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多摩市

多摩市医師会

多摩市医師会会長インタビュー

中村 弘之会長

(中村内科医院)

1994年広島大学卒業。日本医科大学付属病院血液内科で骨髄移植などに携わる。父である先代院長が1971年に開業した中村内科医院に2003年から勤務。多摩ニュータウンの黎明期から「医者村」として親しまれてきたエリアで近隣住民の健康を守ってきた歴史を継承し、2005年に院長に就任。

高齢者から小児まで市民の健康を見守り
災害時にも迅速に対応できる体制を整備

高度成長期、東京への労働者人口流入を支えた多摩ニュータウンの一角を成す多摩市。当時の働き世代も高齢化が進んでいて、在宅医療の拡充は地域が抱える課題の一つでもある。
「一人診療所で在宅医療に取り組む医師が多いエリアなので、医師会が主催して定期的にカンファレンスを行い、地域全体の医療の質向上に努めています」と語るのは、中村弘之多摩市医師会会長だ。

同会に設置した高齢者在宅療養支援窓口への問い合わせ増加を受け、訪問看護ステーションとの連携も強化。医師、訪問看護師、ケアマネジャーなどとの多職種連携も重視している。一方、都市計画により歩行者専用道路がネットワーク化された暮らしやすい環境、市が進める再生事業などにより、子育て世代の転入も増えている。

同会では昭和55年8月に多摩市こども準夜診療所を開設し現在は365日、小児科医師が交代で診療をしている。「地域のクリニックだけではなく、日本医科大学多摩永山病院、東京都立多摩南部地域病院の協力のもと、地域ぐるみで準夜診療を支えています」と会長。

また、災害対策としては首都直下型地震を想定し緊急医療救護所を設置するための訓練を毎年10月に実施。歯科医師会、薬剤師会、柔道整復師会と連携し、医療従事者だけではなく医療系学生も参加する防災訓練も行っている。
「今後は市民向けの啓発や、多摩川氾濫時の水害対策も必要でしょう。課題は尽きませんが、一つずつ着実に解決していきたいです」

地域の健康を支える活動

安心して在宅療養できるよう
多職種が連携してサポート

高齢者在宅療養支援窓口

市の委託を受け高齢者在宅療養支援窓口を設置し、住み慣れた地域での在宅療養の継続をサポート。寄せられた相談について、医師、訪問看護師、ケアマネジャーなどの多職種が連携して対応。在宅医療に関わる医師たちは月1回のカンファレンスで情報を共有し、医療の質向上を図る。
【問】支援窓口:042-357-1677

健診データを健康施策に反映
疾患の早期発見へつなげる

多摩市健幸プロジェクト

市、製薬会社、同会の3者協定により発足したプロジェクト。まず、日本医科大学多摩永山病院と連携して市民の健診データなどの分析、研究を行う。その結果を市の健康施策として市民に還元し、疾患の早期発見や予防に役立てている。予防医学の普及と健康意識向上のため市民講座も定期的に開催。

365日対応の小児科診療所で
子どもの急な体調不良に対応

多摩市こども準夜診療所

多摩市立健康センター内に小児科診療所を設置。かかりつけ医の診療時間外に、比較的軽症の15歳以下の子どもに365日対応。受診前の電話を必須としており、事前の情報収集で適切な医療にスムーズにつなげている。受付時間は19:00〜21:45、基幹病院の救急が混みやすい時間帯をバックアップする。
【問】042-375-0909

最終更新日:2026/09/24