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所沢市

所沢市医師会

所沢市医師会総務担当理事インタビュー

齋藤 拓郎総務担当理事

(さいとう内科クリニック)

大学卒業後、CTやMRIによる画像診断に携わりつつ、血管内手術やがん治療、救急疾患の止血などを幅広く経験。生まれ育った街に貢献したいと、外来に訪問診療を加えた地域医療を実践する。医師会では総務担当理事として、在宅医療、介護連携、病診連携に注力。

時代の変化を捉えて必要な医療を模索
高齢化の進展に向けて体制に充実を図る

都心に近い利便性と豊富な自然が共存する所沢市。東京のベッドタウンとして、若い世代の流入も多い。所沢市医師会は設立当初から利他の精神を貫き、休祝日の当番医診療や第二次救急病院の輪番制構築など住民の多様なニーズに応え続けてきた。所属する医師は、それぞれの専門性を生かして園医・校医、医師会が運営する准看護学院や看護専門学校の講師として活動するほか、市の健診・検診事業、乳幼児予防接種、所沢市医療介護連携支援センターの運営などに携わる。

所沢市は令和7年現在高齢化率が27%を超え、国や県の全国平均よりも高い。齋藤拓郎総務担当理事は、「医師会としても、高齢者の増加には危機感を持って対策をしています」と話す。

「今後の需要増を見据え、在宅医療、介護連携、病診連携には特に力を入れています。実際、高齢で通院できない患者さんが増えたけれど、在宅医療まで手が回らないといった声をよく聞くようになりました。私のように在宅医療を行っている医師や、在宅医療専門のクリニックが患者さんを引き継ぐなどして、すべての人が必要な医療にアクセスできる環境づくりを進めています」

入院が必要になった場合に備え、市内の急性期病院とは密な関係性を構築しているそうだ。

「市内で新規開業した先生方も積極的に医師会活動に参加してくれています。若い力の活躍で健全な新陳代謝を図り、時代が変わっても地域の皆さんのニーズに応えられる医師会でありたいです」

地域の健康を支える活動

医療・介護がチームとなり、
終末期の患者もこまやかに支援

在宅医療の充実

同会では、高齢化による通院困難な患者の増加を受け、在宅医療の充実を図っている。がんや脳卒中、心臓病などの末期状態にある患者には、医療・介護がチームとなって行う在宅ターミナルケアを実践。患者の苦痛緩和や家族のサポートを行い、住み慣れた場所で安心して療養できるよう努めている。

在宅医療に不可欠な
介護職ともスムーズに協力

医療介護連携の取り組み

市の委託で同会が運営する所沢市医療介護連携支援センターでは、介護施設と同会の連絡調整や、医師と介護職の勉強会などを実施。アドバンス・ケア・プランニング(ACP)などの講演も行う。行政主導の地域ケア会議にも地区ごとに医師や介護関係者が参加し、顔の見える関係づくりを進めているそうだ。

休日の急病や持病悪化、
小児の急変を受け入れ

休日急患当番医・小児夜間診療

休日の急病に対応するため、同会に所属する医師が持ち回りで休日急患当番医を担当する。当番の医師の情報については「広報ところざわ」や同会のホームページで告知している。診療時間は9:00~17:00。小児の夜間・休日急患診療については、所沢市市民医療センターで実施している。【問】04-2992-1151

(2025年5月時点の情報です)