神奈川県南東部・三浦半島の大部分を占める横須賀市。地域の少子高齢化が進む中、市民の健康を支えるべく力を尽くしているのが横須賀市医師会だ。「三方を海に囲まれた三浦半島は、地理的特徴から横須賀市の医療が住民にとって最後の砦になる。だからこそ横須賀市救急医療センターを設置するなど地域医療の充実に取り組んでいます」と、三屋公紀会長。
健診・検診事業にも力を注ぎ、中でも胃がん対策には積極的だ。中学2年生を対象にピロリ菌検査を行い、ピロリ菌の早期発見・除菌に努め、胃がんリスク検診についてはこれまで実施してきた40歳に加え、20歳、30歳を対象とした検診を令和5年度から開始した。
「ピロリ菌保持者の減少などにより、胃がん発見数は減少傾向になりました。ピロリ菌を除菌すれば、ご本人の発症リスクを減らすことはもちろん、生まれてくる子どもに感染してしまう世代間感染のリスクも軽減できます。将来の健康のため、ぜひ積極的に検診を受けていただきたいですね」
さらに同会では、横須賀市立看護専門学校を運営。横須賀市立うわまち病院跡地に看護系大学の設置も計画されており、地域の医療人育成に尽力する。
「専門学校は高い国家試験合格率を維持し、9割以上が市内で就職。地域医療の向上につながっていると考えています。このほか校医や予防接種、検診など、さまざまな活動をしています。これからも地域の皆さまに寄り添って医療の充実に努めてまいります」




