全国的に人口の減少が進む中で、藤沢市は令和3年に総人口が44万人を突破し、その後も増加傾向にある。同市を医療面で支えるのは、341の医療機関と652人の会員が所属する藤沢市医師会だ。石原宏尚会長は「人口の増加によって医療ニーズが高まっており、市内で開業する医師も増えています」と話す。
都内へのアクセスが良く、自然も豊かな藤沢市では、特に子育て世代の転入が目立つ。その中で浮かび上がってきたのは、小児科の医師不足という問題だった。
「日本全体が少子化傾向にありますから、小児科の医師も減っています。当会には66名おりますが、他の医師会と比べて、まだ恵まれているほうだという意見も。小児科の医師の確保は今後の大きな課題の一つです」と石原会長は力を込める。
小児科の医師不足に対応するため、藤沢市では同会と市民病院が連携して、小児救急医療の24時間診療体制を構築。「切れ目のない医療」の実現をめざしている。
また、ウェブ会議サービスやチャットツールなどを使用したDX化による医療機関同士の情報共有にも積極的に取り組む。
「当会は専門性の高い医師がそろっており、各分野の役割分担がしっかりとできているのが特徴です。大切なのは、いかに専門家に患者さんをつないでいくかということ。市民の皆さんには、ぜひ窓口となるかかりつけ医を見つけていただきたいですね」


