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岸和田市

岸和田藩の城下町として発展し勇壮な「だんじり祭」で知られる。海と山に接した温暖な自然環境で漁業や農業が盛ん。大阪市内から電車で約30分、関西国際空港へ約20分と、都市圏や国内外へのアクセスも良好だ。

市長インタビュー

永野耕平市長
永野耕平市長
永野 耕平
市長

1978年岸和田市生まれ。関西学院大学法学部卒業、大阪市立大学大学院経営学研究科修了。2015年大阪府議会議員に初当選、2018年には同市長に就任し、現在2期目。「だんじり祭」と岸和田のまちを愛する生粋の岸和田人。体を動かしたいと、最近ゴルフを再開した。

豊かな自然と「だんじり祭」が魅力
密なコミュニティーで支え合うまち

最初に、暮らしの場としての岸和田市の魅力をご紹介ください。

岸和田市は、令和4年に市制施行100周年を迎えた歴史あるまちです。中心部には、城下町らしい風情漂うまち並みが広がり、大阪湾や和泉山脈に面する郊外は豊かな自然に恵まれ、海や山の幸を日々楽しめます。「岸和田だんじり祭」は豪快なえい行が見どころですが、祭りのために各地域で育まれてきた秩序ある関係性と団結力は、まちづくりにおいても大きな力になると考えています。実際に、台風などの自然災害では町内会が率先して避難所を開設し、住民の安全を確保する姿があります。今後は高齢者の見守りといった福祉の面でも市民力を活用し、より安全で住みやすいまちにしていきたいですね。

子育て支援に関しては、どのような取り組みが行われていますか?

子育てしやすい岸和田」の実現に向けて、令和5年には「岸和田市出産・子育て応援事業」をスタート。妊娠期から子育て期間には、面接相談や情報提供による伴走型相談支援や、妊婦および出産後家庭に各5万円を支給する経済的支援を行っています。各小学校区には放課後に小学1~6年生が過ごす「チビッコホーム」を開設、また緊急時にお子さんをお預かりする「子育て短期支援事業」なども実施しています。また、支援を必要とする子どもたちを見つけて支える「要保護児童対策地域協議会」は各自治体に設けられていますが、当市の協議会では実践的な活動や議論が行われ、「子どもたちの健全な育成を支えたい」という強い熱意が共有されています。

岸和田ならではの市民力が
地域の安全や未来を育む

市内の医療体制や健康づくりについて教えてください。

市内には、大阪府地域がん診療拠点病院でもある市立岸和田市民病院や、大阪府の救命救急センターとして機能する岸和田徳洲会病院があります。また、医療政策の検討や実施に際しては岸和田市医師会と行政が日頃から連携を深め、泉州北部小児初期救急広域センターの運営や新型コロナウイルス感染症のワクチン接種などに対応しています。なお、新型コロナウイルスワクチンの接種では、行政のほか、市の商工会議所や「だんじり祭」の祭礼団体も集団接種会場を開設し、市民の迅速なワクチン接種にもご尽力いただきました。岸和田の市民力は、医療や健康づくりでも発揮されています。

最後に、市民の皆さんや読者に向けてメッセージをお願いします。

当市でも人口減少の傾向が見られ、生活基盤やまちのにぎわいを維持するためには新たな活力が必要です。そこで、「だんじり祭」や、それ以外の岸和田の魅力を再発見、発信して、観光需要を高めていきたいと考えています。関西国際空港や新大阪駅からのアクセスも良いので、国内外の方に当市の良さを知っていただきたいです。
岸和田ならではの濃厚なコミュニティーは、現代的な価値観とはやや異なるかもしれません。ただ、お互いを支え合う生き方は、これからの時代に求められる「豊かさ」に通じていると思います。「岸和田で暮らす人生」を、ぜひ一緒に楽しんでいきましょう。

(2023年11月時点の情報です)

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