行政との強固な連携体制で、八王子市民の健康を見守ってきた八王子市医師会。鳥羽正浩会長は「行政と医師会は車の両輪。同じスピードで同じ方向を向いて進み、より良い医療を迅速に展開できる地盤を作ってきました」と語る。新型コロナウイルス感染症という未曾有の事態においても、行政・保健所・病院・医師会が連携して乗り越えてきた。現在も医療や介護従事者が集う連携協議会などの活動が活発で、同会もそれに協力している。
日常の学校保健活動でも多職種連携に注力。「例えば養護教諭と校医が意見を出し合って八王子市内で統一された指針を定めるなど、着々と進めてきました」と鳥羽会長。さらに小児の予防接種の内容や回数を見直すなど、町全体で子どもたちを見守る仕組みをつくっている。同会の会員が行う乳幼児健診では、こまやかな指導のほか専門的な医療機関への紹介も可能だ。
成人の健康管理では、令和7年より肺がん検診のデジタル化を進め、令和6年に「腎臓まもろう(通称・じんまも)プログラム」が行政との協力のもと、八王子市独自の取り組みとしてスタートした。腎機能障害そのものを発症させないことと、腎機能障害が進んでしまった人の障害の進行を食い止めることを2本柱とした取り組みだ。
「災害対策マニュアルの見直しも含め、この数年間だけでも行政との連携でさまざまなことを実現してきました。今後もオール八王子体制で市民の皆さんの健康を守れるよう尽力します」


