平成13年に田無市と保谷市が合併して誕生した西東京市。西東京市医師会の三輪隆子会長は、「当医師会も合併して発足した当初から、市民の健康を守るために新しいことにチャレンジしていこうという機運にあふれているのが特徴の一つです」と話す。
実際に、これまで「胃がんハイリスク検診」や「おたふくかぜ・水痘ワクチン接種助成事業」を同医師会が先行して実施し、西東京市の事業として引き継がれ現在に至っている。平成29年からは、「認知症予防のための聴覚検診」を公益事業として開始。その結果から、軽度難聴でも加齢、高血圧、糖尿病、脳血管障害などと同様に認知機能低下に影響を与えることがわかり、この調査成果を国際的学術誌に発表したという。進展する高齢化に対応するための取り組みにも注力しており、「西東京市医師会在宅療養推進協議会」を立ち上げ。現在は、西東京市に運営主体を移管し「西東京市地域包括ケアシステム推進協議会」として、多職種や行政とも連携し地域包括ケアシステムを推進。その中で「外来・病院・在宅連携部会」を設置し、一般開業医と病院、訪問診療医師の連携強化を図っている。フレイル対策も推進しており、田無駅前や保谷駅前の階段の歩道橋にフレイル予防啓発のためのラッピングを行う「階段プロジェクト」や市民講演会も開催している。
「これからは予防がさらに大切になります。そのことをより多くの市民の皆さんに理解していただくための活動にも力を入れていきたいと考えています」


