント治療の壁がとても高いと痛感するようになりました。その壁を低くして一人でも多くの人に噛めるようになってほしい。その思いからたどり着いたのが、数本のインプラントを埋めて顎全体の人工歯を手術当日に固定する「即時機能」の治療法なのです。

患者ファーストのインプラント治療法を確立

それはどのような治療法なのですか?

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従来のインプラント治療で得られる咀嚼の快適さと、入れ歯の手軽さを融合して、進化させた方法です。通常のインプラント治療では、1本の歯に対して1本のインプラント体を人工歯根として埋入する必要がありますから、総入れ歯の方のように失った本数が多いと負担もとても大きくなります。一方、この治療法は、片顎に4本〜6本のインプラント体をバランスよく配置して埋め、そこに入れ歯状に連なった人工歯を装着する治療法です。埋めるインプラント体の本数が少ない分、手術での患者さんの体への負担も軽減できます。また、ほとんどの場合で手術当日に仮歯を固定させますので、1日で顎全体の歯がそろうというメリットもあります。総入れ歯の方だけではなく、多くの歯を失っていたり、ほとんどの歯がグラグラしていたりする方にも対応可能です。

1日で手術から仮歯の固定までをするというのは、非常に難しい処置なのではないですか?

これこそ、チーム医療の賜物です。外科手術を担当する歯科医師、全身管理を行う歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、受付スタッフが連携しながら患者さんの情報を共有し、治療を進めていく。しかも各スタッフが、高い専門性でそれぞれの役割を果たす。ワンチームで取り組むことによって、患者さん一人ひとりの状態やニーズにまで踏み込んだ高いレベルの歯科医療に挑むことができるのです。当院は開業から半世紀ほどを経ようとしていますが、スタッフも勤続20年以上と、多くの経験と信頼関係を築き上げてきています。そんなインプラント治療に精通したスタッフが治療に臨んでいることも当院の強みですね。また、スタッフ間だけでなく他科との医療連携も重要。歯科は耳鼻科や内科との関連性も深いですから、対診を行い、各科の専門的意見を共有することも必要になります。一人の患者さんをトータルで診ることで、安全に配慮したより適切な医療をご提供できます。

先生は松山と東京にもインプラントクリニックを展開されてらっしゃいますね。

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このインプラント治療法は自信をもってお勧めできるものだと言えるからこそ、県内にもっと広めたいと考え、まずは松山市に「松山インプラントクリニック千舟デンタル(現:松山中平歯科クリニック)」を開業。そこで手応えを感じたことで、さらに全国の歯科医師の先生方との情報交換を深め、東京は銀座の中央通りに「東京銀座歯科」を開業したのです。そんな経緯もあり、当院は歯科医師の先生方からの紹介や手術の依頼が多く、連携の大切さを改めて実感しています。今後も全国各地の歯科医院と協力して、歯科医療の向上に努めたいと考えています。

患者の健康と笑顔の実現こそが歯科医師のやりがい

先生の喜びの種はどんなところにありますか?

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それはもう、患者さんの笑顔。これに尽きますよ。よく「人は歯から歳を取る」といわれますが、歳を重ねて歯周病の進行などで歯を失っていくと、食べ物を噛むことが難しくなります。すると顎の骨も次第に痩せてしまい、お顔の印象も老けた感じになります。また気持ちにも影響して、表情も暗くなりがちです。そういった患者さんに対してこの方法でインプラント治療を行い、一日で仮歯を固定すると、鏡を見た患者さんの表情は一変します。その後徐々にしっかりと噛めるようになってくると、咀嚼によって筋肉がつくので見た目も変わっていきます。気持ちも明るく前向きになってくることがわかるので、私にとってそれは大きなやりがいです。特に女性にはとても喜ばれることが多く、本当にうれしいですね。

今後の展望を教えてください。

これまで歯科治療、特にインプラント治療に専念してきましたが、現状にとどまることなく、日々アップデートしていかなければなりません。そして、開業医は臨床だけでなく、日々の診療から得た実績をデータ化し、論文として公表することも大事です。自分一人の力は限られています。私の持つ知識・技術を歯科界に広く周知し、より多くの歯科医師とインプラントの技術を共有して、一人でも多くの患者さんを救うことが、今後の私の使命だと考えています。そしてますますお口の健康の大切さを発信していきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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幸せに生きていくためには、もちろん健康もお金も大事ですが、私が最近特に思うのは、信頼できる人がいること。家族や友人がいるというのは、生きる上でとても大事なことではないでしょうか。人と人とが関わり合い、支え合ってこそ人間らしく生きられるのだと感じています。人間関係の充実が精神の充実にもつながります。では、そのために必要なのは? と考えれば、口元の健康です。おしゃべりをして、一緒にご飯を食べて、思い切り笑い合って……。あらゆるコミュニケーションは口元から発しています。生き生きと、健康で幸せな人生を送るための一番の薬は笑顔。たとえ歯を失っても、決して諦める必要はありません。インプラント治療で笑顔を取り戻し、人生を楽しんでいただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万円~

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