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宝塚市
武庫川に沿って歌劇場や観光・文化施設が立ち並び、関西のエンターテインメントを育んできた宝塚市。北部には自然豊かな里山が広がる。住宅地としての人気も高く、地域を愛する市民の力がまちづくりの基盤になっている。
市長インタビュー


- 山崎 晴恵
- 市長
岡山県出身。神戸女学院大学を卒業後、産業カウンセラー時代の経験から弁護士を志し京都大学および神戸大学で大学院法学研究科修了。明石市弁護士職員を経て宝塚市内に法律事務所を開設。2021年4月第9代宝塚市長に初当選。健康の源は「3食おいしく食べること」。
地域全体で親子の成長を支える
安心して子育てができるまち
市長がお感じになっている宝塚市の魅力をご紹介ください。
宝塚といえば華やかな歌劇のイメージがありますし、劇場の周囲には 宝塚市立手塚治虫記念館や宝塚市立文化芸術センターなどが集まり、生活圏で非日常を楽しむことができる環境があります。一方、市の北部の西谷地域では広大な里山が広がり、豊かな緑と生物の多様性が育まれています。「南部で夢を見て北部で癒やされる」当市はそんな独自の魅力を持つまちです。
子育て支援には、特に力を入れているそうですね。
当市では経済的な支援だけでなく、子育ての不安を和らげ健やかな成長を継続的に支えていけるような支援を大事にしています。例えば「きらきら子育てLINE」では、妊娠直後からお子さんが3歳になるまで、月齢に合わせた健康アドバイスや子育て情報を配信。体調や悩みが日々変化する時期にも、不安を抱えて孤立することがないようにサポートします。同時に妊婦健康診査費の助成や、生後3カ月までの乳児のご家庭へ保健師などがお伺いする「赤ちゃん訪問」なども実施。多彩な支援で赤ちゃんと親御さんの心身の健康を守ります。また、小学校では新たにスクールロイヤー制度を導入しました。複雑化する学校での問題について、子どもの権利や教育に詳しい弁護士がアドバイスを行い、問題の早期解決を図ります。さらに、市内全小学校の5・6年生のどちらかで、演劇的な手法による自己表現の授業を行っています。自己肯定感を高めることが目的で、子どもたちはとても楽しそうですし、先生方が子どもへの理解を深める機会にもなっています。
人とのつながりを取り戻し
市民の笑顔を増やしていく
地域や世代間の絆を深めるイベントも多いと伺いました。
宝塚の皆さんは以前から地元への愛情が深く、地域の課題にも「自分事」として向き合われていますので、行政も市民とタッグを組んで問題解決や地域活性化に取り組んでいます。子育てに関しても、地域の活動と子育て世代をつなぐサイトや空き家を利用したカフェ兼フリースペースなどが市民や企業の力で運営され、多くの親子が利用しています。また「ミニたからづか」は、主に中高生が企画・運営を担い、子どもたちがお仕事体験や遊びを楽しむ人気のイベント。世代を超えたつながりを築く場にもなっており、地域全体で子どもを見守り、育んでいます。
市民や宝塚市での暮らしを考える方へ、メッセージをお願いします。
令和5年2月オープンの第二庁舎には、災害時の対応を担う災害対策本部室やたからっ子総合相談センターを設けています。また第二庁舎敷地内の広場は、市民の皆さんが憩いの場として利用できるスペースです。令和5年には4年ぶりとなる「宝塚サマーフェスタ」の開催を予定し、令和6年には市制施行70周年も控えています。感染対策を行いつつ、希薄になりがちだった人と人とのつながりを取り戻し、市民の皆さんが笑顔になれる機会を増やしたいと思っていますので、ぜひ一緒に宝塚での暮らしを楽しんでほしいですね。
(2023年2月時点の情報です)