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北九州市
小倉北区/小倉南区

医師会&歯科医師会 活動レポート

地域のクリニックや病院の先生たちで構成される医師会・歯科医師会。 休日診療や保育園・学校での園医・校医活動など、地域医療の重要な役割を担っています。 わたしたちが住む地域の活動について、地域の会長にお話を伺いました。

小倉医師会

松村洋会長 松村洋会長
松村 洋会長 【松村内科医院】

1986年福岡大学医学部卒業。その後、同大学健康管理課に入局。2004年に医院継承。小倉医師会理事、専務理事、副会長を経て2020年6月に小倉医師会会長就任。子育て世代のサポートと団塊世代が後期高齢者となる2025年問題に向け、多職種連携による介護医療などの拡充に取り組む。

子育て世帯や独居の高齢者も見守れる
地域を巻き込んだ組織づくりを強化

明治時代の発足から100年以上の歴史を誇る小倉医師会。医療資源が豊富な北九州市の中でも小倉北区・南区は、とりわけ病院施設や診療所が多いのが特徴だ。「子育てしやすい街としても人気のあるエリアです」とほほ笑む松村洋会長は、同会がこれまで一丸となって講じてきたさまざまな策が、少しずつ実を結んでいると話す。
小児在宅医療事業もその一つで、小倉小児科医会・産婦人科医会が北九州市を中心に実施していた子育て支援が市に認められ、「ペリネイタルビジット」として制度化された。これは、産婦人科医師、小児科医師、行政が連携し、産前産後の母親やその家族が抱える悩みに寄り添いサポートする事業で、母親の孤立防止もめざしている。さらに、同会が運営する健診センターではマンモグラフィ検査が補助制度で受けられ、足が遠のいていた子育て世代の乳がん検診への意識にも、少しずつ変化が表れてきているという。
一方、深刻な高齢化においてはさまざまな在宅医療支援を拡充。また、同会が中心的な役割を担い、行政や地域民生委員などとのネットワークづくりにも尽力。県より受託しているデイホスピス事業では、神経難病やがんのターミナルステージの人たちへ入浴介助やレクリエーションを通じて前向きに生きられるための支援に力を注ぐ。
着実に歩みを進める中、会長は「今後も子育て世帯や独居の高齢者も見守れる、地域を巻き込んだ組織づくりを強化したいです」と意欲を見せる。

(2023年12月時点の情報です)

小倉歯科医師会

島田慶一会長 島田慶一会長
島田 慶一会長 【しまだ歯科クリニック】

1992年九州歯科大学を卒業。1997年しまだ歯科クリニックを開院。2019年小倉歯科医師会会長就任。北九州市は政令指定都市の中でも特に高齢化が進んでいることから、医師会、薬剤師会など、関係団体との連携体制を強化し、全身管理を見据えた歯科医療の提供に注力している。

地域全体で口腔トラブルを解決していく
全身管理を見据えた歯科医療の提供を

北九州市の中心市街地である小倉北区とベッドタウンとして知られる小倉南区。この2つの区を管轄する小倉歯科医師会は、良質な歯科医療の提供を目標に掲げ、さまざまな取り組みを行っている。長く居住する高齢者が多い小倉北区に対し、子育て世帯が増え、北九州市の中で最も平均年齢が低い小倉南区。二極化したエリアでありながら共通していることがあるという。「それは歯に対する意識の高さです」と、同会の島田慶一会長は話す。
高齢者が健康寿命延伸に向けて予防歯科のために受診し、小児では全身の健康に影響する口腔機能発達不全症、いわゆる「お口ぽかん」などを健診で早期に指摘されての受診が増えるなど、以前よりも一歩先に進んだ受診が多くなっているという小倉エリア。そこにはオーラルフレイル予防事業、市と連携して行う1歳半児・3歳児・就学前の歯科健診に加え、小学生を対象としたフッ化物洗口など、同会が地道に取り組んできた背景がある。
しかしながら高齢化の加速は深刻で、通院できない患者のために「在宅歯科医療連携室」を設置。待機している歯科衛生士が訪問し症状を把握した上で、適した登録歯科医師につなげる訪問歯科診療受診システムを構築。医師会、薬剤師会、行政、保健所、訪問介護ステーションなどの多職種連携によって通院困難な患者を救済する。 「複数の疾患を持つ方が多い今、地域全体で解決していく、全身管理を見据えた歯科医療の提供に努めたいです」

(2023年12月時点の情報です)
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