横須賀市の市制施行と同じ明治40年に発足した横須賀市医師会は、「市民が安心できる医療環境」をめざし、横須賀市域での地域完結型医療体制の充実を図ってきた。診療所と病院との連携は密接で、「特に地域医療支援病院である3病院への適切な紹介により、市内で高度な医療までカバーしやすい点は強みの一つです」と高宮光会長は語る。
「加えて当医師会は『一次救急』『各種がん検診』『在宅医療』を大きな柱として、病院と補完し合って市内の医療体制の強化に尽力しています」
例えば同医師会が運営する「横須賀市救急医療センター」は地域の一次救急として、夜間・休日の急なケガ・病気に対応。軽症患者の大規模病院への集中を避ける役割も担う。
また子育て世帯への医療支援を市に提言し、小学6年生を対象にDTワクチン(ジフテリア破傷風混合ワクチン)とHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の同時接種も実現。
「そのほか、小学校の定期健診で低身長や肥満も調べることで早期の対応が可能に。令和8年度に開始した5歳児健診では就学前に心身の発達も確認し、支援が必要な科目の情報を小学校に提供できます」
高宮会長は「積極的医師会」を掲げ市民へのアプローチを強化。成人向けのワクチン手帳を配布し接種履歴の見える化を実現、また動画配信サイトで市民向けの医療情報の発信も予定している。
「今後も病院や行政と連携し、皆さんが安心できる暮らしに必要な施策を迅速に行えるように努めます」




