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北区
医師会 活動レポート
地域のクリニックや病院の先生たちで構成される医師会・歯科医師会。 休日診療や保育園・学校での園医・校医活動など、地域医療の重要な役割を担っています。 わたしたちが住む地域の活動について、地域の会長にお話を伺いました。
北区医師会


東京医科大学卒業。共和堂医院2代目院長。北区医師会の役員として総務担当理事、副会長などを17年にわたり務める。2016年からは医師会長として、地域のあらゆる世代が安心して暮らせるよう「皆様に開かれた医師会」の構築をめざす。座右の銘は「一期一会」。
医師会への加入率は全国でもトップクラス
地域の医師と連携を深めて効率化を図る
四季折々の風景が楽しめる荒川や隅田川、飛鳥山公園を擁する北区は、JRの駅数が東京23区の中で最多と、交通の便の良さも自慢。暮らしやすさから、若い子育て世代にも人気のこの地域で、人々の健康を支えるのが北区医師会だ。増田幹生会長は「区の乳幼児健診や健康相談に協力しているのはもちろん、小児神経の専門医が開業したり、小児の訪問診療に対応できるクリニックが出てきたりと、小児医療に関しては少しずつ進歩しています」と話す。
同会では、北区に新しく開業した医師に対して積極的に参加を呼びかけているという。その結果、全国でもトップクラスとなる加入率を達成した。また、医師の連携を強化するための親睦会や勉強会も開催。医師同士が交流する機会も設けている。すべては患者の利便性向上のためだ。
「医師には各専門分野があるので、医師会内で連携を取ることによって患者さんの区内の医療機関の行き来も楽になりますし、無駄をなくすことにもなります」
さらに、歯科医師会や薬剤師会とも連携し、引き続きPCR検査やワクチン接種を行いつつ、コロナ禍で抑制されていた医療の完全再開に向けて注力。同時に、患者への啓発活動も行っている。
「かかりつけ医の推奨や重要性の説明、医療機関との付き合い方のレクチャーなど、患者さんが適切な医療機関を選べるようにサポートすることで、医療の効率化をめざしています」