明治22年に創設された麹町区医師会の流れをくむ長い歴史を持つのが、「千代田区医師会」だ。皇居を中心に、ビジネス街や商業地区、中央官庁、学校や住宅などが混在する、多様な顔を持つ地域を担当している。
「千代田区の人口は7万人弱ですが、日中には約100万人が生活しています。これらすべての方々の健康と安全を守っていくのが使命です」と矢島俊巳会長は話す。
同医師会が力を入れているのが「かかりつけ医紹介制度」である。他地域から転入したものの、体調が優れないときに受診したり、普段から健康相談をしたりする「かかりつけ医」を持たない場合、同医師会や保健所に相談すれば、協力医師の中から適切な「かかりつけ医」を紹介。対象は千代田区民に加え、区内に勤めている人や通学している人も含まれる。
また企業からの健康面の相談にも対応。特に小企業などから声がかかることが多いそう。また、区内には学校が多くあることから、子どもたちの健康維持のサポートにも注力。学校医や園医の派遣といった学校保健事業のほか、定期接種や任意接種のワクチン、HPVワクチンの接種などを推進。肺炎球菌や帯状疱疹のワクチンなど、高齢者の予防接種にも多くの会員が協力している。さらに、AED講習会や区民健康教室、子ども向け防災イベントなど、独自の企画にも力を入れている。
「特に、かかりつけ医を探しているときには、遠慮なく当医師会までお問い合わせいただきたいと思います」


