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横須賀市

横須賀市医師会

横須賀市医師会会長インタビュー

三屋 公紀会長

(三屋内科)

1979年に北里大学医学部を卒業する。その後、北里大学病院、横須賀共済病院などでの勤務を経て、1997年横須賀市久里浜にある三屋内科の院⾧に着任。2000年より横須賀市医師会の理事を務め、2022年6月より現職。市民に親しまれ、信頼される医師会をめざしている。

がん検診や救急医療、医療人育成に尽力
地域に寄り添った医療を提供する

神奈川県南東部・三浦半島の大部分を占める横須賀市。地域の少子高齢化が進む中、市民の健康を支えるべく力を尽くしているのが横須賀市医師会だ。「三方を海に囲まれた三浦半島は、地理的特徴から横須賀市の医療が住民にとって最後の砦になる。だからこそ横須賀市救急医療センターを設置するなど地域医療の充実に取り組んでいます」と、三屋公紀会長。

健診・検診事業にも力を注ぎ、中でも胃がん対策には積極的だ。中学2年生を対象にピロリ菌検査を行い、ピロリ菌の早期発見・除菌に努め、胃がんリスク検診についてはこれまで実施してきた40歳に加え、20歳、30歳を対象とした検診を令和5年度から開始した。

「ピロリ菌保持者の減少などにより、胃がん発見数は減少傾向になりました。ピロリ菌を除菌すれば、ご本人の発症リスクを減らすことはもちろん、生まれてくる子どもに感染してしまう世代間感染のリスクも軽減できます。将来の健康のため、ぜひ積極的に検診を受けていただきたいですね」

さらに同会では、横須賀市立看護専門学校を運営。横須賀市立うわまち病院跡地に看護系大学の設置も計画されており、地域の医療人育成に尽力する。

「専門学校は高い国家試験合格率を維持し、9割以上が市内で就職。地域医療の向上につながっていると考えています。このほか校医や予防接種、検診など、さまざまな活動をしています。これからも地域の皆さまに寄り添って医療の充実に努めてまいります」

地域の健康を支える活動

住み慣れた場所で暮らせるよう
さまざまな職種が連携を行う

かもめ広場

在宅医療推進のため、関係多職種の連携拠点となる「かもめ広場」を開設。在宅患者情報共有システム「かもめネット」や在宅患者情報を収納した「よこすかリンクパスポート」などを活用してタイムリーに情報共有し、病診連携や診診連携を推進する事業を展開。効率的な在宅医療・介護の提供に尽力する。

もの忘れや認知症について
専門の医師に相談できる

もの忘れ・認知症相談医師

早期発見・早期治療が重要となる「認知症」について、同会では地域のかかりつけ医が専門知識を持って適切に対応できるよう研修を実施。修了した医師が、在籍する医療機関において患者やその家族からのもの忘れ・認知症に関する相談に親身になって応じ、適切な医療や介護サービスへつなげている。

夜間休日の突発的な傷病に
対症療法や応急処置などを実施

横須賀市救急医療センター

平日夜間や休日の突発的なケガ・疾病に対応している。年間約4万人(2023年4月~2024年3月実績)が利用し、内科、小児科、外科を診察する。小児科は内科医兼任ではなく、専門の小児科医が在籍。ここで軽症者を診ることで大規模病院への患者の集中を防いでいる。【問】046-824-3001

(2025年5月時点の情報です)

横須賀市歯科医師会

横須賀市歯科医師会会長インタビュー

半澤 栄一会長

(医療法人社団明輪会 プラザデンタルクリニック)

1983年神奈川歯科大学歯学部卒業。1988年同大学大学院修了、歯学博士号取得。1989年半澤歯科医院開業、1992年医療法人社団明輪会を設立しプラザデンタルクリニック開業。2020年同院理事長に。1989年の開業時より横須賀市歯科医師会の活動に取り組み、2022年会長に就任した。

障害者歯科から在宅医療まで
「お口から誰一人取り残さない街」に

神奈川県南東部に位置する横須賀市は、三浦半島全域を支える拠点病院や大学病院を擁し、一次から三次まで切れ目のない医療体制が整う。「困ったときにすぐ紹介できる環境があり、医科歯科連携も非常に円滑です」と半澤栄一会長は語る。市医師会や薬剤師会とともに行政を交えた合同懇親会も定例化し、顔の見える関係を築いてきた。

現在、特に力を入れるのが障害者や要介護・高齢者に対する全身麻酔下での歯科治療だ。「重度の障害がある方の複雑な治療は全身麻酔が必要ですが、治療まで長期間待つことも多く、痛みに耐える方を一日でも早く救いたいと考えました」と会長が話すとおり、県の補助を受けて専用機材を導入。麻酔専門の歯科医師の確保など課題は残るものの、着実に体制づくりを進めている。

県内でも特に高齢化率の高い横須賀市にあって、在宅医療や予防歯科も重視。地域包括ケア会議や多職種連携の場にも積極的に参加し、「口から始まるチームアプローチ」を実践。予防では、20歳から80歳まで10歳ごとに、市民を対象とする歯周病検診を実施する。

「特に若い方の受診率が高くないのは課題。啓発活動を続けています」

また、オーラルフレイル対策の重要性を同会内で共有しており、歯科医師の早期介入で健康寿命延伸をめざす。

「生まれて間もない乳児から高齢者まで、あらゆる世代に寄り添い、誰一人取り残さない街づくりに貢献したいです」と半澤会長。地域に根差した活動を通じ、歯科医療の新たな可能性を開く。

地域の健康を支える活動

障害者や要介護・高齢者へ
全身麻酔下の診療体制を整備

三浦半島地域障害者歯科診療所

休日急患歯科診療を実施する横須賀口腔衛生センター。その中にある三浦半島地域障害者歯科診療所では、県の補助を受けて全身麻酔治療に対応する機器を導入した。障害者や要介護・高齢者に必要な高度歯科治療の提供体制を整備している。今後は麻酔専門歯科医師の確保などの課題に取り組む。【問】046-823-0055

健康寿命の延伸に向け
高齢者から若年層へ広く啓発

オーラルフレイル対策

口腔機能の衰え(オーラルフレイル)が老化につながることから、同会では舌圧測定や咀嚼機能検査の数値を患者と共有し機能回復に取り組む。検査は50歳から受診でき、義歯装着前後で数値の比較も可能。高齢者に限らず、口腔機能の維持と口腔機能低下の予防として継続の大切さを若年層にも伝えていく。

多職種連携を深めながら
口から始める在宅ケアを展開

在宅歯科医療連携室

在宅歯科医療連携室では、通院困難者を対象に訪問診療を行う歯科医師を紹介。地域で安心して暮らせる体制づくりを推進する。また同会では、講演会を年2回開催したり横須賀市主催の在宅会議に年2回出席するなど、地域包括ケアシステムにおける多職種連携を強化している。
【問】046-823-0022

最終更新日:2025/12/03