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神奈川県

神奈川県医師会

神奈川県医師会会長インタビュー

鈴木 紳一郎会長

(藤沢湘南台病院)

横浜市立大学医学部卒業。外科医師として研鑽を積み、藤沢湘南台病院に入職。現在は同病院の理事長を務める。医師会では、藤沢市医師会で8年間会長を務めた後、相模医師会連合会の会長を2年、神奈川県医師会の副会長を2年務めた。2025年より神奈川県医師会会長に就任。

県民の今と未来に目を向け
医療を「社会の当たり前」として守る

医師会とは、災害医療や夜間・休日診療、予防接種、学校医の活動、行政に向けた医療政策の提言、医療機関同士の連携支援など多方面から地域医療を支える存在だ。しかし、そのほとんどは裏方的な役割であり、医師会の取り組みだと認識して医療サービスを受けている人は少ないかもしれない。「皆さんの目には見えにくい場面でも、医療を『社会の当たり前』として守るための活動に日々取り組んでいます」と神奈川県医師会の鈴木紳一郎会長は語る。中でも同会が重視するのは、正しく信頼できる医療情報の発信だという。毎年開催される県民公開講座は、医学的な立場からの講演と著名人などの体験談を交えた講演を組み合わせ、楽しく学べる場として親しまれている。

一方で、少子高齢化が進み、医療従事者の不足が懸念される今、持続可能な医療供給体制を構築することも同会の大切な使命の一つだと鈴木会長は話す。日本医師会、郡市医師会、行政や地域の関係団体と連携し、誰もが安心して医療を受けられる社会を維持できるよう制度面の働きかけを続けるほか、医療人材育成やキャリア支援にも力を注ぐ。
「都市部と地方部の医療問題を抱える神奈川県は、日本の縮図といっても過言ではありません。私たちが示す解決策は、全国のモデルケースになるでしょう。落ち着きと情熱を兼ね備えた県医師会をつくり、独居高齢者の支援に向けた在宅医療の強化、子育て支援といった郡市医師会の取り組みをバックアップしていきます」

地域の健康を支える活動

末永い地域医療の充実をめざし
医師のキャリアを支援

総合サポート窓口「かなドク」

地域医療を充実させるため医療者の育成やキャリア支援に注力する同会は、医師の総合支援窓口となるウェブサイトを開設。経験を積みたい医師と人手不足の病院をつなぐなど、必要な情報を網羅的に提供する。また将来的な医療人材育成の一環として、子どもやその親世代に医療職の魅力を伝える活動も行う。

多発する災害から県民を守り
地域医療を守る

災害対策

地震や火山、水害など、枚挙にいとまがない自然災害のリスク。万一に備え、県民と医師会員、地域医療を守る体制を構築することを同会は重要な役割と捉える。郡市区医師会のBCPに基づく訓練に加え、JMAT(日本医師会災害医療チーム)への登録と訓練、DMAT(災害派遣医療チーム)との連携などを推進する。

まずは「知ってもらう」ことで
安心を届ける

医師会に関する情報発信

インターネットの時代だからこそ、県民に安心を届けるべく、同会では正確で信頼できる情報の発信を重視。中でも、地域の安全保障の一端を担う医師会について多くの人に知ってもらうため、医療現場のリアルを描いた映画の後援、イベントブース出展、ポスター掲示、ノベルティ配布など工夫を重ねる。

(2025年5月時点の情報です)