- TOP >
- ドクターズ・ファイル特集一覧 >
- 城陽市の医療、子育て情報
城陽市
温暖な気候や豊かな自然に恵まれ、京都からも奈良からも五里(約20km)に位置することから「五里五里(ごりごり)の里」の愛称を持つ。市内を貫く新名神高速道路の開通を控え、新たな物流拠点としても注目される。
市長インタビュー


- 奥田 敏晴
- 市長
1945年城陽市生まれ。大阪市立大学大学院を修了後、学習塾などの運営を経て1999年より京都府議会議員を連続4期務める。2013年には城陽市長に就任し、現在3期目。長く続けている健康法は「起床時に息を吐ききり、新しい空気を胸いっぱい吸い込む」。
のどかなベッドタウンから
活気あふれる「NEW城陽」へ
城陽市の魅力や現在の姿について、市長の印象をお聞かせください。
緑、水、温暖な気候に恵まれ、自然災害が非常に少ない。そんな城陽市には、古くから人々が暮らしていました。市内には久津川古墳群や、奈良街道の宿場町としての形態が残されております。そして、京都と奈良の中間に位置し、複数の鉄道路線が通っていることから、高度成長期には地域でも先駆的にベッドタウン化が進み、市の人口は激増しました。当時転入された方が年齢を重ね、近年では少子高齢化が課題でもありますが、新名神高速道路の開通とともに、まちづくりは新たな時代を迎えています。
子育て支援では、どのような取り組みを行っていますか。
妊娠・出産にはあらゆる不安が生じます。当市では、保健センター内への「すくすく親子サポートカウンター」の開設や、「陣痛タクシーサービス」の協定締結、「こんにちは赤ちゃん事業」など切れ目のない相談・支援体制を整えています。その他、国の交付金を活用した、子ども一人につき10万円を支給する「出産・子育て応援給付金」、さらには待機児童の解消のための事業、病児・病後児保育なども実施。多岐にわたる子育て支援について情報発信し、同時に多様化するニーズをキャッチし、支援内容を充実すべく、「子育て支援サイト」や「子育て支援アプリ」を導入予定です。
市内には複数の大きな公園があり、休日には親子で伸び伸びと過ごせますが、自宅の近くに働く場所があることも、子育て世代の暮らしやすさにつながります。新名神の開通後は、市内に大規模商業施設や物流関連施設などが開設され、新たな雇用が創出されますので、子育て環境の向上の面でも一層の追い風になると期待しています。
飛躍する城陽を
市民とともに盛り上げる
市民の健康づくりや医療環境についてはいかがでしょうか。
市民の高齢化が著しい当市ですので、生活習慣病や認知症の予防・改善に向け、高齢者の健康増進や生きがいづくりにも力を入れています。実際、城陽市シルバー人材センターや市内に4カ所ある老人福祉センターでは、業務や活動に取り組む中で、生き生きと過ごす高齢者の姿があります。
また、「城陽市健康づくり推進協議会」を設置し、市内の医師会・歯科医師会・薬剤師会と協力。日頃から連携を図っており、新型コロナウイルス感染症への対応についても多大なご協力をいただきました。コンパクトな規模の自治体だからこそ「顔の見えるつながり」を引き続き大事にして、市民の健康や生命を守っていきたいです。
市民の皆さんや移住を考える方に向けて、メッセージをお願いします。
当市は今後、のどかな住宅・農業都市から、人や物、情報が集まる新時代の「ハブ都市」へと大きく変貌していきますし、まちづくり自体もそれに併せて転換期に入っています。人の温かさや安全な生活環境といったこれまでの良さは大事にしながら、飛躍する新たな城陽「NEW城陽」の主役である市民の皆さんと一緒に、活気に満ちた当市の未来を築いていきたいと思います。
(2023年8月時点の情報です)