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世田谷区

世田谷区玉川医師会

世田谷区玉川医師会会長インタビュー

池上 晴彦会長

(池上内科循環器内科クリニック)

1990年筑波大学医学群卒業。東京女子医科大学循環器内科に入局し、大学病院や東京・神奈川の基幹病院で循環器内科などの診療に従事。2008年に池上内科循環器内科クリニックを開業。2023年から玉川医師会長を務め、医師会活動の中で災害対策や医療DXにも尽力する。

災害医療や在宅医療の体制を強化
区民の日々の健康づくりに努める

玉川医師会は、世田谷区の中でも、ファミリー層が多く住む田園都市線沿線エリアと昔からの住宅地が広がる大井町線沿線エリアにおいて、長年、地域医療の中核を担っている。

池上晴彦会長は「診療所の医師同士はもちろん、各基幹病院との間で定期的におこなう顔の見える会を通して密な 連携を行い、より良い地域医療の提供を心がけています」と話す。

同会では有事の備えにも力を入れる。例えば災害時、玉川地区に設置される緊急医療救護所や避難所には、近くに住む医師を担当配置。いち早く医療体制が取れるよう参集しやすくした。さらに「当会で備蓄する医薬品は、区内の病院と玉川薬剤師会の協力でいざというときのニーズに合わせた準備を図っています」と池上会長。地震や大雨などの災害に対し、具体的かつ現実に即して医療体制を強化している。

このほか同会は休日・夜間診療を通して切れ目のない医療を提供を可能とする在宅医療、区民の健康増進など多方面で地域医療の向上を図ってきた。特に地域の開業医による在宅医療の持続可能性を高めるため、必要な条件を満たせば同会の在宅医療部と在宅医療に注力するクリニックが協力してサポートする体制を構築。ウエアラブルデバイスを用いた遠隔診療を少数例からではあるが始めているという。

「区民健診では高齢の方のロコモティブ症候群やフレイル、認知症の早期発見にも役立つような工夫をするなど、地域全体の健康寿命の延伸にも尽力しています」

地域の健康を支える活動

病気の予防や健康づくりを
テーマに区民向け講座を開催

玉川医療フォーラム

同会は区民の健康意識の向上に役立つ講座「玉川医療フォーラム」を毎年開催している。2025年は「病から身を守る」がテーマで、ロコモ・フレイル、認知症とうつ病との違い、歯周病・喫煙と全身の健康、帯状疱疹の早期発見と治療などといった、健康に関する身近な話題をそれぞれ専門の医師が紹介した。

受動喫煙を減らす目的で
独自調査をもとに区に提言

屋外喫煙所周辺の環境調査

近年、同会では喫煙対策に力を入れ、世田谷区医師会と協力して受動喫煙が問題となった屋外喫煙所2ヵ所の独自調査を実施。周囲のPM2.5を測定し、受動喫煙のリスクを確認して区に提言し、喫煙所の移動など改善が実現した。医師会加入のクリニックでも受動喫煙の低減をめざして患者の啓発に努めている。

医師会提供の休日・夜間診療所
小児は平日夜間も診療が可能

玉川医師会診療所

休日・夜間診療所として、内科は土曜夜間と日曜・祝日の日中〜夜間の診療を行っている。小児科はそれに加えて平日夜間も診療する。ウェブから順番予約、待ち状況の確認もできて患者やその家族にとって便利だろう。コロナ禍では多くの発熱患者を受け入れるなど、区民から頼られる存在。
【問】03-5707-6811

(2025年5月時点の情報です)