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所沢市

市長インタビュー

藤本正人
藤本正人
藤本 正人
市長

1961年生まれ、所沢市育ち。早稲田大学第一文学部を卒業後、国語教師として市内の中学校などに勤務。1995年に所沢市議会議員に当選後、埼玉県議会議員を経て、2011年10月より現職。「動け!所沢 紡ごう!絆」を掲げる。健康の秘訣は日々のウォーキング。

人の力を信じて、地域を動かす
「善きふるさと」を子どもたちへ

所沢育ちの市長が感じる、このまちの魅力について教えてください。

所沢市の宝といえば、文化と緑です。毎年秋の「ところざわまつり」に代表される町民文化、近隣農家の皆さんが築いてこられた農村文化。そして、緑の保全などまちを想い活動してくださる方の市民文化が溶け合う、文化の風薫るまちであると感じます。
そして、一番の宝は子どもたち。「日本一子どもを大切にするマチ」を掲げ、保育園や児童クラブの定員増加に長年努めてまいりました。また子どもの病気は時間を選んでくれません。所沢市市民医療センターを中心に、小児急患診療として、365日、日中・夜間・深夜の診療を行う体制を整えています。
こうしたシステムの必要性もさることながら、親や家族がじかに子どもと向き合い、人の手のぬくもりで育むこともやはり大切です。そんな想いから、平成29年に親子が気軽に交流できる場として、所沢市こども支援センターを開設しました。さらに令和4年度、所沢カルチャーパークに大型遊具も新設しましたので、ぜひご家族の絆を深める場としてご利用ください。
かく言う私も2児の父。よく子どもと所沢航空記念公園へ遊びに行きました。幼い子と歩くと、それだけで周りの方がにこにこと声をかけてくださる。その度、「子どもは人と人をつなげ、地域をつくってくれるんだ」と気づかされたものです。いるだけで皆を笑顔に、幸せにしてくれる。子どもというのは本当に素晴らしい存在です。

「今」の子どもたちのため
一人ひとりにできることを

「マチごとエコタウン」を掲げ、脱炭素化にも注力されていますね。

かつては「未来の子どもたち」のために、今の大人が行動を起こそうと訴えていました。ですが、現在はどうでしょう。カーボンニュートラル達成のゴールとされている2050年まで、あと30年足らず。つまり脱炭素は、「今の子どもたち」のために行動すべき喫緊の課題なんです。
まずは市内のみどりを守り、つくっています。それと同時に無作為抽出の市民による気候市民会議を開催しました。その名も「マチごとゼロカーボン市民会議」。これは、私たち大人が脱炭素を「自分ごと」として認識し、普段の生活レベルでの課題・対策について話し合い、実践する場です。ここで決めたことは、積極的に市政にも反映していきます。また食品廃棄物は、温室効果ガスの要因の一つ。そのため、食品ロス削減に取り組む飲食店を「食品ロスゼロのまち協力店」として登録する施策も、今進めています。
また再生可能エネルギーの導入も急務。メガソーラーや廃棄物発電などを駆使し、エネルギーを使う人がつくる、そういうまちをめざします。

最後に、読者へ向けて今後の市政への抱負をお聞かせください。

私はこれまで「人を中心にしたマチづくり」を大切にしてまいりました。これからも市民の皆さんとともに知恵を出し合い、人間力を発揮し合い、課題を乗り越えていけたら。そして、いつの時代も人々の中心には子どもがいます。胸を張って「所沢が好きだ」と言える、そんな「善きふるさと」を子どもたちへ伝えていきたいですね。

(2022年11月時点の情報です)

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