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印旛地域
医師会 活動レポート
地域のクリニックや病院の先生たちで構成される医師会・歯科医師会。 休日診療や保育園・学校での園医・校医活動など、地域医療の重要な役割を担っています。 わたしたちが住む地域の活動について、地域の会長にお話を伺いました。
印旛市郡医師会


1985年三重大学医学部卒業。三重県立看護短期大学(現・三重県立看護大学)外科学講師、三重大学医学部第2外科助手、藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学)医学部外科学講師などを経て、2002年佐倉市にすげのやクリニック開業。2019年より現職。佐倉市教育委員も務める。
各地域の実情に合わせた医療提供で
7市2町の老若男女の健康をサポート
千葉県北西部の7市2町から構成されている印旛市郡医師会。西は千葉ニュータウンから東は成田国際空港まで、広範囲なエリアの健康を見守っている。そのため「成田市、富里市、酒々井町、栄町」「佐倉市」「四街道市」「八街市」「印西市、白井市」の5つの地区に区分。菅谷義範会長は、「地区の代表者が、年齢層や生活スタイルなど各地区の実情を考慮しながら活動しています」と説明する。
子どもの健康に対する取り組みは、各種予防接種や乳幼児健診など、各地区の小児科医師を中心に行う。小・中学校の学校医は、同会が教育委員会に医師を推薦。健診や検尿にも対応し、健やかな学校生活を後押しする。実は佐倉市の教育委員でもある菅谷会長は、「子どもの健康、安全が一番大切です」と話し、同会と教育委員会をつなぐ役割も果たしている。
地域内に成田国際空港があることから、近隣地域の医師会とともに、航空機事故対策にも取り組む同会。年1回、成田市を担当する同会が中心となり訓練を実施している。「万が一のときには近隣の医師が素早く駆けつけることが何より重要です。多くの会員が積極的に参加しています」と菅谷会長。また、災害時に適切な対応ができるよう、防災委員会を設置して各自治体と連携を図っている。
「地域の皆さんと強いつながりを持つことで、より信頼・安全性の高い医療を提供したいと考えています。そのために今後は情報発信にも注力していきたいですね」