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伊丹市
兵庫県南東部に位置し、大阪や神戸にもほど近い伊丹市。大都市でありながら、自然や歴史と文化の薫りあふれるまち並みにも恵まれ、文化施設や公園も豊富。子育て支援の充実と治安の良さで子育て世代からの人気を誇る。
市長インタビュー


- 藤原 保幸
- 市長
1954年伊丹市生まれ。東京大学卒業後、建設省(現・国土交通省)に入省。兵庫県住宅建設課長として阪神淡路大震災の復興を担当。2002年伊丹市助役。2005年に初当選し「まちづくりは人づくりから」との政治信条のもと、「ふるさと伊丹」の発展へ全力を傾注している。
人の絆をまちの輝きとして
未来へつながるまちづくりを推進
市長が考える、伊丹市の魅力を聞かせてください。
伊丹市は大阪・神戸が近いだけでなく関西の空の玄関口である伊丹空港を有しており、非常に利便性の高い都市の一つです。同時に、公園がたくさんあって緑が多く、まちのあちこちには豊かな文化も息づいています。また、年間を通して各所で大小さまざまなイベントも開催されており、大人から子どもまで市民の皆さんの笑顔でにぎわっています。特別ではないかもしれないけれど、暮らすのに「ちょうどいい」がたくさんあるのが伊丹市の大きな魅力だと考えています。
子育て施策や安全・安心への取り組みに注力されていますね。
少子化が進む現代で、子どもたちは未来を担う大切な宝物です。すべての子どもは可能性の塊ですから、どの子もみんなすくすく育ってほしい。そこで、令和5年より医療費や第2子保育料の無償化を所得制限なく実施すると同時に、「児童くらぶ」における夏休み期間の昼食提供など、働く保護者のサポートにも取り組んでいます。また、子どもの健全な育成と保護者の経済的負担の軽減を図るため令和6年4月からは中学校の給食費を無償化します。
安全・安心のまちづくりを
市政運営の一丁目一番地に
令和8年度には統合新病院の開院が予定されているそうですね。
これまで、伊丹市がある阪神北医療圏域では、高度急性期医療、回復期医療を担う医療施設の不足が大きな課題となっていました。そのため、いざというときには隣接する阪神南圏域や神戸市、大阪市へと医療を求めて出て行かなくてはなりませんでした。高齢化が進む中、医療需要が増加することには間違いはなく、近隣地域との連携や救急医療体制を強化することが急務です。そこで、多くの方々の力をお借りしながら、市立伊丹病院と近畿中央病院を統合再編し、高度急性期医療が提供可能な基幹病院の開院を推し進めてきました。新病院がオープンすれば、住み慣れた地域で必要な医療を受けることができるようになり、市民の皆さんには大きな安心を感じていただけるのではないかと思います。また新病院では、巨大地震に際して安全性を確保するために基礎免震構造を採用し、大規模災害時の拠点となる病院をめざします。すでに整備工事には着手しており、令和8年度の開院を予定しています。
最後に、今後の伊丹市の展望を聞かせてください。
私が市長になって以来、市民の皆さんには「安全・安心のまちづくり」を市政運営の一丁目一番地とすることをお約束しています。昔は、自分の生まれた土地で暮らし続けることが当たり前だったように思いますが、今は人がまちを選ぶことができる時代。だからこそ、住む人にとって魅力的なまちづくりを進めていきたいと考えています。子育て世代はもちろんですが、それだけでなくすべての世代が支え合って、笑い合えるようなまちが理想です。「住みたい、住み続けたい」「伊丹を選んで良かった」と思っていただけるよう、これからも全力で取り組んでまいります。
(2024年2月時点の情報です)