神奈川県内では横浜市、川崎市に次ぐ人口規模を誇る相模原市。政令指定都市でもある同市で、医療の中核となって市民の健康を守るのが相模原市医師会だ。
「市内には市立病院こそありませんが、大学病院をはじめ、多くの基幹病院があります。これらの病院と連携を図りながら市民の皆さんが安心して暮らせるよう、医師会として医療体制の強化に力を入れています」と話すのは細田稔会長。
子育て世代の多い中心部から、過疎化が進む山間部まで、同市は地域ごとに特徴を持つ。「医療は市民生活の大切なインフラです」と話す細田会長の指揮のもと、同会では小児の急病診療や高齢者の在宅医療などに取り組む。
「小さなお子さんの病気は突発的で悪化しやすいので、深夜も365日診療できる体制を整備しています。また、在宅医療に関する相談への対応や往診可能な医療機関の案内を行う在宅ケア連携室を運営。相模原市や関係団体とともに、在宅医療と介護の連携を推進、地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みを進めています」
同会には、医師の連携強化のため、下部組織として緑区、中央区、南区の各区医師会と北里大学医師会がある。
「各区の活動を中心に診療所や病院の医師が、顔の見える関係を築き、たとえ専門ではない疾病の患者さんが来院しても、すぐに同じ地域の別の診療科の医師に紹介ができる、地域に根差した医療を提供していきたいです」


