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平塚市

神奈川県のほぼ中央、茅ヶ崎や江の島へと続く湘南エリアに位置する自然豊かな地域でありながら、工業・農業・漁業・商業がバランス良く発達したまちでもある。「湘南ひらつか七夕まつり」が全国的に有名で、毎年多くの観光客でにぎわう。

「医師会」活動レポート

住民の身近なかかりつけ医であり、地域医療の重要な役割を担う「医師会」。医師会は、日頃どんな活動をしていて、私たちの生活にどのように関わっているのでしょうか。今回は、地域の医師会会長に、力を入れている活動や取り組みについてお話しいただきました。

平塚市医師会

多職種との連携と啓発活動で充実・安心の医療体制システム

七夕まつりで知られ、プロサッカーチームのホームタウンでもある平塚市は、温暖な気候と首都圏へのアクセスの良さで人気の中核都市だ。「この辺りは、われわれ医師会が主体となる一次医療、平塚市民病院や平塚共済病院などの二次医療、そして東海大学医学部付属病院による三次医療と、非常に医療のバランスが取れている住みやすい地域なんですよ」と穏やかな笑顔で語るのは、平塚市医師会の久保田亘会長。
昭和22年創設の同会では、休日・夜間の診療を行うほか、感染症や生活習慣病の防止、母子保健、予防接種などの公衆衛生事業を通じて地域の健康を守っている。また、「子どもの生活習慣病予防対策委員会」を設置し、大人だけでなく子どもたちのより良い生活習慣づくりや肥満解消に取り組むなど、幅広く市民の健康をサポートしている。
30年以内に起こる可能性が高いといわれる大きな震災に対しても、行政と連携しながら対策に注力。
「災害時には休日・夜間急患診療所が災害時地域協力医療機関となり、市内11カ所の臨時救護所と連携しながら救護活動にあたります」
高齢化に向けても行政や福祉との連携は欠かせない。医療機関情報の一元化を進めつつ、「医師一人で頑張るのではなく、医師会を通して組織的に力を発揮できるようなシステムの充実と、より多くの理解と協力を得るために」と、医師や市民への啓発活動にも意欲的だ。

(取材日2017年11月16日)

久保田 亘
会長

(久保田整形外科医院)

Profile

1981年滋賀医科大学医学部卒業。横浜市立大学附属病院、横浜市立市民病院、聖ヨゼフ病院、神奈川県立足柄上病院、平塚共済病院勤務を経て、1989年「久保田整形外科医院」開院。2017年平塚市医師会会長就任、現在に至る。

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