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文京区

文京区歯科医師会

文京区歯科医師会会長インタビュー

谷田部 優会長

(千駄木あおば歯科)

1983年東京医科歯科大学歯学部卒業。専門とする入れ歯治療を中心に同大学で約20年にわたって研究・指導を続け、2002年に千駄木あおば歯科を開業。入れ歯についての専門書の出版や雑誌への寄稿も多数。2024年より文京区歯科医師会会長を務める。

妊娠中から始める口腔ケアにも注力
めざすのは、生涯を通じた「健口」

数々の寺や神社をはじめ、歴史的な景観と下町情緒が残る文京区。東京大学や東京科学大学、順天堂大学、日本医科大学など多くの大学があることでも知られ、これら4つの大学病院と都立駒込病院があることから、高度な歯科医療を受けられる環境が整っている。

文京区歯科医師会はこうした高次医療機関との連携に力を入れており、谷田部優会長は「大学病院で治療を終えた方をクリニックで受け入れられるよう密に連携を取り合っていますし、地域医療を担う私たちとしても依頼先が多くあるため助かっています」と語る。

各種検診を通じて区民の「生涯を通じた口腔の健康づくり」を支えている同会。20歳から70歳までの5歳ごとに受けられる歯周疾患検診のほか、妊娠期からの口腔ケアの重要性にも着目。妊婦歯周疾患検診や、母子の口の健康の大切さについて伝える母親学級にも力を注ぐ。

高齢化が進む中で、70歳以降は76歳と81歳の区民を対象に、歯周疾患検診と併せてオーラルフレイルの予防を目的とした口腔機能のチェックを実施。通院が困難な患者に関しては歯科医師が自宅を訪問し、歯科検診や相談を行うなど切れ目ないケアを提供し続けている。
「私は開業当時から『丈夫な歯は、健康づくりの第一歩』という言葉を大切にしてきました。特に歯周病は、糖尿病や心臓病、認知症、早産など多くの疾患と深く関わっていますので、区の検診を受診して早期発見・早期治療に努めていただくことをお勧めします」

地域の健康を支える活動

障害のある子どもから大人まで
安心して相談・受診できる

障害者歯科診療

毎週土曜、文京シビックセンター内の保健サービスセンター歯科室で、区内の障害者の診療や予防相談・指導を実施。小石川歯科医師会からも歯科医師が派遣されている。歯科医師にとっては障害者の歯科治療を学ぶ機会でもあり、地域歯科医療の底上げになっている。診療は予約制。
【問】文京区健康推進課03-5803-1229

有事を想定した訓練を重ね
区民の命と安全を守る

災害時医療への取り組み

震度5強の地震が起きた場合、区内33ヵ所に緊急医療救護所が開設され、同会も担当の小中学校などに自動参集する。年に数回行われるトリアージ訓練では実際に担当の救護所へ向かい、災害時を想定したデモンストレーションを重ねるなど、いつ起こるかわからない「いざ」に向けて備えを進めている。

区民を対象としたイベントで
健康増進と活動への理解を促進

文京区健康フェスティバル

文京区薬剤師会や文京区医師会とともに、毎年10月に開催される区内のイベントに出展。口腔内健診や歯の相談会を行うことで、区民の口腔の環境に対する意識向上や歯科医師会の活動の発信に取り組んでいる。2025年度は歯と口の健康に関するPRキャラクターも登場。多くの人が会場を訪れた。

最終更新日:2026/02/12