子育て世帯を中心に人口の増加が続いている海老名市。市民の医療の中枢を支える海老名市医師会には開業医だけでなく4つの病院が加入しており、地域全体で連携を図っているのが特徴だ。同医師会の山田博之会長は「小児科や産科など、この地域でニーズが高まっている分野と、全世代へ向けた医療をバランス良く充実させていく取り組みが重要です」と話す。海老名市の中でもエリアによって受けられる医療に差異ができる限り出ないよう尽力する。
同医師会が注力する取り組みの一つに、通院が困難な人へのサポートがある。同医師会も運営に携わる海老名市医療センターに「えびな在宅医療相談室」を開設。患者自身からの相談はもちろん、患者の家族や医療・介護関係者からの在宅医療や介護に関する相談にも、事前予約制で対応している。
急な症状に備えては、同センター内に夜間・休日の急患に対応する海老名市医師会急患診療所を設置。加えて、認知症などをテーマにした市民講演会を定期的に開催し、歯科医師会が行う高齢者向けのオーラルフレイル健診とも連携して、フレイル予防や骨粗しょう症対策の強化につなげている。
「私は3歳から海老名市に住んでいます。近年の海老名駅周辺の再開発は目覚ましく、勢いのある地域へと変化していく様子を日々実感しています。街の変化から生まれる多様な医療ニーズに応えられるよう、行政など地域と協力して海老名市の医療の体制づくりに力を入れていきます」


