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川崎市高津区

川崎市高津区医師会

川崎市高津区医師会会長インタビュー

染谷 貴志会長

(そめや内科クリニック)

1995年東京慈恵会医科大学卒業後、虎の門病院内科後期臨床研修医(シニア・レジデント)を経て、2000年から虎の門病院消化器科で診療に従事。2006年にそめや内科クリニックを開業。2022年から会長を務め、多職種連携のさらなる推進やメールによる連絡網の構築などに取り組む。

区内の病院や多職種との密接な連携で
多様化する医療ニーズへの対応をめざす

東急田園都市線とJR南武線が交差し、エリアにより異なる医療ニーズを抱える高津区。このエリアの健康を守る高津区医師会の染谷貴志会長は「必要時に患者さんを病院に紹介し、退院後のサポートをスムーズに行えるよう、医師会と区内大学病院・基幹病院間では、常に連携を深めています」と話す。
「顔の見える関係を構築するため、地域の病院が開催する病診連携の会へ積極的に参加しています。また、当会の総会に病院の医師を招き講演してもらうことで、会員が専門分野を学び、より適切な紹介に役立てています」

また、区内には高齢者も多く、在宅医療はさらに重要性を増すと考えられる。そのため同会では平成25年に「高津区の地域医療と福祉を考える会」を発足。同会で在宅調整を担う医師を中心に、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、ケアマネジャーなど、在宅医療に関わる専門職が交流し、高津区役所職員や地域包括支援センターのスタッフも交え、現場の課題共有と解決に向けた事例検討会を行う機会を年数回設けている。

このほか地域の保健衛生事業として区内の保育園・幼稚園の園医を会員の医師が担当。またワクチンの予防接種は多くのクリニックで行えるよう調整を図る。「区民の皆さんの健康を裏側から支えるのも医師会の大事な役割です」と染谷会長。
「川崎市高津休日急患診療所の当番医師も当会で調整するなど、地域医療には欠かせない存在。活動に少し興味を持っていただけるとうれしいですね」

地域の健康を支える活動

在宅医療希望の患者・家族を
適切な医療機関につなぐ

在宅医療を推進する取り組み

患者または家族から在宅医療の相談を受けた地域包括ケアセンターやケアマネジャーから連絡を受け、在宅医療を担う適切な医療機関につなぐのが、同会の在宅調整担当の医師だ。さらに在宅患者も含め認知症の早期発見・早期対応をめざし、高津区役所、地域包括ケアセンターと連携して取り組んでいる。

対象者は費用負担が軽減される
帯状疱疹ワクチンの接種も開始

予防接種事業

同会は川崎市の協力を得て、子どもや高齢者の予防接種を会員の医療機関で広く行えるようサポート。特に2025年度からは帯状疱疹ワクチンの予防接種にも取り組んでいる。対象者(期間中に65、70、75、80、85歳といった所定の年齢を迎える高齢者など)は川崎市からの助成金により費用負担が軽減される。

医療・福祉の多職種連携を深め
現場の課題を共有する会を開催

地域医療と福祉を考える会

医療と介護・福祉分野、行政が協力し、患者や家族にとって望ましい在宅医療を提供できるよう多職種の連携を深める「高津区の地域医療と福祉を考える会」を定期的に開催している。2025年には「介護現場の人手不足」をテーマに、当事者であるホームヘルパーも含め多職種によるディスカッションが行われた。

(2025年5月時点の情報です)