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横浜市緑区
医師会 活動レポート
地域のクリニックや病院の先生たちで構成される医師会・歯科医師会。 休日診療や保育園・学校での園医・校医活動など、地域医療の重要な役割を担っています。 わたしたちが住む地域の活動について、地域の会長にお話を伺いました。
緑区医師会


1984年滋賀医科大学卒業後、横浜市立大学医学部整形外科学教室に入局。1993年に緑区中山で自身のクリニックを開業し、同年に横浜市緑区医師会に入会。在宅医療部門の部長、同会副会長を兼任する。2021年5月より同会11代会長、横浜市医師会理事に就任。
在宅医療の支援や、健康啓発に取り組み
区民が安心して暮らせる医療基盤を構築
令和3年、創立50周年を迎えた緑区医師会は、各種健診や予防接種の実施、訪問看護ステーションの運営などを通じて、区民の健康を支え続けてきた。「診療科が幅広く、病院開設者や勤務医も所属していることで、病病連携・病診連携が取りやすいのが当会の特長です」と柴田宏明会長は話す。
平成14年には介護保険が必要となった際の相談先として、ケアマネジャーが常駐する居宅支援センターを開設。要介護認定の申請代行やケアプランの作成など、介護サービスを受けるためのフォローを行っている。加えて、在宅医療・介護の関連機関や、区民の相談窓口として在宅医療相談室も運営。取り組みの根底には、「病気や障害があっても、住み慣れた場所で暮らしたい」と願う人たちの相談に応じたいという思いがある。
一方、区民への健康啓発にも熱心だ。在宅医療連携拠点事業の一環として、在宅医療や介護など、区民の関心が高いテーマを掲げた市民講演会カフェを開催している。さらに、緑区民まつりでは健康相談ブースも設置。地域の人々の日常的な体の悩みにも対応している。また、区民の防災・災害時医療への意識向上を目的に、防災訓練にも積極的に参加。傷病者のトリアージ訓練、応急医療の模擬訓練を実施するなど、非常時への備えも怠らない。
「市内北部6区との連携力も当会の強み。これからも、区民の皆さまに必要な医療を届けられる体制づくりに尽力します」