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台東区

下谷医師会

下谷医師会会長インタビュー

田村 順二会長

(田村胃腸科外科)

1979年順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学第一外科に入局。1984年渡米し、2年間アメリカで研鑽。帰国後は順天堂大学に戻る。1993年に田村胃腸科外科を継ぎ、以来同院での診療や医師会活動で台東区の地域医療に従事。2017年より現職。

病院をはじめ行政とも手を携えて
下町ならではの温かさを医療にも

東京23区で最も面積が小さい台東区。下谷医師会の田村順二会長は、「区がコンパクトな分、医療も小回りが利くんです」と話す。浅草医師会や薬剤師会、病院、行政などとの「横のつながり」が強固で、緊急時の対応も迅速だという。

例えば新型コロナウイルス感染症拡大第2波の折、集団感染対応に追われる永寿総合病院内から、「台東区準夜間・休日こどもクリニック」を区の保健所に一時移設する際にも同会は尽力。近隣には夜間に開く調剤薬局がないなど、環境整備は容易ではなかったが、薬剤師会や区など多方面からの協力が得られ実現した。
「急病の子と親のつらさはコロナ禍でも変わりません。だから休日診療も普段どおりにと、皆が同じ思いでした」

また、地域で在宅医療を利用する高齢者のため、永寿総合病院とともに独自の仕組みをつくった。かかりつけ医が事前に患者の情報をシステムに登録しておけば、有事に紹介状がなくても同院で適切な治療が可能だ。さらに同院での治療内容はシステム上でかかりつけ医に共有され、病院・クリニック間での連携がよりスムーズになった。

ほかにも小学生のフットサルや食育の教室を区に提案するなど、医療に限らず広く区民の健康増進を働きかける。
「誰もが健やかに過ごせる街にしたい。下町の温かさがあってこそ、理想が可能になると思っています。そのために、今後も周囲と手を取り合っていくつもりです」

地域の健康を支える活動

いつもの医師を頼れない夜に
子どもが急病になったら

台東区準夜間・休日こどもクリニック

かかりつけ医が診療していない夜間や休日、子どもが急に発病した際に頼れる診療所。永寿総合病院の中に開設されており、救急車を呼ぶほどではない腹痛や発熱などの症状に小児科医師が応急処置を施す。受診前に電話連絡が必要。所在地は台東区東上野2-23-16。
【問】03-3833-8381

コロナ禍でもいつもどおり
安心して受けられるように

予防接種

コロナ禍においても、地域の住民が平時と同様に安心して滞りなく予防接種を受けられるよう、同会に所属するクリニックが協力して実施。定期予防接種のほか、小児インフルエンザ予防接種、高齢者インフルエンザ予防接種、高齢者肺炎球菌予防接種、おたふく風邪予防接種などを実施している。

万が一の大規模災害に備えて
区民や旅行者を守る体制を

災害対策

浅草寺や動物園など多くの観光地を有する台東区。大規模災害に備え、区民はもちろん、旅行客への対応も想定した医療体制の構築に力を注ぐ。近年では隅田川・荒川の氾濫対策の一環で、川辺での水難救助訓練などに参加。万が一のときも区や消防、浅草医師会と円滑に連携できるように努めている。

最終更新日:2025/12/24