江戸の風情を残す街並みと、新しい暮らしが息づく町・川越。その地域医療を支えているのが川越市医師会だ。齊藤正身会長は、「川越市は現在、昔からの住民と新しく移り住んできた方が混在しています。高齢化が進んでいる一方で子育て世代も多く、地域のニーズは非常に多様です。だからこそ、市内のどこに住んでいても均質な医療サービスが受けられるよう、医療と介護が連携した町づくりをめざしています」と語る。
平成28年1月、川越地域包括ケア推進協議会、通称「コミュニティケアネットワークかわごえ」を発足。同会、歯科医師会、薬剤師会を中心に、介護系など27団体が参加している。「市を3つのエリアに分け、エリアごとのミーティングを行い、地域ケア会議への参加、年1回の医療介護フォーラムの開催などを行っています。最も重要なのは『顔の見える関係』をつくること。令和7年は災害対応をテーマに、地域間連携を強化する取り組みを進めています」と齊藤会長は力を込める。産婦人科、小児科の医師が少ないという課題に対しては、行政が力を入れる子育て政策に医師会として協力していく方針だ。また、コロナ禍で減少傾向にあった健診の受診率を上げるための啓発や、同会ホームページでの医療機関検索機能の充実にも注力する。
「立ち止まることなく、常に新しい活動を展開し、発信していく所存です。私たちは常に前進し、この地域に活力を与え続けていきたいと考えています」




