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豊中市

阪急電鉄・宝塚本線の沿線に広がる豊中市は、大阪市内にも近く、交通が便利な北摂の中枢都市として発展してきた。千里ニュータウンなど新しいコミュニティーと古くからのまちが融合した市民力の高いまちとしても知られている。

市長インタビュー

長内繁樹市長
長内繁樹市長
長内 繁樹
市長

1958年生まれ。関西学院大学経済学部を卒業後、豊中市役所に入庁。高齢介護課長などを歴任し、2018年の豊中市長選挙で初当選を果たす。2人の子どもを持ち自ら「イクボス」と宣言して、市役所内の労働環境を見直す取り組みを推進。愛犬との1時間の散歩が健康の秘訣。

誰もが安心して子どもを産め
子どもが健康に育くまれるまちへ

「教育文化先進都市」を掲げる豊中市の取り組みをご紹介ください。

「統廃合で母校がなくなるのは寂しいけれど、子どもたちのためにより良い学校を作れるなら」と地域の方々と何度も話し合いを重ねながら進めてきた、施設一体型小中一貫の義務教育学校「庄内さくら学園」が令和5年4月に開校しました。庄内さくら学園では、それぞれの子どもの発達段階に合わせて、学年段階を4−3−2の3段階に区切り、指導区分ごとに「つけたい力」や具体的な目標を設定し、きめ細かな指導を行います。小学4年生以降、急激に難しくなる現在のカリキュラムや子どもの発達過程に合わせて、5年生から緩やかな教科担任制を導入するなど、現状に適した通いたくなる学校、わくわくする楽しい学校をめざします。さらに、令和8年の開校を目標に「南校(仮称)」の開校準備を進めており、将来的には市内全域で小中一貫教育を推進していきたいと考えています。

少子化対策、子育て世代対策にも力を入れておられます。

「少子化に歯止めがかからないのは、子育てに希望が持てない状況に原因があると考えます。こうした現状を改善するためには、家庭を中心とした従来の子育てについての考え方から脱却して、社会全体で子育てをするための国のシステム改変と子育て世代に寄り添った自治体のきめ細かな政策が必要です。豊中市では、国の制度では有償となっている2人目以降の0〜2歳の保育料について、令和5年4月から無償化しています。2人目、3人目も安心して産める体制を、自治体から整えていくことが要だと思います。

毎日の暮らしに
笑顔のひとときを

生まれる前からの子育て支援も充実していると伺いました。

改正児童福祉法に規定する「こども家庭センター」を法施行に先立ち、令和5年4月に「はぐくみセンター」として設置しました。児童福祉と母子保健、教育部門が一体化となって、各家庭が必要とするサービスを、速やかに提供することが目標です。妊娠前からの不妊症・不育症の支援、妊娠期の寄り添い支援や妊婦健診の助成に加え、国からの出産子育て応援金など、要所要所でサポートし、産んで良かったと思っていただける環境を整えること。さらに出産後は、令和5年1月から開始したカタログギフト「とよなかっ子スマイル」など、大変な子育ての毎日の中にちょっとした楽しみを提供して、子育ての喜びやうれしさを感じていただきたいです。

市民や移住を検討している人に、メッセージをお願いします。

豊中市は市民力の高さが大きな魅力です。子どもたちがその良さを実感しながら成長し、進学などで他の都市へ移ったとしても、家庭を持つときには豊中で生活したいと思ってもらえるまちでありたいですね。さらに、移住をお考えの方に対しても、安心して住み、子育てができるまちにしていきたいです。私の使命は、市民一人ひとりの笑顔を少しでも増やし、幸せになっていただくことです。数年にも及ぶコロナ禍を経て、マスクを外した笑顔があふれるまちをめざします。

(2023年5月時点の情報です)

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