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厚木市/愛川町/清川村

厚木医師会

厚木医師会会長インタビュー

高野 秀雄会長

(高野クリニック)

1995年東海大学医学部卒業後、同大学医学部腎内分泌代謝内科学教室入局。東海大学医学部付属病院、東名厚木病院、小澤病院などで勤務し、2005年に高野クリニックを開院。能登半島地震ではJMATの一員として現地で活動した。2025年6月に厚木医師会会長に就任。

子育て世帯への多様な医療支援に加え
高齢化や災害時も安心の地域連携を強化

120年以上の歴史を持ち、現在は厚木市、愛川町、清川村の地域医療の要となっている厚木医師会。子育て世帯も流入する地域で、同医師会運営の休日夜間急患診療所には内科に加え小児科の医師も在籍するなど、住民の健康サポートに手厚い。

全世代の住民に対応する医療の中でも、高齢化や災害時の対応は喫緊の課題。高野秀雄会長は「患者さんをトータルにケアする在宅医療や、医療資源が大幅に不足する被災地などでは、医師同士や、薬剤師、歯科医師、介護職も含めた多職種の密接な協力が必要です」と話す。同医師会には年8回行う例会など協力体制を築きやすい基盤がある。
「さらに現在は訪問診療での24時間の緊急対応を複数の医師が協力して担う体制など、在宅医療の支援強化も検討中です。行政とともに多職種が直接話し合う機会を増やし、DXも活用して連携を図る動きも進めています」

また災害時には、医師は病院で救急医療に従事する急性期チーム、各地域で診療する慢性期チームに分かれ、被災後の医療を継続する体制を整えた。厚木市が災害時の相互援助協定を結ぶ横手市、北杜市の医師会と、被災後の医師の協力体制を構築することも検討中だ。
「当医師会は平時も災害時も、常に皆さんに寄り添う医師の集まりをめざして活動しています。安心してこの地域で暮らしてください」

地域の健康を支える活動

被災後も近くの医療機関で
治療が受けられる体制を構築

災害医療

発災時は同医師会のアプリで会員の安否、勤務先の診療の可否などを確認。医師は急性期チームが厚木市立病院でのトリアージで救急医療を支援し、慢性期チームは近隣の医療機関に集まり、診察可能な医療機関には厚木薬剤師会の協力で薬局に備蓄した医薬品を用いて治療するなど、万一のときも住民に医療が提供できるよう準備している。

「人と人との関係」を重視
多職種による医療・介護連携

在宅医療の地域連携

普段から高齢者の医療と介護に関わる多職種が関係を深める機会を設け、そうした連携を推進する「厚愛地域包括ケア連携センター」も同医師会内に設置。さらに政府による医療・介護分野横断の「全国医療情報プラットフォーム」や、電子カルテ情報共有サービスなど公的な医療DXの活用も視野に入れる。

内科、小児科を中心に診療
隣接する市立病院とも連携

休日夜間急患診療所

休日夜間急患診療所は、コロナ禍でも一般患者と発熱患者の動線を分けて対応。感染症検査のための陰圧室も設置している。平時には内科、小児科の医師が診療を担当し、耳鼻咽喉科も月1〜2回の診療日が設けられている。必要な場合は隣接する厚木市立病院への緊急入院も可能だ。
【問】046-297-5199

最終更新日:2026/05/20

厚木歯科医師会

厚木歯科医師会会長インタビュー

堀 真治会長

(荻野歯科医院)

1989年鹿児島大学歯学部卒業後、厚木市内の歯科医院に勤務し、1990年12月に厚木市下荻野で荻野歯科医院を開業する。「口を通じた健康を、生まれる前からみとりまで」をモットーに、年齢を問わず診療し、訪問歯科診療にも力を入れる。2024年から厚木歯科医師会会長を務める。

各種歯科健診で健康寿命の延伸をめざし
障害者歯科のほか多様なニーズに対応

昭和17年発足の厚木歯科医師会は、厚木市、愛川町、清川村と連携し、各種歯科健診、在宅医療支援、障害者・要介護高齢者歯科への対応、病院内での口腔ケアなど、一般の歯科医院だけでは難しい地域の歯科医療に取り組んできた。

堀真治会長は「小児の2歳半歯科健診では口腔機能発達不全症や乳歯の早期脱落の検査項目を独自に設けました。また、高齢の方にオーラルフレイル健診を行うなど、ライフステージに合わせた健康維持につながる歯科の健診事業に力を入れています」と話す。

同会運営の厚木市歯科保健センターでは祝日・ゴールデンウイーク・盆・年末年始の休日診療や、週2回の障害者の診療、月1回の摂食嚥下発達支援の診療、日曜の要介護者・高齢者の診療など、地域が抱える多様なニーズに対応。
「在宅歯科地域連携室を設け、訪問歯科診療や訪問口腔ケアを担う医療機関の紹介、在宅医療に詳しい歯科衛生士の育成・派遣を行い、地域の皆さんからの歯科相談も受けつけています」

このほか災害時に備え、自治体、医師会、薬剤師会と連携して対応を図る。有事の際には、身元不明の遺体を鑑別する警察歯科への協力も。

さらに、地域への啓発活動として公立図書館に歯科口腔に関連した書籍を毎年寄贈。「歯と口の健康週間」では子どもの歯科医師模擬体験や、専門学校生の協力によるブラッシング指導、図書館職員による紙芝居も行っている。
「口腔の健康を通じた未病の改善や健康寿命の延伸をめざし、今後も積極的に取り組んでまいります」

地域の健康を支える活動

オーラルフレイルや口腔がんの
早期発見で健康寿命延伸を図る

健診・検診事業

同会の働きかけで厚木市独自の2歳半歯科健診が歯科医院での個別対応に移行。より詳細な検査が可能になった。また高齢者のオーラルフレイル健診を厚木市、愛川町、清川村で行い、口腔機能低下の早期発見と対処に努め、健康寿命の延伸を図っている。口腔がん検診も同市町村で40歳以上を対象に実施する。

病院入院患者の合併症予防や
早期回復を支援

病院と連携した口腔ケア

厚木市立病院の入院患者に対する口腔ケアを同会が協力して強化し、誤嚥性肺炎などの予防や入院期間の短縮を図っている。さらに、全身麻酔を伴う手術前の患者に口腔ケアを行う周術期連携を市立病院含む厚木愛甲地区の4病院で実施し、術中・術後の合併症やトラブルの軽減に努めている。

障害者、要介護高齢者をはじめ
誰もが歯科医療を受けやすく

厚木市歯科保健センター

一般の歯科医院では対応困難と思われる障害児・者を火曜および木曜に診療し、必要に応じて静脈内鎮静法での治療も可能。摂食障害・嚥下障害の子どもには発達段階に合わせた機能訓練も行っている。日曜の要介護者や高齢者の診療では、介護タクシーなどでの送迎も手配する。
【問】046-224-6081

最終更新日:2026/08/19