南埼玉郡市医師会は久喜市、蓮田市、白岡市および宮代町で開業する医師と、これら地域内の病院に勤務する医師で構成される。起源は明治18年までさかのぼる伝統ある組織で、それぞれの自治体ごとにも医師会があり、それを束ねる立場でもある。そんな同会を現在率いるのが斎木徳祐会長だ。
「主な活動は地域医療連携、行政からの委託を受けてのがん検診や特定健診、学校健診の実施、在宅医療サポートセンター事業が挙げられます。特徴的なのは、お互いが助け合う姿勢。4つの地域から成る広域組織でありますが、地域医療発展のためさまざまな面で互いに融通し合い、協力しています」
斎木会長自身の診療姿勢もチームワーク重視。自分でできることはもちろんやるが、必要なときは適切な人にパスし全体で成し遂げることを大切にし、患者の幸せを第一に考えている。そんな斎木会長の思いが、地域の医療連携の良さに表れ、現在の地域の協力体制に生きているようだ。今後の課題として、耳鼻咽喉科や産科、小児科の医師不足や災害時の医療対応などがある。地域の人口は平日・昼間より夜間・休日が多い一方で、医師は都心方面からの通勤者が多く逆転現象が起きている。地区間の医療資源共有などの対応が必要不可欠だ。
「これからも南埼玉郡市医師会管内の地域が一丸となり、チームで住民の皆さまの健康を守れる体制を作るべきだと思うのです。今後もより良い医療環境構築のために尽力してまいります」


