数々の寺や神社をはじめ、歴史的な景観と下町情緒が残る文京区。東京大学や東京科学大学、順天堂大学、日本医科大学など多くの大学があることでも知られ、これら4つの大学病院と都立駒込病院があることから、高度な歯科医療を受けられる環境が整っている。
文京区歯科医師会はこうした高次医療機関との連携に力を入れており、谷田部優会長は「大学病院で治療を終えた方をクリニックで受け入れられるよう密に連携を取り合っていますし、地域医療を担う私たちとしても依頼先が多くあるため助かっています」と語る。
各種検診を通じて区民の「生涯を通じた口腔の健康づくり」を支えている同会。20歳から70歳までの5歳ごとに受けられる歯周疾患検診のほか、妊娠期からの口腔ケアの重要性にも着目。妊婦歯周疾患検診や、母子の口の健康の大切さについて伝える母親学級にも力を注ぐ。
高齢化が進む中で、70歳以降は76歳と81歳の区民を対象に、歯周疾患検診と併せてオーラルフレイルの予防を目的とした口腔機能のチェックを実施。通院が困難な患者に関しては歯科医師が自宅を訪問し、歯科検診や相談を行うなど切れ目ないケアを提供し続けている。
「私は開業当時から『丈夫な歯は、健康づくりの第一歩』という言葉を大切にしてきました。特に歯周病は、糖尿病や心臓病、認知症、早産など多くの疾患と深く関わっていますので、区の検診を受診して早期発見・早期治療に努めていただくことをお勧めします」


