- TOP >
- ドクターズ・ファイル特集一覧 >
- 茨木市の医療、子育て情報
茨木市
良好な交通アクセスと豊かな自然に恵まれる茨木市。多彩な市民活動を通して世代を超えた交流が盛んに行われており、豊富な子育て支援策や教育水準の高さから、子育て世帯にも人気の高いまちだ。
市長インタビュー


- 福岡 洋一
- 市長
1975年茨木市生まれ。大阪大学法学部卒業後、甲南大学法科大学院を修了。大阪市内の法律事務所で弁護士として研鑽を積む傍ら、甲南大学法科大学院の特別講師も務める。2016年4月の茨木市長選挙に初当選。2020年に再選を果たし、現在2期目。
地域社会と人のつながりから
楽しさや喜びが生まれるまち
地元で生まれ育った市長が感じる茨木市の魅力を教えてください。
アクセスの良さと豊かな自然も魅力ですが、茨木の一番の魅力は「人間力」です。人と人の関わりが希薄になったといわれる現代ですが、このまちには地域社会や人々の間に温かい交流があります。まちづくりや子育てにも積極的に参加し、自分たちも楽しみながら自然に他者をサポートする文化も。サークル活動やスポーツ大会、お祭りなども活発に行われ、そういった活動を通して、地域や住民に見守られながら暮らすことができる「住みやすいまち」だと感じています。
令和5年秋には、複合施設「おにクル」のオープンが予定されています。
おにクルは、ホールや図書館、子育て支援、市民活動センター、プラネタリウムなど、多くの機能が入る複合施設です。もとより市民活動が盛んな地域のため、まちの中心となるシンボルとして表現したいという思いも込めて建てられています。
また、子育てに対する安心感も醸成したいと考えています。例えば従来は静かな空間である図書館ですが、おにクルでは各フロアが吹き抜けになっており、乳児健診に訪れた親子の声など、訪れた人たちのざわめきが聞こえてきます。まち中でも子どもたちの元気な声が響くのは当たり前のこと。子育てはまち全体で行っていくものという土壌をつくり、安心して子育てができるまちにしていきたいです。
核家族化が進み、世代を超えた交流が少なくなっている中で、多くの人がお互いを認め、自然に受け入れられる環境をつくることが大切だと感じています。今後も市民の皆さんと対話しながら、おにクルから始まる新たなにぎわいと交流をつくり上げていきたいです。
超高齢社会への対策として
さらなる医療体制の充実を
医療体制についての取り組みをお聞かせください。
これまで、小児救急を含む急性期医療に対応できる病院について、市民の皆さんからたくさんの要望を頂いておりました。そこで今後の医療ニーズの増加を踏まえ、阪急電鉄京都線茨木市駅前に大阪医科薬科大学を事業者候補者とする病院の誘致を令和4年10月に決定しました。現在は、令和11年度の開設をめざして協議が進んでいるところです。
また、高齢化を鑑みると、切れ目のない医療体制を構築するためには、診療所と病院の連携も欠かせません。しかし、地域によっては診療所の数が少ないところもあるという現実もあります。市民の皆さんの健康を支えるためにも、三師会とより一層の連携を深め、必要な人に必要な医療が届く医療体制の構築に努めたいと思います。
最後に、市民の皆さんや読者に向けてメッセージをお願いします。
寂しいとき、困ったとき、誰かが自然に手を差し伸べて助け合えるまちは、誰にとっても暮らしやすいまちに違いありません。だからこそ、茨木市が持つ人のぬくもりを大切に、子育てや教育、医療のサポートにしっかりと取り組んでまいります。より良い茨木市の未来に向かって、ともに歩いていきましょう。
(2023年5月時点の情報です)