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福岡市

医師会&歯科医師会 活動レポート

地域のクリニックや病院の先生たちで構成される医師会・歯科医師会。 休日診療や保育園・学校での園医・校医活動など、地域医療の重要な役割を担っています。 わたしたちが住む地域の活動について、地域の会長にお話を伺いました。

福岡市医師会

平田泰彦会長 平田泰彦会長
平田 泰彦会長 【平田内科胃腸科クリニック】

九州大学医学部卒業後、同大学医学部第一内科(病態修復内科)入局。米国留学、九州大学医学部附属病院勤務などを経て1992年に平田内科胃腸科クリニックを開院。2020年6月より福岡市医師会会長。行政や県医師会と連携し、地域医療のシステム構築に取り組む。

行政・各機関・多職種と連携し
一つの面として市民の健康を支える

区が連携し、さまざまな役割を担う福岡市医師会。中でも同会が注力するのは「かかりつけ医機能の強化」「急患診療事業」をはじめ、患者が安心して医療を受けることができる地域医療のシステム構築だと平田泰彦会長は話す。
「かかりつけ医制度に関しては医師の高齢化を危惧し、福岡市立急患診療センターの充実に着手。安定した医療提供を見据え、当番制で医師を確保し、患者さんを一拠点に集約することで、地域の開業医が夜も眠らず診療にあたる状態にならぬよう策を講じています」
さらに、地域連携クリティカルパスの運用により、脳血管障害、大腿骨頸部骨折、急性心筋梗塞、慢性腎臓病、糖尿病といった患者の情報を共有することで、効率的かつ適正な医療の提供をめざせる環境を整えた。また、行政、認知症専門の医師、かかりつけ医などが連携し、認知症患者や高齢者への支援体制も構築してきた。
そして、共働きや核家族の増加に伴いライフスタイルも変化している今、「地域がいわゆる祖父母の役目を担うべき時代になりました」との言葉どおり、産前産後の母子の健康サポートや市内の30歳の女性を対象に妊娠・出産の知識を高める「プレコンセプションケア」事業にも注力。行政とも協力しながら一つの大きな面として子育て世代や市民の健康を支える。 「病児保育事業の広域化や在宅事業もより活発化させ、今後も市民の皆さんが安心して暮らせる環境構築に努めてまいります」

(2023年6月時点の情報です)

福岡市歯科医師会

飯田康雄副会長 飯田康雄副会長
飯田 康雄副会長 【飯田デンタルオフィス】

1982年東京医科歯科大学歯学部卒業。1988年九州大学大学院修了後、同大学口腔外科第一講座、和白病院勤務を経て、2006年に飯田デンタルオフィスを開院。安心、安全を第一に考え、地域の健康を支えている。福岡市歯科医師会理事を務め、2021年副会長に就任。

人生100年という概念を持ち
健康寿命延伸に向けた予防を推進

行政と協力し、各ライフステージに対応した歯科健診事業を実施している福岡市歯科医師会。市民の口腔ケアへの意識の向上を実感する一方で、本来のかかりつけ医の役割を多くの人に伝えたいと同会の飯田康雄副会長は話す。
「歯が痛くなったら歯科医院に行く概念がまだ根強いですが、そうなる前から歯の健康を守るのがかかりつけ医のあるべき姿です」
同会は「妊産婦歯科健診」「保健所歯科健診」「学校歯科健診」、18歳から20歳の市民を対象とした「デンタルチェック18~20」、35・40・50・60・70歳の市民には「歯科節目健診」など各年代への歯科健診を実施。そんな中、政府の「こども家庭庁」設置に伴い、日本歯科医師会が提出した妊産婦歯科健診制度の法制化や大学生らへの歯科健診制度の創設などを求める動きにも期待を高めているという。
また、行政と連携し、市民参加型の啓発イベントも実施している同会。令和4年より高齢者部門に新・成人部門も加わった「健口(けんこう)コンクール」や「歯と口の健康週間」では歯科相談や職業体験、口腔ケア実践教室など体験型啓発活動を継続するほか、SNSを利用した情報発信も積極的に行っている。
今後は「人生100年という概念で、市民がいつまでもご自身の歯で食べていけるための取り組みを強化してまいります」と力を込める飯田副会長。小児から正しい口腔ケアを育み、切れ目のない予防環境の拡充をめざす。

(2023年6月時点の情報です)
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