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横浜市中区

横浜市中区医師会

横浜市中区医師会会長インタビュー

秋山 修一会長

(秋山眼科医院)

1985年順天堂大学医学部卒業。1989年に先代より秋山眼科医院を継承。日本眼科学会眼科専門医として地域に根差した診療を行う。2005年から横浜市中区医師会副会長を12年務め、2017年より現職。その他、関内まちづくり振興会会長として、中区の発展にも寄与している。

各地区に合わせた適切な医療を提供
四師会の連携で緊急時にも備える

横浜港の開港以来、西洋文化の影響を色濃く受けて発展してきた横浜市中区。地区ごとに異なる特徴を持つエリアでもあり、横浜市中区医師会では、JRの線路から海側の関内地区、内陸側の伊勢佐木地区、住宅街の本牧地区と、エリアを3つに分け、各地区の特徴に合わせた医療を提供している。

「関内は商売をされている方が中心、伊勢佐木は外国の方も多く多様性があり、本牧はファミリー層と、各地区で特色が異なりますので、需要に合った医療を提供するために、体制を構築しています」と話すのは秋山修一会長。副会長が各地区のまとめ役になることで、医療機関同士の円滑な連携を実現したという。

また、医師会、歯科医師会、薬剤師会に獣医師会を加えた四師会として協力体制を組んでいるのも、中区の特徴の一つ。定期的な情報交換や会員同士の交流によって培われた連携の力は、新型コロナウイルスワクチンの集団接種や災害時などに発揮された。

「獣医師会と連携している医師会は珍しいかもしれません。人獣共通の感染症や、災害時のペットの取り扱いにも対応できるよう、体制を整えています」

さらに、同会では年1回、区民に応急手当の知識と技術を身につけてもらう講演会を中区医師会館で開催。やけどや誤嚥など、緊急時の対応方法を伝えている。

「病気や健康について不安なことがあれば、かかりつけ医を見つけて気軽にご相談ください」

地域の健康を支える活動

子どもの健康と成長のために
育児に関する相談にも対応する

乳幼児健診

中区役所別館の2階にて、4ヵ月児、1歳6ヵ月児、3歳児を対象とした健康診査を実施している。医師が身体計測や小児科診察などを行っている他、1歳6ヵ月児からは歯科診察、3歳児からは尿検査が追加され、子どもの健全な発育をサポートする。
【問】中区福祉保健センターこども家庭支援課:045-224-8171

在宅医療に関する悩みは
中区医師会の相談窓口へ

中区在宅医療事業

地域の患者が継続的な在宅医療を受けられるように、中区医師会館内に中区在宅医療相談室を開設。在宅医療全般についての相談対応などを行っている。併せて、中区医師会館内で訪問看護ステーションや居宅支援センターも運営し、連携することで、包括的に患者とその家族をサポートしている。
【問】045-307-2505

内科、小児科、耳鼻咽喉科の
急な症状悪化に対応する

中区休日急患診療所

日曜・祝日の内科、小児科、耳鼻咽喉科の急患に対応している。耳鼻咽喉科の診療は不定期で、各区持ち回りとなる。診療時間は、10:00~16:00(受付時間9:30~15:50)。18歳未満の子どもは原則的に、保護者の同伴が必要。
自家用車で来院の場合、駐車場に限りがあるため近隣有料駐車場の利用を。
【問】045-622-6372

(2025年5月時点の情報です)

横浜市中区歯科医師会

横浜市中区歯科医師会会長インタビュー

䔥 敬意会長

(太洋歯科クリニック)

1990年日本大学歯学部卒業。1993年に太洋歯科クリニックを開設する。広く普及が進む前にインプラント治療の研鑽を積むなど、先進的で上質な歯科診療を追求。当時まだ少なかった訪問歯科診療も早くから導入した。2021年より現職。中区元町出身で馬主や経営者としての顔も持つ。

変遷を続ける地域のニーズに寄り添い
「歯ッピー」な人生をサポート

横浜市中区歯科医師会の䔥(しょう)敬意会長は「ここは近代歯科医療の発展に寄与し、日本の歯科の歴史に名を刻む場所ともいわれます」と話す。同会は県内でも早くに立ち上げられた歯科医師組織の一つで、その歴史は近く100年になるという。一時マンション開発なども進んだ中区。関内駅周辺などで再開発が進行しており、再び住宅地から商業地に回帰しつつある。患者層の変化もめまぐるしく、変遷するニーズに応え続ける必要がある。また、人口は減少の一方で、昼間人口は増加傾向。およそ10人に1人が外国人で、言語や文化、習慣の違いによる診療や衛生指導の難しさも課題だという。

そんな中、同会が力を入れているのが、訪問診療と障害者診療。一般歯科診療へのアクセスが困難な人に、適切な歯科診療を届ける活動だ。身体・知的・精神のいずれにも対応する施設を有する同区は、心身障害児・者の治療にも協力する。また通院困難者は、自宅や施設を訪れて治療を実施する。
「坂道や細い路地も多いエリアの隅々までくまなく訪問できるよう、器具や移動手段を工夫して取り組んでいます」

また、健康づくりイベント「元気フェスタ21」では、医歯薬協働でブースを開設し、啓発活動にも力を注ぐ。「言葉の壁のあるなしにかかわらず、『歯は大切』と伝え続けることが重要。学校の授業などでも、口腔について学ぶ機会が設けられれば」と䔥会長は意欲的だ。
「しっかりと歯を大事にして、より『歯ッピー』な人生を送ってください」

地域の健康を支える活動

在宅医療から災害時対応まで
医療者ネットで地域を支える

地域での多職種連携

行政を軸に、医師、歯科医師、薬剤師と介護職が連携して地域で療養する患者をサポート。災害時には、通常時の在宅医療に加え、獣医師を含めたネットワークで必要な対応を提供する。平時に訪問診療をしている歯科医師の機動力を緊急時に活用する体制も構築し、「いざ」というときに備える。

乳幼児や障害児・者など
広く区民の健康を支援

各種歯科検診

中福祉保健センターで実施する1歳6ヵ月児・3歳児歯科検診に加え、幼稚園、保育園、小中高等学校に歯科医師を派遣。定期歯科検診を通して、発達期の子どもの口腔健康を見守る。また、要請に応じて養護学校や就労支援事業所などにも歯科医師を派遣し、障害児・者に対しての歯科検診を実施している。

三師会協働でブースを開設
協力して啓発に努める

元気フェスタ21

例年秋に開催される「元気フェスタ21」では、問い合わせの多い歯列矯正や食育、オーラルフレイル予防、訪問診療など、毎年テーマを定めて啓発活動を展開。「子どもから高齢者まで、歯の大切さを楽しみながら学べる機会に」との考えだ。区民との直接交流を通して、口と歯を守るための情報提供を行う。

最終更新日:2025/11/26