下町人情にあふれものづくりの街として知られる葛飾区。近年では区内各地で再開発が進む注目のエリアでもある。そんな葛飾区民の健康を支えるべく、区や、病院、福祉・介護事業所などとの連携を密にさまざまな健康推進事業を行っている葛飾区医師会。「例えば、高齢者に対しては身体(フィジカル)、口腔機能・栄養(オーラル)、認知機能・精神機能(ブレイン)、社会地域活動(ソーシャル)の4要素(POBS)の衰えを防ぐ『POBSフレイル予防』に注力しています」と話すのは、三尾仁会長だ。
会員の医師が4要素をチェックする各種健診や、継続的なフォローを行っている。また、物忘れ予防健診や認知症の啓発事業なども積極的に実施。 区内の子育て世代増加に伴い、子どもの健やかな発育・成長をサポートする活動にも取り組む。小児生活習慣病予防健診や、整形外科開業医の協力のもと、しゃがみ込みテストなど運動器機能不全のスクリーニングにも注力。
河川に囲まれた地域特性から、同会では災害医療も重視。災害現場でのトリアージ訓練や救護訓練、後方搬送訓練など、区や警察、消防などと連携しながら防災訓練や組織づくりを進めている。
「連携は人間同士のふれあいが大切です。普段から会員医師同士が顔の見える関係を築いていれば、いざというとき、必ず力を発揮してくれると信じています。」
また、今後は在日外国人や児童福祉など地域の社会問題にも医師会として取り組んでいくという。


