江戸時代に宿場町として栄え、明治以降は郡役所が置かれるなど、多摩地域の中心として歴史的役割を担ってきた府中市。現在は、東京都立多摩総合医療センター、東京都立小児総合医療センター、東京都立神経病院などが市内に所在し、高い医療水準を維持する多摩エリアの医療拠点となっている。そうしたエリアで創設以来50年以上、地域の健康を支えてきたのが府中市医師会だ。「質の高い医療体制を保ち続けるために毎年一つテーマを決めて事業を推進しています」と小林哲也会長は話す。
令和5年度のテーマであった「心不全対策」としてスタートさせた「府中市心不全予防検診」は、これまで75歳が対象だったが、令和8年度より65歳も実施できるように内容を拡充。
他に、地域の学校医を同会の医師が務め、子どもの健やかな成長を見守っている。「単に病気を治療するだけではなく、予防医療に取り組むことで、子どもたちが安心して成長できる地域にしていきたいですね」と小林会長。高齢者人口の増加に伴い必要性が高まる「在宅医療」に関しても、行政や多職種と連携して仕組みづくりを進めていく。
また、府中市保健センター内に開設された休日・夜間診療所は、同会の医師が担当。休日は9時から16時まで(11時半~13時を除く)、夜間は毎日19時半から22時まで診療を受けつけ、市民への途切れない医療の提供をめざしている。
「府中市や近隣地域とも連携を取り、市民の皆さんに安心してかかれる医療を届けるべく尽力していきます」


