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練馬区

練馬区医師会

練馬区医師会会長インタビュー

内田 寛会長

(内田こどもクリニック)

国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)などで小児科の診療を研鑽。2010年の開業以来、患者の一挙一動に目を向け、症状の把握と適切な診断に努めてきた。2022年練馬区医師会会長に就任。自身の健康づくりのため、週末1回程度のテニスを習慣にしている。

病児保育や在宅医療、訪問看護にも対応
区民へ「良質な医療」を届けるために

約74万の人口を擁する練馬区。この地域の医療を600人以上の会員数で支えるのが練馬区医師会だ。行政との連携も強く、コロナ禍の際に構築したワクチン接種体制「練馬区モデル」が全国自治体の模範となったのは記憶に新しい。
「会員同士が結束し、大きな力を生み出せるのが当会の強み。区民のお気持ちに寄り添い、良質な医療を提供してまいります」と内田寛会長。

同会の大きな特徴といえるのが、医師会で運営されている病児保育センターだ。手のひらを表す「ぱるむ」と名づけられたこの施設では、小児科の嘱託医や専門スタッフたちが日々愛情のこもった保育サービスに努めている。ほかにも、同会では区が推進する要保護児童対策地域協議会の取り組みに協力。児童虐待の予防や早期発見・保護をめざした情報交換、支援内容の協議などを重ねてきた。

一方、在宅医療の普及も喫緊の課題だ。同会では「医療連携・在宅医療サポートセンター」を設置し、かかりつけ医に関わる相談のほか、訪問診療についての問い合わせや在宅療養患者の一時入院の調整などに応じている。また、練馬区医師会訪問看護ステーションでは、24時間対応を開始。誰もが住み慣れた場所で安心して療養できるよう、在宅医療の体制整備を進めている。
「将来的には、医療的ケア児への支援を見据えた小児在宅医療にも取り組みたいですね。今後も良質な医療を維持できるよう、多職種で協力し合い、区民を地域で支える環境づくりに努めてまいります」

地域の健康を支える活動

子育てが初めてのママ・パパへ
小児科医師がわかりやすく解説

小児救急ミニ講座

同会では、区と協働で子育て世代を対象とした小児の救急医療講座を開催。区内の小児科医師たちが講師を務め、発熱やケガなど子どもの体調不良や事故などへの対処法をわかりやすく解説している。オンライン開催のほか、区内の保健相談所などでも開催。申し込みは練馬区ホームページから。参加費無料。

外出先での「もしも」に備えて
越境的な医療サポートを推進

災害時医療体制

板橋区、豊島区、北区の各医師会とともに災害時の医療連携に努める練馬区医師会。2024年からは埼玉との都県境を越え、朝霞地区医師会との連携も開始した。隣接する市区の住民が移動先で迅速に医療へアクセスし、継続的に支援を受けられるよう協議を実施。誰もが安心して暮らせるよう環境整備を進めている。

子育て世帯の頼れる味方
子どもたちの健康と笑顔を守る

病児保育センターぱるむ

光が丘と大泉に、同会が運営する病児保育施設を設置。保育士や看護師、調理師、栄養士が常駐し、病気やケガなどで集団保育が難しい子どもたちの保育・看護ケアを行っている。保育中は小児科の医師が1日1回交替で回診を実施。室内の様子は、カメラで記録されるため安心して預けられそうだ。

(2025年5月時点の情報です)